なぜ、クレジットカードの請求額が多いのか?
今月、クレジットカードの請求額が、
前月よりも3倍多いことに気づいた。
なぜだろう?と少し考えてみたが、
答えはスグに見つかった。
「自我」である。
言い換えるなら、
自尊心、承認欲求、虚栄心とも言えるだろう。
クレジットカードの請求額が多いのは、
この自我のせいなのだ。
どういうことか?
ボクを例に詳しく解説していくとする。
ボクは、「部屋をオシャレにしたい」
という理由から、色々なインテリアを検討した。
安いやつを買うか、高いのを買うか、
かなり迷ったが、
「せっかく買うなら、長持ちする高いヤツにしよう」
と考え、高めのテーブルや、チェア、ラック等を購入した。
この一連の購買活動、
一見理にかなった判断に見えるが、本質はそうじゃない。
まずひとつ。
部屋をオシャレにしたいのはなぜか?
それは、誰かを部屋に上げたときに、
「オシャレだね」と認めてもらいたいからである。
それも出来れば「女性」に。
つまり、「オシャレにしたい」という欲求の根底にあるのは、
気になる女性から「オシャレな人」と認められたいという承認欲求である。
もっと言えば、
「女性からモテたい」
「性的に交わりたい」
というような性的欲求が隠れているのだ。
次に考察したいのが、この言葉。
「せっかく買うなら、長持ちする高いヤツにしよう」
これも一見合理的に見えるが、
完全に後付けである。
自分の中ではすでに高い家具を買うことに決めていた。
が、何か「理由」が欲しかったから、
こんなことを自分に言い聞かせたのだ。
「人は感情でモノを買い、理屈で正当化する」
という有名な言葉があるが、まさにこの通りである。
では、ここでいう感情とは何か?
それは、やはり自我である。
今のボクは彼女もいないし、高給取りでもない。
そのため、少し良いモノを買うことで、自我を高め、
自分に足りないものを合理的に処理しようとした。
つまり、
高級な家具に囲まれた生活を送ることで、
自分も高級な人間であるかのように思いたかったのだ。
ここで一度話を整理すると、今回の購買活動は、
理屈ではなく、「感情」によって行われた。
「他者から承認されたい」
「異性にモテたい」
そんな自我を満たすために、ボクはいくつもの家具を購入したのだ。
少し話はズレるが、
ルイヴィトンという高級ブランドがある。
「ルイヴィトン=お金持ちが持っている」というイメージがあるが、
実は、ルイヴィトンの購買層は、中間所得層が多いと言う。
つまり、「お金持ちに見られたい」
という虚栄心によって、商品を購入している人が多いわけだ。
もっと言うと、
「お金持ちの仲間に入りたい」という帰属欲求と、
低所得層に対する「優越感」も強く影響しているだろう。
人は、綺麗な心でモノを買っているとは限らない。
自我、虚栄心、承認欲求といった、
人には言えないような欲求に突き動かされ、
購買を決定しているのだ。
このことを理解しておくことが、
販売者としても消費者としても、非常に重要である。
以上、行動心理についてでした。
それでは、また。
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