人事異動、ところ変われば

ジョブ・ローテーション候補者の悩み

今年度もあと半月を切った。行政職員は、担当の仕事が入ってきたとき、年度内に処理するか、着手を次年度まで先送りするか、迷い始める頃だ。異動を覚悟しているジョブ・ローテーション候補者は、特に悩む。下手に着手して途中で移動になると、引き継ぎ書を作らなければならない。逆に残留が決まると、スタートが遅れた分、新年度早々からドタバタすることになる。決断は、個人の性格が顕になりやすい。本人たちは大変だが、傍から見ていて楽しい。「おっ、ついに始めよった。」

人事異動と小学校の席替え

前職(民間企業)では、人事異動に関するあるジンクスがあった。全国に東京、大阪、名古屋、その他の事務所がある会社だった。持ち家を買うと、近々転勤というジンクスだ。実際に新居に1〜2年済んで単身赴任というお父さんがいっぱいいた。3年と言う約束で行ったのに、10年経っても帰ってこれない人もいた。結局、こちらの新居を売り払った人もいた。
そう思うと、公務員の人事異動なんて、小学校の席替えみたいなもんだ。もちろん口には出せないが。

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