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リターンの高い投資法①(債券)

一般的に債券はリスクが低い投資と思われていますが、中にはハイリターンな債券もあります。
日本国債よりも金利の高い債券で
よく知られているものには外国債券があります。
日本では金利がほぼ0%と低いですが、アメリカやオーストラリアでは金利が1%ほどあります。
なので、アメリカやオーストラリアが発行している外国債券は日本国債よりもリターンが高くなります。
とは言っても金利1%では物足りないという人もいるでしょう。
その場合は新興国の債券が合っているかもしれません。
新興国は成長性が高く、また先進国に比べると治安が安定しておらず、経済基盤も不安定なことからリスクが高くなるので金利も高くなります。
ハイリスク・ハイリターンですね。

例えば、ブラジルのレアル建て債券やトルコのリラ建て債券であれば金利が5〜7%の商品もあります。
ただ、円建てではなく、外貨建てとなるので為替リスクには注意が必要です。

もし、「高い金利は欲しいけれど為替リスクを回避したい」という場合は、
EB債(仕組債)も選択肢の一つになるかもしれません。
この債券は5%以上の高い利回りが望めるハイリターンな商品です。
仕組みとしては、特定の株式銘柄が指定されます。その株式銘柄の将来の株価によって満期になる前に早く償還されることもあれば、満期の際に手元に返ってくるのが元本の現金ではなく、株式になることもある商品です。

例えば、EB債の契約時の指定銘柄の株価を100%とします。

①指定の株式銘柄の価格が上昇して105%を超えた時には早期償還され、
②価格が下落して60%を下回り、満期までに100%を上回らなければ株式で償還される。
また、
株価が80〜100%の間は5%の高い利回りを得られますが、
80%未満になると0.1%の低い利回りしか得られない。

というような条件が設定されています。

このEB債の注意点として、対象株式の価格水準についてしっかり確認しておきましょう。
対象となる株式銘柄が安値圏にあれば、損をする確率は低くなりますが、株価が高値圏にある場合は
株価の下落により、思っていた利益を得られない可能性があります。

このEB債は、債券ではありますが
株式投資についても勉強された上での購入をお勧めします。

リスクとリターンは比例しますので、
債券だから安心』と勘違いされないよう気をつけてください。

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