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ヒマつぶしの作法

【効率的なことは効果的であることが少ない】と思ってバンドをしてきた。その効果を上げるためにやっていることが二つある。『量とヒマつぶしの運用』だ。

一つ目の量というのは『効率よりも行動量』という超当たり前のこと。

「効率効率💦」と小賢しいことをぬかしてしまう状態におちいると、案外成果は上がらないことが多い。

たとえば受験勉強なんかで「朝やると効率が良い!夜は生産性が低い!」などというテクニックがある。
実際そうなのだろうけれど、そんなことをウダウダ言うよりも、とにかく毎日机に向かうやつのほうが合格する。

アホの子のように毎日3時間勉強すればいい。
「いやぁ人間の集中力ってのは90分が限界だからねwww」などと抜かす同級生がいるだろうけど、集中力が切れてもやればいいだけだ。

ほとんどの物事において結果を出したい場合は「質より量」のほうがパワーがあることは歴史が証明しているし、『効率』というのは時に敵になってしまうことがある。

「生産性を高めたい場合は効率を上げるよりも行動量だよん」ということを書いたけれど、もう一つが「ヒマつぶしの運用」だ。

まず手順としていらないことを捨てる。不要なものに手を出さない。

何なら「本当にこれはやる価値あるの?」とタスクそのものを疑うクセをつけておく。いろんな不要なものが己を殺すのだ。

以前は重要だったけれど、無意味になってしまったこともあるので常に疑うほうがいい。
人員が変わると、状況が変わると、大事なことがゴミになることはままある。

この「いらないものを捨てる判断」というのがチームになったりキャリアが続くと難しくなるのが怖いところだ。

今までの常識が自分の目を曇らせることがある。

この「辞め力」がヘタらないために、ふだんから要らないものを買わない。買ったら捨てる。常時、ものが溢れているような空間を作らないことに気を付けている。怖い。モノが。

実際に必要不要を考えず、色々かき集めていくと、重要な局面でも同じようなことになりがちだ。

「ビミョーに不要」ぐらいのものが溢れていると、本当に大切なものが被害をこうむる。

まとめちゃうと「おもくそやりまくりつつ、意味ないことはやらない」という話を書いた。

アホみたいな話に感じるが「あんまりたくさんやってないし、どーでもいいことけっこうしてる」ということってないだろうか。

たぶん手順的にはまず「どうでもいいこと」をやめるアクションから始めるとラクだ。

ヒマになるので必要なことに手をつけるようになる。

「ヒマつぶし」のエネルギーを生産的なことにぶつけていくと意外なところまで届くときがある。

わりと僕はこの文章を投稿する行為をヒマつぶしでやっている。

「意味あんの?」とか「金なんの?」とか聞かれることもあるけれど、じつはけっこう意味あるし金なる。

たまに会う地方の友だちなんかに考え方が伝わっていて、会ってないのに前より仲良くなれたり、「ここで働かせてください‼️」と無職が寄ってきて、稼いでくれたり、そもそも自分の会社で働くメンバーも読んでくれていたりして、細かいことを伝達しなくてよくなったりする。

以前、プロフィールのアイコラ記事がキッカケで『さよなら、バンドアパート』が出版と映画化されたけれど、ヒマつぶしから作った仕事だった。

ヒマをいい感じに作っておけば、また何かしらエキサイティングなことがどうせ起きるんじゃないと思っている。

重要じゃないアプリを消していったん「ヒマやのう」とヒマなライフスタイルになってみると、案外バチが当たらないかもしれない。

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