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【RX 奥田】2021.06.06 第17回Mt.富士ヒルクライム 男子30~34歳

【ご挨拶】
はじめまして、2021年5月からRoppongi Expressに加入した奥田と申します。
6月6日に行われた、Mt.富士ヒルクライムに参加してきました。

【目標】
最低ゴールド(1:05:00切り)以上、1時間00分~03分でゴールが現実的な目標と設定。

【リザルト】
1:03:59 (年代別男子30~34歳 6位)
結果は満足いくものではなかったですが、年代別に入れたのは少しうれしかったです。

【準備】
富士ヒルに出ようと思ったのは、3月位だったと思います。元々ヒルクライムが大嫌いで、振り返ってみると、初めて出場した富士ヒルは2012年に事故のように出たのが最後でその時は2時間20分かかっており、その時からこの大会を忌避していました・・・。

ところが、昨年にふとした決意で高岡さんに弟子入り(この辺はその内、レポートにまとめようと思います)してからFTP(PWR)が急激に伸びたこと、同い年で最も尊敬するヒルクライマーに出会い、かなりヒルクライムが早いとほめられ、富士ヒルに出てみたら?と言われたことから、出場を決めました。

出場を決めてからの練習は
大会3~1ヶ月前まで平日夜に毎日Zwift中心の練習、メニューはSSTとSIを愚直に繰り返し。
土日のどちらかでチームメイトや友人たちと実走
大会1ヶ月前はSIの回数を増やしたくらいでメインはSSTを継続
土日に定点観測でヤビツ峠を高岡さんとアタック
ということで、同じことを愚直に繰り返していました。
去年の11月にはじめてヤビツ峠を登った時は34分かかっていたのが、大会3週前には27分台に載せられそう、というところまで縮めることが出来ました。
体重は2週間前から少しずつ減量、と言っても揚げ物の摂取と食事量減、間食のお菓子を止めただけですが。それでも予想通り、体重と体脂肪はゆるゆると落ちていき、前日には60kg、体脂肪8.4%まで行きました。(自分にはこれ以上の減量は厳しいです・・・。揚げ物もお菓子も大好きなので・・・)

 大会1週間前は月~火はキツイSST、水にトドメのSI、木以降から土まではリカバリーメニューのみで当日を迎えました。

【装備】

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練習から全く変更せず、いつも使っている装備のみ。車重は7.8㎏。
まあ富士ヒルは斜度よりエアロ!と信じて。(お金ない。。。)
パワーメーターが2つなのは、パイオニアがおかしくなってしまっており、しょうがなく借りたAssiomaで計測。

当日は体重が測れなかったが、おそらく60~61kgなので、空気圧は前輪5.2bar、後輪5.4barで調整(下山前には雨で路面がウェットになったので、少し抜いてから下山しました。)
ボトルにはアミノバイタル+パラチノース。レース中はほとんど飲まなかったですが、備えあって憂いなし。

反省点は下山装備でした。ブロテックパーカーと冬用インナー、Bioracerのウインドベストを用意していたのですが、下山までは思ったより待たざるを得なかったため汗もひいてしまい、かつ雨が早まったので、想像以上に冷えてしまい、震えが止まりませんでした。
高岡さんにウインドブレーカーをお借りして事なきを得ましたが、本当に危なかったです。要反省・・・。
当日の下山サポートをしていた仲間の話では、低体温症になりかけて止まっている人もいたらしいので、下山装備は用意しすぎて損なことはないと思いました。

【前日~レースまでの行動】
前日は妻からのアドバイスで朝に豆乳とバナナを摂取して、良睡眠が出来るようにしました。昼に米を多めに摂取、夜はバナナ&プロテインでした。
夜は長く温泉につかり、脚をマッサージ。21時には就寝。
3時30分にアラームが鳴って起床。朝食はレッドブルとパラチノースを入れたヨーグルト、そして安定のバナナ3本。1時間前後のレースなので、こんなもんで十分と思いましたが、読み通り。エネルギー不足にはなりませんでした。
朝風呂に浸かって、腸内活動を活性化させ、最後の軽量化にも無事成功し会場へ。

会場でのアップは、駐車場の坂を使って、10分クルクルWU、20秒 80%⇒20秒 100% ⇒20秒120%の3セット。調整はまあまあ順調と確信。

いざレース会場へ。

【レース展開】
高岡師匠が選抜、チームメイトのTom’s Cyclingの2人が第2ウェーブで出発したのを見届けて、第4ウェーブに並ぶ。
選抜の人たち以外はレースというよりは、タイムアタックに近いので、脚が合う人と登りたかったため、事前にTwitterでゴールドを目指している人たちにコンタクト。
ですが、集合場所が分からず。(その節は失礼しました。)
しょうがないので、自分が出走する第4ウェーブで仕上がってそうな人たちをロックオンして混ぜてもらうことにした。

① 計測開始地点~料金所まで
計測開始地点でラップ押しに手間取ってしまったが、狙い通り、PWR4.5~5倍くらいで踏んでいく人たちにつくことが出来た。同じ考えの人が多そうなので、集団が少し縮まってから、ローテーションの声をかけようと思っていた。
が、急な車線変更や序盤の中切れ、インターバル練習か?と思う上げ下げに苦しむ。
こんな所で消耗している場合じゃない・・・

② 料金所~2合目まで
料金所を過ぎてから、前に出る。平均時速を19kmに下回らないようにだけ注意して脚を回す。
この辺りになってくると集団が小さくなり、ある程度メンバーが固定されてきた。
ローテーションは序盤、みんなも元気なため、積極的に回してくれるが、きれいには回らない・・・。前に出るときに強く踏む、人を抜くときに左から抜く、下がってきたときに急にラインを変える等・・・。

③ 2合目~4合目
この辺りは記憶がなくなっているが、ローテーションする人達が固定されてきていた。そして全然前に出ない人たちがいるのも認識・・・。慣れている方が「ゴールド厳しいからみんな回そう!」と声をかけていたので、「短時間でも良いのでみんな回りましょう!」と自分も声を上げる。
が、結局見るのは同じ人ばかり・・・。3合目を過ぎた時点で、自分自身は余裕を感じていたため、一度強く踏んで集団を更に小さくすることも考えたが、まだまだ長いことや、緩斜面区間は集団の方が早いので無駄足になると考えて待機を選んだ。今思えばこの時点で無駄足になっても目標のためには行くべきだったと思う。

そういえば3合目くらいで、ローテーションを終えた方が下がって行ったあとに、疲れて、ふらついてラインを変えたようで、後ろの人にハスりかけたようだ。それに対して、後ろの人たちが「あぶねーよ!」「ちゃんと走れ!」と言っていたが、モヤモヤ・・・。

④ 4~5合目
緩斜面に先頭で突入、物凄い向かい風で、ローテーションを促すも誰も出てくれない・・・。
悲しいが、前にいる以上踏むしかなくてエアロを意識しながら我慢して踏む。緩斜面からスプリントポイントに入ったところで、ようやく後ろに下がるがここからみんなが踏む・・・。ずっと見なかった人たちも。
この辺が一番ダメージデカかったが、何とかついていく。
4合目半ほど?でTomiくんを発見、彼は確かシルバー(1:15:00切り)を目指していて、自分より10分前くらいに出発したはず。このポイントで抜かすということは、たぶん目標達成ペースだが、垂れ気味にも見えたので、頑張れ!の念を込めて肩を軽くタッチして通りすぎる。

その後、残り1km地点で、周りがゴールド行けるよ!と声が上がったので、そんなギリギリなのか・・・と改めて展開の仕方と実力不足を反省。あとは集団お尻にくっついてゴール。
サイコンを見ると1:03:46。スタートのラップ押しが遅くなったので、4分台かも、と思っていたが、リザルトは1:03:59で何とか3分台。周りの人はスタートがもっと早かったようだ。
積極的に回してくれていた方々にお礼を伝えて、高岡さんに合流し結果報告したところ、一言。

「ヤビツ練習だな」

はい、頑張ります・・・。
後からゴールしたTomiくんも発見。無事にシルバー達成したらしい。「力もらえました!」と言ってもらえたので、念は無事に伝わったようだ。良かった。

終わってから色々と反省点が出てきて、若干イラつきながら、仲間からもらったバナナを貪っていると、出場のきっかけをくれた尊敬する男からメッセージが。
「自分的には悔しいんやろうけど、すごい結果や!出会ったころを思い出せ、圧倒的に早くなってるやん!」
そんなん、一番うれしいわ・・・誰がなんと言おうと、ワイにとっての山の神は君や、ありがとう!

そして、おまけで年代別では6位と判明。残念ながら表彰台は無かったが、Roppongi Expressに入って最初のレース、かつこんな大きな大会で表彰対象に入ったのは素直に嬉しかった。

【反省点】
結局、集団が嫌なら独走すればよいのに、その勇気を出せなかったのが敗因だったと思う。終わってからも出し切った!というより、あーすれば良かった、と愚痴が出るゴールの時点でダメ。目標を達成するのに、他力本願な時点でゲームセット。
来年はそんなの関係なく圧倒するパワーでプラチナ(1時間切り)を目指したい!

家に帰ってから、チートデイとばかりに食いまくっていたが、Zwift見ると、高岡さんがやっていたので、自分も!とリカバリーZwiftで長い一日が終了。

【最後に】
このご時世に開催頂いた主催者の皆様、関係者の皆様には御礼を。難しい判断、様々な意見もあると思いますが、素晴らしい運営だったと思います。ありがとうございました。

高岡師匠も、いつもありがとうございます!また頑張ります!
ローテーション、ご一緒いただいた方も本当にありがとうございました!
車や宿を手配してくれた、仲間の多田くんにも感謝。色々とお願いしたのに、嫌な顔せずに対応してくださり、本当にありがとうございました!

バイクやトレーニングでお世話なっている、RX BikeさんやU2 Bikeさん、それから送り出してくれた、妻にも御礼を。妻にはいつも健康的で美味しいご飯を用意し、汚い汗を散らして練習している自分を許容してくれて、感謝してもしきれません。ありがとうございます。
次戦は今のところ、磐梯山HC2日間の予定です!


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