自分のために書きました──君のいまがより良くなるように。
こんばんは。昨日は関西圏で大きな地震がありました。まだ余震が続くかもしれませんから、気をつけてお過ごしください。
今日話したいのは、「灯台もと暮らし」で執筆したSUSONOのイベントレポート記事について。
もっとおもしろい話があったじゃん!
この記事を読んで、かつ会場にいた人は、そんなうふうに思うんじゃないかな。それくらい話題に事欠かないトークだった。
それでも今回は「人とはたらくこと」に焦点を当てた。
なぜかというと、ぼく自身が「仲間に思いを率直に伝えることを恐れている」からだ。
ぼくって結構、中途半端なところにいる。編集、ライター、フォトグラファー、その他なんでも。なんでも屋さんだ。
そんな自分が、自分よりも文章や写真、スタイリング、発信の仕方が上手なひとたちに、思うことを伝えるのだから、勇気は不可欠。
自信があるからではなくて、バカにされてもかまわないということだと思うんですよ。
「できるような気がする」という思いで、僕はいろんな仕事に向かっているんだと思います。「もっとうまくできるんじゃないか」って、絶えず思っているような。
お互いのいいところをぶつけ合いながら一緒に山に登って見えるものを探すのが、理想的な仕事のあり方。
糸井さん、佐々木さんの発した言葉の数々は、折に触れて読み返せるよう、自分のために書いた。
さいきん、常々思う。
相手に、正解なんて言えなくていい。どんなに正しいことを伝えるよりも、相手が正解にたどりつけるよう問いや提案を投げかけることのほうが、本質的で、役立てる。
投げかけに対して相手が「いい」と思えたり、それは「違う」と思えたりすることで、自分自身の答えを探っていけるように伴走することが、一緒に山を登るということだ。
君のいまもより良くなるように。
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