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豆を全力で投げ続けた先に見えた幸せ。

 我が家の豆まきは、庭に向かって「鬼は外、福は内!」と叫びながら豆を投げています。節分の恒例行事ですよね。僕も楽しく豆を投げていました。

 しかし、少し考えが大人になった頃、僕はある疑問が浮かびました。「鬼は外だから豆を投げればいいけど、福は内ってことは豆投げたらダメやん!」この頃の僕は、おバカさんなのかお利口さんなのかは分かりませんが、確かにその通りなんです。何でもかんでも外に投げればいいってもんじゃないんです。
 豆まきは「鬼は外」の時は外に投げて、「福は内」のときはドアを閉めて部屋に豆をまくのが正しい方法だそうです。そうとも知らず、無邪気に外に投げ続けた僕の福は一体どこに行ってしまったのでしょうか。そして、それをみていた両親は、一体どんな思いだったのでしょうか。今思えば何だか恥ずかしいです。


 しかし、投げ終わった後の僕は何とも言えない達成感に浸り、とても幸せでした。やはり何事も気持ちが大事だと言うことです。どれだけ周りと違うこともしていても、自分の気持ちが真っ直ぐであれば、その人にしか見えない幸せを味わうことができるのです。その気持ちを忘れずに、僕はこれから先も全力で投げ続けることを決めた今日この頃です。

2021年2月2日の節分。去年同様今年も大変な一年になりそうですが、全力で豆を投げて皆んなで幸せになりましょう。

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