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映画のような降格〜尾亦弘友希監督と考える習志野シティFCの2023年〜 #2 前編
はじめに
本投稿は、サポーターによるインタビューと自己の体験また感想に基づき構成されています。
また、選手・監督の発言は一言一句違わずに記録していないことをご了承ください。
本投稿に対する意見・批判等を習志野シティFCへ問い合わせることは絶対におやめください。
お問い合わせは Xアカウント : @fnstillrunning までお願いします。(誤字脱字指摘歓迎)
はじめに。
これは、習志野シティFCの降格という結果以上に感動と充実を与えた、まさに「ひとつの作品」のような2023年シーズンを尾亦弘友希監督へのインタビューを交えながら振り返り考察する記録記事である。
プロローグから1ヶ月が経ってしまい、更新が遅れ大変申し訳ない。
まず初めに、今年1年間を苦しい中で戦い抜いた習志野シティFCの選手たち、そしてなにより同じく戦い抜いた上にインタビューを快く引き受けてくださった尾亦監督に心から感謝申し上げます。
会話の中でメモを記したため、言葉の一言一句違わずに記録しているものではないことを先に記しておく。
今季就任2年目の尾亦監督。
苦しい中で戦い抜いた彼の考えを解いていく。
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#1 今季を終えての感想
尾亦監督。まずは今季1年間お疲れ様でした。
様々な感情が渦巻くシーズンでした。
今季を終えての感想を一言でお願いします。
「自分も選手もシンプルに力不足です」
それはメンタル面ですか?それともプレー面の実力ですか?
「それらは比例しています。
技術や実力に自信があるからこそ、プレーするときにメンタルがついてきます。技術とメンタルのそれらが助け合って、それぞれが上がっていくと思っています。
その自信を持たせるマネージメントをすることが出来ませんでした。
監督自身も選手もその実力が足りていなかったと言えます」
とはいえ、振り返ると良いことが多くあったシーズンだと思っています。
尾亦監督にとって、今シーズン良いと思ったことはありましたか?
「結果には全く満足していませんが、今の自分たちでやれることは全てやれたと思っています。
怪我人は多かったですね!本当に想定外でしたよ!」
(同席してくれたDF#24岡本潤哉とDF#2富田大智を横目に見ながら)
シーズン中の復帰が叶わなかった
昨季は残留出来ましたが、今季はできませんでした。
その差はなんだと思いますか?
「チームとしての実力が足りていませんでしたね。
怪我人が今年は多く出ましたが、出た時の総合力が足りていませんでした。 選手の質を担保されていませんでした。
今季は本当に映画のようなシーズンだったと思います。
サッカーは上手くいかないこともたくさんありますが、これからの習志野シティという長編映画の一部になるような、そんなシーズンだったと思います」
#2 心に残っている試合
今季、1番心に残っている試合を教えてください。
「久々に勝利したホーム最終戦の秋津ですね。
(第11節 v NSC君津 3-1○)
それまでに9連敗してましたから、サポーターもみんな開き直ってましたよね!すごく良い雰囲気でした!
新習志野駅のお祭りに来ていた方が会場にも来ていてとても嬉しかったですね!」
(9/2.3 に行われた新習志野駅前夏まつりにチームは参加している)
富田「試合運営に自分が携わってましたが、監督代行をしていた岡本が得点に喜びすぎてピッチに入ったりして!運営として止めるか悩みましたよ!笑」
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#3 選手に復帰した理由
今季は監督に専念することを話されていましたが、選手に復帰し直接FKも決められました。
復帰された理由とは何ですか?
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「それはもう!DFラインに怪我人が出たからですよ!(骨折した岡本と富田を横目に見ながら)
岡本と富田の2人がいてくれたらなあ!
(骨折した岡本と富田をちゃんと見ながら)
(苦笑いをする岡本と富田)
フロントから復帰要請がまずはあり、その際にとても悩みましたが、選手の補強も現実問題難しいということもあり選手登録することにしました」
それでもゴールを決める実力は本物でしたね
「ブランクが長かったですから、まだまだでしたよ。笑 」
今季の初め。
監督に専念すること、主役は選手であることをとても強く語っていた尾亦監督。
それだけに選手登録することには計り知れない葛藤があったことだろう。
それでも結果を出す。
それがプロの仕事。
その仕事をゴールという形でこなした事は、もはや尊敬に値する。
監督として思う事は多い。
お話を伺いながらもその想いは強く滲む。
前編はここまで。
後編は監督の想いを。
ご精読ありがとうございました。
次の更新もよろしくお願いします。
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