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【易爺】きょうの日筮



10月3日きょうの日筮 震為雷の三爻

震為雷 六三。震蘇蘇。震行无眚〇位不当也

きょう10月3日の【易爺】の日筮は三変筮法で震の三爻でした。
震蘇々。震行无眚〔セイ〕。
・・しん・そそたり。おそれて、行けば、眚〔セイ・わざわい〕なし。

震とは、震雷【しんらい】・雷様・カミナリ様が鳴り響くこと、
その⚡カミナリが蘇々〔ソソ〕とは???

蘇とは蘇生〔そせい〕の蘇〔そ〕つまり「ひるがえる」こと、

元気なく衰弱していた状態から「ひるがえり」また元気を取り戻すこと・・蘇蘇【ソソ】といいます。
震雷【しんらい】も、
☳の主爻の初爻のときは元気で勢いがありますが、
上爻にもなると勢いなく衰弱します><;
その状態から”徐々に元気をとりもどす”のが蘇蘇【ソソ】です^L^

【易爺】お薦めの『支那文を讀む為の漢字典』(研文出版)には
「死して復【また】生きるを蘇といふ。・・
俗に睡醒【すいせい】を謂いて蘇醒【そせい】といふ」
とあります^L^
・・そういえば梅干しの紫蘇【シゾ】の蘇ですね。

「震〔おそれ〕て行けば眚〔セイ・わざわい〕なし」
恐れ慎んで行けば眚〔セイ・わざわい・人災のこと〕を避けることができる、というのが一般的な訓〔よ〕み方です。

「震行」を「シンコウ」と読むと進行・積極的前進するナンテ読むjこともできそうです、大昔の人たちが雷様も神様と讃え恐れ慎んだ・恐懼【キョウク】して行えば、人災はないでしょう、と解釈するのが善いようです^L^

震䷲の三爻は下卦の☳の終りの上爻であり、二・三・四爻の互卦・艮☶の中爻に当たります。
・・・賢明な皆さんは、艮爲山の「艮は東北の卦なり。万物の初めをなすトコロにして、万物の終りを成〔な〕す所なり」【説卦伝 第五章】を想い出すでしょう^L^
・・・なるほど其れで”東北”地方の人たちはタフで忍耐強いのか【易爺の管見】ナンテ

象伝【しょうでん】の〇位不当也・・位・当たらざればナリは、三爻は元来、陽の位であるが、陰爻なので、位あたらず、
・・・位あたらずして、常に危険に脅かされると謂えども、恐れ戒むときは災いなきをえるのでアールというのが、【易爺】の敬愛する加藤大岳先生の弁である^L^

・・・きょう一日、雷様のように元気を出して明るく生きましょう^L^
というのが、大象伝【だいしょうでん】の
「洊【ふたたび=再び】、雷なるは震。君子もって恐懼修省【きょうく・しゅうせい】す」
でしょう^L^

恐懼・修省【きょうく・しゅせい】が印象に残りますね^L^
・・あとは身近な出来事やニュース、事件などと、この震の六三の辞と象と変【䷶雷火豊】を対照しながら学習してください^L^


#日経COMEMO #NIKKEI

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