ED治療を始めて

治療を始める経緯

僕は普段、性行為に対してあまり興味もなく、欲求に対しては適当に生きている。今回、治療を始めた経緯であるが、性行為で興奮しなくなったことである。いざ挿入となると萎えてしまうのだ。そういう状態が何度もあり、相手に対して申し訳ないのがあった。また勃たないのがトラウマ状態となり、悪循環に陥ってしまった。

僕は数年前に仕事上のストレスから酷い抑うつ状態になったことがあり、その時は半年ほど勃たなかった記憶がある。そういったことから、加齢というものも大きいかもしれないが、精神面も大きいと感じている。

この記事を書く経緯

性的なことはデリケートな問題である。多くの人は自分の性のことを公にすることはないと思う。しかしネット上には様々な情報が溢れている。その情報の信憑性については疑わしいものが多く、とかくED治療に関しては治療薬の販売目的で書かれたものがほとんどであり、見ても疑いを持ってしまう。なので、実際の治療の経験として書いて行こうと思う。

初めての診察

まずはED治療を行っているクリニックを探してみた。ネットには診察を行っているクリニックが載っており、近くに治療を行っているところがあった。

デリケートなことなので正直なところ、クリニックには行きにくい。しかしこのままでは何も変わらないし、試してみる価値はあるのではないかと勇気を出して行ってみた。

幸いなことにクリニックには患者はいなく、僕一人だった。窓口で言いにくいが「ED治療は行っていますか？」と治療目的を伝えた。窓口では事務的に対応してくれた。

まずは問診票に記入する。勃起に関すること、現在病気にかかっているかなどの４枚に渡る問診票である。あと、処方される薬に対しての注意が書かれている誓約書みたいなものがあった。

他に患者が誰もいないので、早速診察室に案内される。Dr.も普通に対応してくれるが、主に薬の効果と副作用、注意点など説明がある。

ED治療薬の薬の種類

以下の内容をDr.が説明してくれた。
日本で医師の処方箋が必要なED治療薬は大きく三種類あり、有名なバイアグラ、レビトラ、シアリスである。この三種類は飲用後に効果が出る時間、作用時間など大きく異なる。

バイアグラは1999年に日本で認可された最初のED治療薬である。レビトラはその後、2004年に認可され、バイアグラの即効性、持続性、食事の影響などを改善した薬である。
しかしレビトラはフランスで起きたテロ以降、輸出がほぼ停止している状態で、日本では品薄とのこと。

シアリスは2007年に承認された国内ではもっとも新しい薬である。持続時間が圧倒的に長く、食事の影響も受けない薬だそうだ。

どの治療薬にするか

説明を受けたが三種類の中で良さそうなのは、新しいシアリスなようには思える。しかし価格ということも考えなくてはいけない。ED治療は保険対象外である。つまり10割負担。
これらを踏まえ、コストパフォーマンスを考えなくてはいけない。バイアグラについてはジェネリックが販売されており、全く初めてなので、バイアグラを選択した。

いざ薬局へ

処方箋を貰うと次は薬局であるが、何分こういう薬は受け取りにくいもの。当たり前に需要が少ないのか、薬局でも取り寄せとなってしまった。しかし薬局の対応の印象としては何となく気まずかったのは、僕がそう感じただけだろうか。

初回で感じたこと

ED治療は必要ないと言えば必要ないかもしれない。子供を作るという明確な目的がない限り。先ほどのとおり、精神面が与える影響も大きく、抑うつ状態にある人は効果が少ないこともあると説明を受けた。今でも負荷が大きい精神状態では薬の効果も限定的となるかもしれない。

処方は取りあえず三回分の処方となった。薬代が3600円ほど。クリニックでは3500円であった。ただ次回からは2000円となるとのこと。

コスト的には１錠1200円+処方箋として2000円といったところだろうか。なので、続けたければ一度に多く処方して貰ったほうが良い。

あと、Dr.は良心的な人で、他に診察料が安いところがあれば、そちらで処方して貰ったほうが良いとのことであった。

個人輸入はほぼ100%偽物

ここまで高いとやはり安く手に入れたいという心理が働く。ネットには様々な個人輸入サイトがあるが、いくら良さそうなサイトでも全てデタラメとのことであった。Dr.の話である限り。

効果も判らず、何が入っているかも判らない個人輸入での薬のリスクは購入者の判断といったところだろうか。

ED治療専門のクリニック

ED治療には今回、訪れた一般の内科クリニックのほか、ED治療を専門とするクリニックも数多く存在する。サイトの見た目は派手で少し信憑性に欠けるものの、薬価はかなり割安である。診療費込みの薬価と書かれており、不明瞭な点も大きい。初めてということもあり、一般的な薬価がこれが高いか安いかの判別が出来ないし、信頼性も考えて、一般のクリニックを選択したのも失敗ではなかったかなとも思える。これを踏まえて次回はED治療専門のクリニックを訪れたいと思う。

ここまで初回の診察を書いてみたが、次回は使う機会があれば書こうと思う。