6万円のデスクを買ってしまった・・・

つい先日、引越しを機に、
新しいデスクを購入しようと思い、Amazonを見ていた。

すると、電動昇降式のデスクというものを発見。

「座りすぎは健康に良くない」という話があったのを思い出し、
ボクは電動昇降式のデスクを購入することにした。

だが、そこからが長かった。

どうやら電動昇降式のデスクは人気があるらしく、
扱っているブランドが多すぎるのだ。

どれを選べばいいか分からない・・

そんな状態が続くこと2時間。
どうにかして、3択まで絞れた。

ここで余談。

親切心からか分からないが、
あまりに選択肢の多いHPをよく目にする。

微妙に違うプランが、5,6個並んでいたり、
味の違う商品が10個以上掲載してあったりと。

だが、
人は選択肢がありすぎると選べなくなる。

それどころか、徐々に考えることが
ストレスになり、離脱してしまう。

せっかく興味を持ち、検討段階まで来た
有力な見込み客を逃してしまうのだ。

故に、プランは3つほどに厳選すべきだ。
いわゆる松竹梅の法則というやつ。

それと、「オススメ」や「選ばれてます」というコピーを
追加するだけでも、お客は大分選びやすくなる。

お客様目線というのは、こういうことだろう。


話を戻すと、ボクは3択まで絞れた。

その3つというのは、機能面に大差はない。

どれも電動昇降式で、天板も大きく、口コミも悪くない。
高さや幅、デザイン、組み立てのしやすさもさほど変わらない。

が、明確に違ったのは「値段」である。

商品Aは6万円、
商品Bは4万円、
商品Cは3万円であった。

つまり、機能面・デザイン面での違いはイマイチ分からないが、
価格の違いだけは明白だったというわけだ。

では、最終的にボクは何を選んだのか?

答えは、6万円の商品Aだ。

結局、最後まで機能面やデザイン面での優劣をつけることは
出来なかったが、ボクは何となく商品Aの購入ボタンをクリックしていた。

なぜか?

普通なら一番安いCを選ぶべきなのに、
なぜボクはAを選んだのか?

と少し考えてみた。

結論、商品Aが一番優れた商品だと思ったからである。

つまり、ボクは価格だけを基準に、
商品Aが最も機能性・耐久性に優れた商品だと判断したのだ。

数値的根拠も何一つないのに。

ここから分かるのは、

人は「高価なモノ=良質なモノ」と認識する

ということである。

逆に言うと、
「価格が安い=安っぽい、質が悪い」
という風に認識される恐れがあるのだ。

この原理を踏まえると、
何でもかんでも「値下げ」をすればいい、
というわけではないことが分かる。

特に、中間所得層以上をターゲットにする商品の場合などであろう。

以上、今日は人間の心理について解説してきた。

価格設定だけで、
お客の期待値も、満足度も変わってくるので、
何か商品を売る際、または買う際には意識してみて欲しい。

それでは、また!








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