世の中には五種類の人間が存在するのだが…

世の中には五種類の人間が存在する。

第一に、イノベーター、
第二に、アーリーアダプター、
第三に、アーリーマジョリティー、
第四に、レイトマジョリティー、
第五に、ラガード。

以上の五種類である。

それぞれの種類の人間たちには、
それぞれ特有の考え方・価値観が存在している。

この記事では、
その特性を見極めるとともに、
ボクがどの種類の人間なのかを考察していこうと思う。

あなたも、自分がどの種類に属しているのか?
どの層に対してビジネスを行なっていくのか?
そんなことを考えながら、この記事を読み進めてほしい。

それでは、本題に入ろう。

まず、第一種のイノベーター。

彼らを一言で表すなら、
挑戦者、個性派集団、革命家などと言えるだろう。

彼らは、

人がやっていないことに挑戦したい
人とは違う唯一無二の人間でありたい
独創的で個性的な人間でありたい
常に最先端を走っていたい

そんな欲求が強い人間たちである。

故に、彼らは少数派の立ち位置も厭わないし、
むしろ、自ら少数派であろうとする。

そう考えると、まず社会的証明の効果は薄い。

「いま話題沸騰中の」
「大人気アイテム!」
「〇〇万人が愛用中」

といったようなコピーは、
彼らに刺さらないだろう。

一方で、他のイノベーターからの紹介や、
「一日1組限定」などと希少性を強調したコピー、
「まだ誰も知らない」など新規性を強調したコピーは、
彼らに刺さるはずだ。

そして、彼らイノベーターは、
挑戦、創造、個性のためであれば、
喜んで財布を開く人間たちである。

故に、彼らをターゲットとした商品は、
コンセプト次第ではあるが、比較的高単価でも売れるだろう。

続いて第二種、アーリーアダプター。

彼らが好む言葉は、
「社会的尊敬」「地位・名誉」
「他者承認」「リーダー」などである。

彼らは、

周りから認められたい、
社会的に尊敬されたい、
自分について来て欲しい、
モテたい、

そんな欲求が強い人間たちである。

故に、イノベーターとは違い、少数派の立場を嫌う。

常に、周りの人間がついて来てくれるか、
尊敬されるか、といった部分が判断基準となるのである。

そう考えると、イノベーターほどではないが、
彼らにも社会的証明の効果は薄いだろう。

彼らは「遅れていると思われたくない」という思いが強いため、
もし、すでに大人気の商品を購入するとしても、隠れて購入するタイプだ。

一方で、イノベーターが使っている商品や、
「あのハリウッド俳優が愛用中の」といった権威性のあるコピー、
これから広まっていくであろう商品などには弱い傾向にある。

そして、彼らはパイオニアになるために、
自分が採用した商品を積極的に世の中に広めようとする生き物だ。

故に、商品を普及させるためには、
彼らアーリーアダプターを取り込めるかどうかが肝と言われている。

次に、第三種、
アーリーマジョリティー。

彼らを表す言葉は、
「無難」「真ん中」「多数派」
「コンセンサス」(合意)でしょう。

彼らは、

少数派になりたくない
世の中に遅れを取りたくない
先頭を走るのは怖い

そんな欲求を持つ人間たちである。

先頭も嫌だし、最後尾もイヤ。
常にアーリーアダプターの後ろに位置する人間たちのことだ。

故に彼らには、

「SNSで今話題沸騰中の〜」
「数多くのメディアに掲載された」
「〇〇万人に選ばれてます」

といった社会的証明や、

「某人気女優が使っている」
「凄腕経営者がオススメする」

といった権威性のあるコピーが刺さる。

彼らが手を出すのは、
アーリーアダプターが採用し、
世間に広く認められた商品だ。

故に、彼らを取り込むには、
口コミが最も重要である。

彼らは、
口コミが良ければ、購入するし、
口コミが悪ければ、購入しない。
極めてシンプルである。

アーリーマジョリティーに対しては、
いかに口コミを発生されるか?
が肝となるのだ。

そして、第四種、
レイトマジョリティー。

彼らを表す言葉は、
「無難」「心配性」「慎重」などであろう。

彼らは、

失敗したくない
周りと違う行動をしたくない
生活を変化させたくない
間違った買い物をしたくない

といった感情が強い人間たちである。

故に彼らには、アーリーマジョリティー以上に、
社会的証明や権威性、口コミが重要となる。

そして、返金保証やサポートの充実も、
彼らを取り込むためには必要なのだ。

彼らが採用すれば、その商品というのは、
もはや社会の常識、スタイルとなる。

最後に、第五種ラガード。

彼らを表す言葉は、
「伝統」「歴史的」「礼節」などである。

彼らは、

伝統を大切にしたい
歴史あるものを守りたい
新しいものを取り入れたくない

そんな欲求が強い人間たちである。

彼らには、社会的証明や権威性、
口コミの効果はない。というか、広告の効果がない。

彼らが重視するのは、過去である。

故に、彼らを取り入れるには、
膨大な時間を要するだろう。

以上、五種類の人間たちについて解説してきたが、
種類によって価値観や考え方が全く違うことが分かったはずだ。

持っている欲求が異なれば、抱えている不満も異なる。
故に、刺さるコピーも違ってくるし、広告を打つ媒体も違ってくる。

商品を販売する時には、
どの種類の人間たちがターゲットなのか?
を明確にすることが重要なのだ。

今日はここまで。

それでは、また!










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