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学校は唯一〇〇〇が無い世界。


いつもありがとうございます。
1年3組の子どもたちから「モジャモジャ先生」と呼ばれている、学校事務職員のタクトです。
#くせっ毛を完全にイジられてます

学校って面白い場所だなぁと思ってます。

特別な場所だなぁとも思ったりしてます。

どう特別か。

色々な理由でそう思ってるんですが、最近増えた理由がひとつ。

今のこの世の中で生活していたら必ずあるものが存在しない世界だからです。

なんでしょう。



・・・。






・・・。





答えは「スマホ」です。


世界はもちろん日本でも8割近くの普及率を誇り、世の中は、個人がスマホを持っている、人の周りにはスマホがある前提で動いています。

個人用のものを持っているかどうかは別として、小中学生にとってもスマホは身近な・・・というか当たり前に生活の中にあるものとなってます。


そんなどこにでも溶け込んでいるスマホが唯一存在しないのが「学校」です。


しかも、これだけたくさんの人が集まり1日中生活する場所なのに、学校では誰一人“当たり前に”スマホ無しで生活してます。

これって結構面白い世界だなぁと思っていて、スマホから(物理的にも精神的にも)切り離されて生活できる場所って、逆に貴重じゃないですか。

こんな場所、他には無いと思います。


断っておくと、僕はスマホ推奨派?で、それこそ今の子供たちはどんどんスマホの使い方を覚えて活用していけばいいと思ってる方です。


でも、一方で、スマホが無い(スマホに頼れない)ときのスキルも身に付けた方が良いとも思っています。

答えを調べられないときでも、少ない情報の中から答えを導き出す力や、人同士のコミュニケーションで話を進める力。

こんなのは実際社会に出たらスマホがあろうがなかろうが絶対必要になるものなので。


そして、子供たちは、正解を求められる大人と違って、“間違ってもいいから経験すること”の方が遥かに大切なので、スマホが無い中の方が、(スマホに頼るという選択肢がない分)手っ取り早くその経験ができて良いかもしれません。


この(スマホ無し生活)経験は、家庭ではほぼできないと思います。

自分一人がそれをやろうとしても、周りにスマホが溢れてるので。


あと、もう一つ、スマホが無いことの面白さだと思うのが、個人的に、笑顔が増える環境になるんじゃないなかなぁと思うところです。

スマホ首という言葉があるくらい、みんなスマホを見ています。

とゆうかスマホの方向、つまり、下を見ています。

下を見ながら笑顔つくるのって大変なんです。

下を向いたその状態で口角を上げようと思ったら、重力に逆らわないといけないので。


でも、スマホが無ければ、人や周りを見るので、まず顔が上がります。

顔が上がると、下向きに比べて、口角を上げるときに重力に逆らわなくてよくなって、笑顔になりやすくなります。

物理的に、笑顔をつくるためのコストが少なくて済む状態になるという話しです。


学校事務職員という、「学校の中で学校を見るけど先生ではない」立場、そして、学校運営や教育環境といった“側”をつくる・考えるという仕事をしていると、学校ってなんだろう?学校生活ってなんだろう?良い教育環境って何?学校ってどんな世界だ?とそんなことばかり考えたり思いついたりする脳みそになってきます。


今回は思いついたままに書いてみました。


学校に関わる人もそうでない人も、世の中の多くの子供たちが行っているこの場所について、みんなで考えていけると良いなぁと思ってます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

未来を創るのは今の子どもたち。

明るく楽しい未来のために、明るく楽しい学校を創る。

明るく楽しい学校の未来を拓く人になる、学校事務職員タクト。

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