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″Summer knit″ BATONER for nariwai exclusive





昨年の夏、とにかく暑くて長かった。


夏自体は嫌いでは無いのだけど、洋服の選択肢が無さすぎてつまんないから
そういう点では大嫌いだ。


どうにか夏らしい気候を楽しみながら
夏のスタイリングを格段に楽しいものになるものが無いかと
昨年の展示会を様々周りながら考えていた。

そんな時に意外?なブランドで、理想的な物に出会った。

それはBATONERだ。





ただよくよく考えてみれば
それもある意味では必然かとも思った。


BATONERの生産現場がある山形は盆地。

夏は想像以上に厳しい暑さが襲いかかる。


過去には『日本一の猛暑日』を保持していたくらいだ。

夏の厳しさは日本屈指と言っても過言ではないだろう。




そんな場所では夏の楽しみ方を考える機会が増えていく。



冷たい肉そばや冷やしラーメン
そして冷やしシャンプーなどなど、、、



思えば独特な夏文化がある場所のようにも感じる。

長年住んでいて、当たり前のような景色だったので
全く気にもとめていなかったが、冷たい肉そば(正直これは年中食ってる)や冷やしラーメンがない事に気が付いてからは『特殊』だったんだと
気付かされた。



そんな中、山形で60年代頃に生まれた
とある文化がある

それは『サマーニット』という文化。


ニット産地である山形。


繁忙期はこれでもかというくらいに、賑わうニットの現場ですが
閑散期はその繁忙期がチャラになるくらいに手が空いてしまう。


文化の存続を考え、生存戦略的に生まれたものが『サマーニット』なんだそうです。


あくまでも推測ですが、ここまで暑い環境下ですし
そういうものが生まれるのも時間の問題だったのかもしれません。


BATONER(バトンを繋ぐ者)は、その文化も受け継ぎ
しっかりとサマーニットの提案を忘れずに行っています。


今回の展示会でも、そのニットが何個かあったのですが

私自身が気に入ってしまったのが、、なんとレディースのみの展開。



少し古いクロシェ編みのような表情感のニットの面構えが気に入り
これのメンズあるかなーと探したら、無い。


あちゃーと落胆したのですが、、、


いや、待てよ、それなら自分好みのものを作るのが良いのでは、、、?



と物欲の化身を召喚。



そうと決まれば、すぐに奥山さんと岩田さんにご相談。


すると『そう、この編みでメンズで作ろうか悩んだんだけど、、、』と


本当は作りたかったんだけど
そもそもラインナップの多い(ニットだけで本当に沢山の品番があるんです)のに品番をむやみに増やしたら
選ぶ側も大変だろうから削っていたみたいなことは結構あったりするらしく

それならば、私欲しいし作りたいとバカなふりをしてお願いをしてみました。(お二人、本当にいつもありがとうございます、、、)



ニットのようで、シャツのようで、少し新鮮味のあるバランス感の
サマーニット。



伝わるかわかりませんが、個人的には春から常夏の季節に向けて着たくなるような良いバランスのものが出来上がったかなと思います。



少々、気が早い気もしますが、どうせ暑くなるし
準備は早くても良いだろうと思い、ご提案をさせていただければと思います!















































和紙55% レーヨン45%の肌離れの良い素材感を使用し
制作された糸を細やかなクロシェ編みのような表情が特徴のニット。

独特の透け感と高い通気性
そして、素材的な肌離れの良さとレーヨンならではの
ややとろみのあるバランス感が絶妙です。


和紙の特性はリネンの特性に近いことは今は広く伝わりつつあるかと思います。
肌離れの良さと同時に、湿気などへの耐性も高く
高温多湿な夏の環境に対しては、これ以上に適しているものはないのでは
というくらいに優れた素材です。

まさに山形(スーパー盆地の湿度マックス)には適正です。


そんな素材感をベースに、どことなくシャツのようなバランス感も感じながら
ニットでもある独自のバランス感のアイテムに素材を落とし込んでいただきました。



















































































































一見するとポロのようなヘンリーのような、、、
ただ通常よりも一個だけボタンホールが多い深さのあるバランス。



袖の仕様もリブテンションではなく、どこかカフスを彷彿とさせるバランス感。
サイドには適度にスリットは入り込み

どこかバンドカラーのロングシャツのような空気感も持ち合わせている気がします。

でも、確かにニットであるという違和感。

絶妙な立ち位置のバランスに仕上がっています。


夏が近づくにつれてインナーサイドはタンクやノースリーブ
女性ならキャミソールなどなどと薄くしていけば
猛暑日でもひんやりと着ていただける。(日焼け対策にもなります)


今時期であればTeeシャツの上から着て
その上からジャケットなどを着てレイヤードを楽しむなんていうのも良いのかなと思います。


動く度に、多数空いた隙間から風が入り込んで
上手に体を冷やしてくれます。

撮影時は、その通気性の高さから寒すぎて大変でしたが
ということは夏は涼しいんだなと改めて体で理解しました。













BATONER
for nariwai exclusive

washi/rayon deep Henry summer Knit

color/ black.navy.emerald

size / 2.3

price ¥28600-(in tax)













夏の選択肢の少なさ。

昨年の夏の長さを考えると、洋服が好きな人からすると死活問題。

暑いからといって、半袖だけだとつまらない。
でも暑いから、、、

そんなタイミングで助けてくれるのが、今回のようなアイテムなのかなと感じています。


もちろん夏だけのタイミングに限らず、今時期からはレイヤードでの楽しみ方も想像以上にあるものかなと。


例えば手持ちのシャツをインナーに入れて、シャツの襟やカフスを出してレイヤーを楽しんだり

着用写真のようにエメラルドカラーなんかはジャケットのインナーに差したりと
スタイリングの楽しさを何倍にもしてくれるような細かな配慮が多々あります。

こんな着方も楽しいなと想像しながら愛用いただけたら何よりです。


この少し表情があり、どことなく違和感がありながらもプレーンさも持ち合わせている編みのバランス感覚。

これ、ほんと素敵ですよ。


参考程度に記載しておきますが、私(178cm 64kg)でsize 3
写真の女性(164cm 50kg)で同様の3番を着ています。

個人的には夏にショーツとの組み合わせも考慮して、
少しゆるめにサイズ選びをするのがいいのかと思います。








size 2


着丈 約68cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約59cm (脇下の直線距離)
肩幅 約48cm(肩から肩の直線)
袖丈 約47cm (脇下から袖まで)


size 3

着丈 約70cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約61cm (脇下の直線距離)
肩幅 約50cm(肩から肩の直線)
袖丈 約49cm (脇下から袖まで)








さて、いかがでしたでしょうか。

こちらの販売スタートは2月23日(金)12:00からnariwaiにて展開をスタート致します。

オンラインストアに関しましては2月24日18:00よりご案内をスタートさせて頂きます。

その際に在庫の関係上、完売等の可能性もございますが予めご了承くださいますようよろしくお願い致します。


また、何かご質問等がございましたらお気軽に店舗、または私やスタッフまでお問い合わせください。


それでは!






nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer


山下 拓郎



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