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忘れられない曲  スピッツ「楓」

書きたい記事の募集題材だった、私の勝負曲ではなく

私の 『忘れられない思い出の曲』

について書きます。


忘れはしないよ  時が流れても 
いたずらなやりとりや
心のトゲさえも 君が笑えばもう
小さく丸くなっていたこと


かわるがわるのぞいた穴から
何を見てたかなあ?
一人きりじゃ叶えられない
夢もあったけれど


さようなら 君の声を 抱いて歩いていく。
ああ僕のままで どこまで届くだろう。


あの梅雨の終わりの季節に 

好きという感情を初めて知ったあの日。


私は小学校低学年から高校まで野球をやっていた。

私には当時、中学校2年から高校3年生まで付き合っていた彼女がいた。


高校3年生になって、突如彼女から別れの言葉が。

大会 一か月前の夜。

もう一度チャンスが欲しくて、会いに行く。

夏の野球大会、4番になり、ホームランを打ったら  また付き合ってほしい。

そう伝え、臨んだ大会。

念願の4番 に立ち。全国放送。その第3打席。    「カキンっ!」

撃った打球は、右中間(センターとライトの間)のほうへ飛んでいく。

高さも十分。 感触もある。

「届け!!!とどいてくれ!」
フェンスへ直撃



甲子園の終わりと共に、

試合の終わりを告げる、

サイレンの音。

それとともに

大切な『トキ』が終わった。

泣いて帰った 駅までの帰り道。

中学校から6年間付き合った

初めて心から好きになった人との

別れの曲。

さようなら 君の声を 抱いて歩いていく。

ただ私にとって、別れとは 

「切ない」「悲しいとか」「後悔」

とかではない。

別れとは、感謝。

気が付かせてくれた、

与えてくれた、

そのたくさんの思い出、

今だから言える ありがとう の想いがつまった
私の大好きな曲

「楓」







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