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〖第1回〗ジェムナイト会議〖議事録〗


【はじめに】

 お初にお目にかかります。
 第1回ジェムナイト会議運営の黄鷽タソウソと申します。
 今回はたくたく大総統のブログを借りて、2022年3月12日に開催された『第1回ジェムナイト会議』の様子を納めたいと思います。


第1回ジェムナイト会議inYOKOHAMA

【参加者&デッキ紹介】

(敬称略/五十音順)

たくたく大総統/先行ワンキル型(主催)
あんびしゃす/後攻ワンキル型
さかきまきお/後攻ワンキル型
Poke007/先行ワンキル型
もっちゃん/後攻ワンキル型
ゆきアイス/先行ワンキル型

今会議は以上6名にて行われました。


【ジェムナイト会議とは――?】

 2010年4月27日から稼働した『DUEL TERMINAL ーヴァイロン降臨!!ー』にてカテゴリー化した「ジェムナイト」。ターミナル世界では正義の集団として描かれるこのカード群は、その実、殺意の集団であった。
 《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》のバーンダメージを利用した先行ワンキル型
 連続融合ギミックを利用し一気に畳みかける後攻ワンキル型
 同じテーマにも関わらず相反する2つのキルパターン。
 では最強の【ジェムナイト】は一体どちらなのか――?
 その疑問に終止符を打つべく開催されたのが、ジェムナイト会議である!

※今回の参加者の使用デッキ分布が驚きの結果に!
環境はジェムナイト1色なのか!?

ジェムナイト会議:参加者使用デッキ集計結果

【ジェムナイト会議】

ジェムナイト会議の様子

 試合はシングル戦スイスドロー形式にて行われました。
 写真は1回戦開始前の様子です。
 緊張と高揚感の中、見事決勝戦に進んだのは――。

 参加者最年少のゆきアイスさん

 後攻ワンキル型の申し子さかきまきおさん

 ↓ 2人のアツい戦いはコチラをチェック ↓

※2戦目は動画の最後にリンクを貼ってます。



【優勝者決定!】

 12分間の蹂躙……激闘を制したのは――

優勝デッキ

 ――参加者最年少、ゆきアイスさんの先行ワンキル型でした!!


 ここからはジェムナイト歴30秒の私が、分かる範囲で今回の優勝デッキを考察していきたいと思います。


【考察】

 まずは改めて今回の優勝デッキを見て行きましょう。

アダマシア軸先行ワンキル型ジェムナイト

 今回優勝した【ジェムナイト】はアダマシアを軸に据えた、先行ワンキル型のジェムナイトです。
 アダマシアの下級モンスターは3種とも3積みされており、EXのラプタイトと合わせて10枚の岩石族供給札があります。また《怒気土器》が2枚採用されている為、アダマシアと合わせてメインデッキ内に初動足り得る札が11枚ある事になります。
 それに加えて、当然ジェムナイトならではの最強カード《ブリリアント・フュージョン》も採用されている為、合計初動札は12枚と、【十二獣】を彷彿とさせる初動数を確保している点が魅力となっています。
 基本展開は動画内でも行ったように、アダマシアの展開力で岩石族を供給して《水晶機巧-ハリファイバー》から特殊召喚した《幻獣機オライオン》を《リンク・スパイダー》に変換し、《ユニオン・キャリアー》の効果で《リンク・スパイダー》に《ブロック・ドラゴン》を装備。そのまま《リンク・スパイダー》を《セキュアー・ガードナー》に変換する事で《ブロック・ドラゴン》を墓地に送れる為、レベル合計が8になるように好きな岩石族をサーチする動きとなります。
 この際の《ブロック・ドラゴン》によって好きなジェムナイトにアクセスできるため、メインウェポンとなる《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》の融合素材を揃えつつ、連続融合の下地を整える感じですかね。
 《コアキメイル・ガーディアン》や《巌帯の美技-ゼノギタム》の存在から、かなりアダマシアに寄せた構築である事が窺えますね。
《コアキメイル・ガーディアン》はアダマシアの効果でデッキトップから捲れた場合や、初手に握れた場合などで優先的に出す事で、相手の誘発を無効化できる為、《ブロック・ドラゴン》や《ジェムナイト・ファントムルーツ》のサーチ効果を安全に通す事ができます。
同様の仕事をするカードとして《墓穴の指名者》と《抹殺の指名者》の2種類の指名者が最大枚数採用されていますね。
 また《灰流うらら》を最大枚数採用せず、2枚だけの点から《増殖するG》を重くみつつも、誘発ケアの総数をデッキ全体で管理している印象を受けます(《コアキメイル・ガーディアン》3枚、《灰流うらら》2枚、《墓穴の指名者》2枚、《抹殺の指名者》1枚で、《増殖するG》に対する回答が8枚用意されている)。
 他方、メインEXともに、ジェムナイトの採用枚数は
《ジェムナイト・ラピス》3枚
《ジェムナイト・ラズリー》2枚
《ジェムナイト・オブシディア》3枚
《ジェムナイト・セラフィ》1枚
《ジェムナイト・ジルコニア》1枚
《ジェムナイトマスター・ダイヤ》2枚
《ジェムナイトレディ・ラピスラズリ》2枚
《ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ》1枚
《ジェムナイト・ファントムルーツ》1枚
 とコンパクトにまとめられています。
 特筆すべきは《ジェムナイト・ラズリー》が2枚である事と《ジェムナイト・ファントムルーツ》が1枚のみの採用である事でしょう。
 《ジェムナイト・ラズリー》はリソース回復として優秀なカードの為、最大枚数採用派閥と、2枚採用派閥に分かれます。ゆきアイスさんは2枚派閥のようですね。これにはどちらも利点があるため、一概にどちらが秀でているというわけではないのですが、今回の会議で先行ワンキルと後攻ワンキル、どちらが強いかを決したように、最大枚数派閥と2枚派閥の争いにも、一つ終止符が打たれたのではないでしょうか。
 《ジェムナイト・ファントムルーツ》が1枚のみの採用というのは驚きですね。《ジェムナイト・ファントムルーツ》はその効果の特性上、同名を融合素材とする事でEXデッキ内にファントムルーツを残しておくことができます。リソースを永遠と回復できる方法として重宝されるのですが、今回はアダマシアと混ぜる事で、主に《コアキメイル・ガーディアン》の存在から《ジェムナイト・ファントムルーツ》に対しての《灰流うらら》を警戒せずに済むという考えで1枚のみの採用なのでしょう。
 アダマシアによって展開を補える分《クロシープ》の採用がないのも面白いですね。


【最後に】

 第1回ジェムナイト会議は如何でしたでしょうか。
 昨今の情勢によって、残念ながら今回参加できなかった方も多数いらっしゃいました。その方達にも、動画や生放送、このブログを通して、少しでも楽しさが届いたら幸いです。
 ジェムナイト会議は第2回も予定しております。今回参加して下さった方はまたのご参加を! 参加できなかった方は次こそは! そして、今このブログを見ているそこのあなた! ジェムナイト会議は幅広い門戸で皆様をお待ちしております。
 続報はこのブログ並びに「たくたく大総統」のyoutubeチャンネルやtwitterにて公開していきますので、まだ登録されていない方いましたら、ぜひ、この機会にチャンネル登録をよろしくお願い致します!
 では、また何処かの機会でお会いしましょう!

追記:ちなみにたくたく大総統は今回のイベント最下位でした。遊戯王って難しいね☆

筆者:黄鷽(ジェムナイト会議運営スタッフ)



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