【GGST】ソルは強化しかされないって本当?②~シーズン1編~
はいどうも、たくさんです。それでは前回に続き、ソルを中心としたシーズン1の調整内容を振り返っていきたいと思います。
ちなみになんですが、文章量が多くなり前編・中編・後編でもまとまらないことが分かったので前回からタイトルを変更しております。改めて「最初期・シーズン1・シーズン2・シーズン3」の4つに分ける形にさせてください。
混乱させてごめんなさい。では、早速やっていきましょう。
3.シーズン1の調整とソル
(1)Ver1.09(2021年8月26日)
前作の「REV2」から煩雑な操作やシステムを簡略化し、対戦までの敷居をググっと下げるカジュアルな設計で開発された「GGST」。
それは初心者だけでなく、やり込む時間の限られている私のような社畜ゲーマーにとっても非常にありがたい造りでした。
そんなGGSTが2021年の4月に発売されたわけですが、その中でソルはシンプルに「困ったらSボタン」というストロングすぎるスタイルで文句なしの強キャラとして認知されることになります。
前回で解説したように、今思えば動きの幅は狭かったものの、リリース直後で現在ほど習熟していなかったプレイヤー達には十分すぎる性能だったんじゃないでしょうか。
そういったプレイヤーの声が届いたのか、発売から間もなくGGSTのバトルバランスの調整が決定されました。実施は発売から約4ヶ月後の8月26日。
それまではアプリケーションエラーやネットワークエラーといった動作面での修正が入ったりはしていましたが、バトルバランスの調整はVer1.09が初めてです。
新キャラのジャック・オーが追加されると共に行われたこのVer1.09の調整は、このような↓意図の基で実施されたようです。
で実際に調整された内容で印象的だったものをいくつか挙げると、
と、それぞれ初期であまり勝てていなかったキャラの性能向上や、強かった技のマイルド化が図られているのが分かります。ただやはりピンポイントでの調整ということもあって、調整項目が少なかったり対戦内容にあまり影響しない部分の調整に留まったキャラの方が多かった印象です。
しかし、そんなピンポイントな調整が目立つ中、ソルだけはかなりガッツリ調整されました。
ソルの調整内容を少し大ざっぱに要約すると、
こんな感じでしょうか。少し弱体点が目立つように感じます。
まあとはいっても、弱体化された点はどれも対戦していてかなり理不尽を感じる部分ばかりだったので順当な調整だったと思います。また一方で少ないながらも強化された要素によって動きにバリエーションが生まれたのと、前Pの壁バウンドなど据え置かれた性能の技があるのがポイントでしょうか。
しゃがみSの強化によって、遠S一辺倒だったソルが「遠Sを潰す技を潰す」ような動きも可能になり、前HSや前Pなど据え置き性能の技もあったため、理不尽な強さの技が多少は弱体化されたもののまだまだ全然強いキャラだったと言えます。
(2)Ver1.10(2021年10月14日)
少し落ち着きを見せたものの、しゃがみSとぶっきらの強化、まだまだ特定のキャラとのキャラパワーの差が大きかったことなどから、変わらず強キャラとして認知されていたソル。
そして二回目となるバトルバランスの調整が続く10月に実施されました。「楽しさ・面白さを深めるために細かい全体調整を行い、キャラクターの操作や対戦をより楽しくする」という方針によって、下記のようにゲーム全体に大きな変更が加えられました。
全体的にキャラの動きのバリエーションを増やしつつ、操作感を向上させるような調整になっていると思います。特にリバーサル必殺技や投げ抜けの入力は前Verまで割とシビアだったため実戦投入するのが難しかったのですが、Ver1.10での変更によってそれなりに出せるようになった記憶があります。
また、キャラ別の調整ではスタンエッジ等の飛び道具が強化されたり、ミリアが空中攻撃バックダッシュが可能になったり、アクセルのしゃがみKが5Fになったりと、現在でもそのキャラを象徴する技の性能が形作られたバージョンとも言えます。
では「前回の調整でやや弱体化されたソルはどうだったのか?」という話になりますが、Ver1.10後、そこには可能性の獣として新たな存在へと生まれ変わったソルが居るのでした。
まず弱体化された点としては、うさん臭かった前Pの壁バウンドが削除され、リボルバー・ヴォルテックス・ファフニールの基底補正が重くなり、ブリンガーはガード後の状況が悪化し空中版は確反を取られるようにになりました。
ただ、ブリンガーはカウンターヒット時にコンボ可能になり、もちろんこれもけっこう大きいんですが、何よりもそれ以上にリボルバーの使い勝手がめちゃくちゃ向上しました。
まずリボルバーが追加入力方式になり、一段止めという選択肢が増えたことでSやHSカウンターからのコンボの幅が劇的に広がりました。浮かせた相手にBR一段>立ちK>前S~の流れが出来たのはこのVerからです。
また、カウンター演出対応技になったため暴れ潰しのリターンも爆上がりしました。カウンターヒットすれば近S>ダッキャンHSヴォルカがクリーンヒットし、そこからロマンキャンセルが絡めば300ダメージです。
さらに、ガードされても二段目を出すor出さないといった読み合いを強いることが出来、二段目がカウンターヒットすればもちろんフルコンです。おまけに、ガードしていてもリボルバー赤RCCからの崩しがこの頃から導入され始めましたので、なおさら強い技になりました。
その他、画面端からの脱出手段や通常技キャンセルからの移動手段としても使えたバンディットリヴォルヴァー。ほとんど別の技と言っていいくらいに進化したこの技により、ソルは立ち回りや連係、コンボ全てが強化されたと言えます。
他の変更点を見ても、前Pの壁バウンドが無くなった点も空中ガトリングのルートが増えたのでJDを代わりに使えば別に問題無かったり、技の使い勝手自体がそれほど変わらなかったため、多少の弱体要素に変わる力を得た形です。
総合的に見ればソルは強くなったと言って差し支えないと思います。
しかしそんな新たな力を手に入れたソルでしたが、じゃあ「ソルはぶっちぎりの強キャラだったか?」というと、私個人的には意外とそうでもなかったように思います。
なぜかと言うと、しゃがみSの性能や防御係数に調整が入る前の名残雪が健在だったことや、続く11月のアップデートでハッピーケイオスが追加されたからですね。
また、公式のオンライン大会が同年の10月に実施されましたが、決勝戦がイノVSカイになるなど、実際には多くのキャラが幅広く実績を残している環境だったと言えるのではないでしょうか。
そして、このVer1.09~1.10で行われた2回でシーズン1のバトルバランスの調整は終了となります。前述したようにその後11月にケイオスが追加され、年明けの22年1月に梅喧が追加、
さらに3月のアップデートでテスタメントが追加されましたが、GGST全体でのバトルバランスの調整はシーズン2まで持ち越しとなります。
やれることが増えたので、ソルを使っている側は非常に楽しい調整になったVer1.10アップデート。しかし、遠Sの弱体化などからリボルバーに始まる荒らしに近いバクチ行動に頼らざるを得ない面もあり、向けられるヘイトは高いままでしたが安定しにくい側面もあったように思います。
4.シーズン1のソル総評
さて今回はシーズン1の終わりまでを見ていきましたがいかがだったでしょうか。
リリース直後からソルは最強の一角だったと思いますが、シーズン1では若干の火力や弱体調整はあったものの、弱点だったバリエーションの乏しさが解消されるというまさかの調整を施される結果になりました。
しかし、同時にキャラ対策が進んだこと、また純粋な強化となったキャラも多いことなどから、わずかずつではありますがキャラ差は縮まっていったのではないかと思います。
■続く
では続くシーズン2の調整内容についてはまた次回にしたいと思います。実際にソルの調整内容についてはバージョン毎に既に記事を書いているますので、なるべくサクッと進められたらなーと考えてますがどうなることやら。
まああんまり引きずっても良くないので、早めに取り掛かろうと思います。それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。ではまた。
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