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【デュエプレ】ネクラウェーブストライカー ver.2【シーズン最終26位】

ガルザークカップに続き、ドルゲーザカップでもネクラウェーブストライカーを使用し続けた結果、シーズン最終26位を達成することができました。やったね。

第4弾発売直後の構築と比べると色々と変化があった+環境デッキに対する立ち回りが少しずつ固まってきたので、自分の思考の整理も兼ねて、ネクラウェーブストライカーver.2の解説記事を書くことにしました。今回はプレイング部分の解説が多めなので、ちょっと分量が多いです。最後までお付き合い頂けると幸いです。(ちなみにver.1の構築や、ネクラウェーブストライカー自体の基本的な回し方はこちらの記事を参照して頂ければと思います。)

デッキレシピ・コンセプト

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ver.1を握っていた頃と比べて最も大きく変化したのは「白抜きボルバル・5C天門の台頭」です。第4弾環境初期は青緑ブリザードや赤緑速攻、アナカラードルゲーザなども一定数見かけましたが、ドルゲーザカップにおいてはすっかり息を潜めてしまいました。

中でも白抜きボルバルとネクラWSとの相性は最悪です。基本的にネクラWS側は手札のやりくりがかなり難しく、ハンデスに対して弱いからです。その上、ファントムバイツなどの軽量除去によってウェーブストライカー効果の発動を遅延されてしまうと、あっという間に6コストに到達し、このカードによって盤面が崩壊してしまいます。

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従って、ドルゲーザカップ環境のネクラWSは「白緑ブリザードや赤白速攻、リースWSなどの殴るデッキへの有利を維持しながら」「ハンデスや裁などのコントロールデッキへの耐性がある」構築にする必要がありました。そこで、ver.1では大量に採用していた2コスWS獣や天使と悪魔の審判の枠を少し削り、空いた枠にアークデラセルナを採用することで、裁による全滅を防ぎながら殴り切れる構築にしました。

【vs. 白抜きボルバル】

ゴーストタッチやファントムバイツ、アクアポインターでこちらの手札・場のWS獣を除去しながら炎槍と水剣の裁でひっくり返せないリソース差をつけにくるデッキです。基本的にこの対面でのハンデスは、何を引き抜かれてもWS側は辛いため、ボルバル側からすればノーリスクでハンデスできちゃいます。

そこでこのカードの出番です。

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ネクラWSはハンドが枯渇しやすいぶんハンデスでデラセルナを引き抜いて貰いやすく、相手に高いリスクを負わせられる点がとても使いやすいです。ボルバル側でデラセルナを除去できるカードはデーモンハンドとサーファーくらいしかないため、一度着地してしまえば横に並んだ小型WS獣とセットで殴ることでかなり除去に強くビートダウンができます。

また、ボルバル視点では「デラセルナがジャギラに見える」というのも大きな強みです。それだけデラセルナを引き抜かれる確率が高くなります。

このように、デラセルナは白抜きボルバルに対する致命的なメタとして機能するのですが、それ以外にも勝ち筋はあります。デラセルナの着地ルートも含めると、主に4つの筋があると理解しています。

1. デラセルナ+小型WS獣による速攻
2. 3コスWS獣を多面展開して裁を撃たれる前に速攻
3. ジャギラによるハンデス
4. ラメール複数展開による裁の回避

1と2は速攻寄り、3と4はコントロール寄りの立ち回りになっているため、手札に応じて方針を変えないといけないのが非常に難しいです。実は筆者も昨日まで2の勝ち筋を見落としたままプレーしていました。サーファーが裏目になりやすいですが、2の立ち回りはそもそもデラセルナもジャギラも引けなかった場合にするプレイングなので、ある程度諦めるのも大事です。

ハンデス対面では絶対にデラセルナを引きたいですが、デラセルナを引けなくても勝てることはあるので、ボルバルと天門以外にはほぼ腐ってしまう都合上、3枚に枚数を抑えています。本当は代わりに3コスWS獣を増量して打点と裁への耐久力をつけたいのですが、枠がなくて辛いです……トロンボも貴重な手札補充手段ですが、泣く泣く枠を削りました。

最後にボルバル対面で細かく気をつけることを列挙しておきます。

・ガレックをケアするためにアースラよりもラフレシアワームを優先
・ボルバル側で序盤に手打ちできる除去はバイツしかないことを意識
・アースラやラフレシアよりも除去に強いデラセルナから必ず殴り始める
・3コスWS獣が除去されないような殴り方を必ずする


【vs. 5C天門】

バルホルスとザーディアの二大「WS獣絶対焼却するマン」を駆使し、カードパワーで圧をかけてくるデッキです。正直、一番立ち回りが分からないデッキです。天門をケアするために悠長に盤面を整えていると相手も手札を整えてくるし、かといって早めに殴っても相手の手札にブロッカーを呼び込んでしまうので手打ち天門のリスクが増大します。どうしたらいいんでしょう。

一応、現時点で自分が把握している勝ち筋は2つです。

1. ジャギラを引く
2. ザーディアを相手ターン中に出されないように盾を割りに行く

ジャギラさえ引ければ大きく有利に立ち回れるのと、ラフレシアワームのスレイヤーが圧力になるため、ニンジャパンプキンよりも優先して4枚ずつ採用しています。デラセルナを採用したことで緑色の枠を削る余地が出来たのも大きいですね。バルホルスを倒せることから、パワー6000のラインが非常に重要なので、何とかして枠をこじ開けてパンプキンを投入したほうが良いかもしれません。

恐らくこの対面では、相手の手札に何があるかを公開情報から予想することによる勝敗への影響が大きいと思います。

自分はあまり意識できていなかったのですが、序盤の相手のマナ置きはもっとよく見たほうが良いですね。大型ブロッカーを最序盤に埋める場合は手札に複数ブロッカーを抱えているシグナルになりますし、マナの色やエナジーライトを撃てている・撃てていないの情報も相手の手札を逆算することに繋がります。

以下、細かいプレイングで気をつけることです

・パワーライン6000のカードは後から殴る(バルホルスをケアするため)
・ポインターやガレックが入らない構築もあるのでデラセルナの重要度は低め
・審判やラミエルが詰めの場面で刺さるので蔑ろにしないこと
・アースラよりもラフレシアワーム優先、できればどちらも出す


【vs. 各種速攻(赤白速攻・白緑ブリザード・リースWS)】

このあたりはver.1からやるべきことはあまり変わっていないというか、もとよりネクラWSが有利なデッキ群なので、上2つほど新たに書くことはないです。基本的には審判とアースラを軸に盤面をコントロールして、過剰打点を作ってからフィニッシュする流れです。

ただし、これら3種のデッキはいずれもスパークを搭載しているので、これをできるだけケアするために機を見てこまめに盾をつつく必要があり、そのぶん以前よりプレイングが難しくなっています。

また、これらデッキに先攻を取られると厳しいことに変わりはないので、トリガーは7枚採用です。本当は8枚にすべきですが、対リースWSの後手不利を返せる札が審判しか無いこと、赤白速攻のクックポロンを処理できる札が限られていることに鑑みて、審判に枠を譲っています。

ちなみに、デッキに1枚だけキルスティンを採用しているのは速攻対面、とりわけ白緑ブリザードを意識してのことです。ペトローバでパンプされたブリザードやサエポヨを処理する札が無いと怖いのと、アースラを上手く引き込めなかったときの保険として使っています。ただしどのみちスパークを踏むと終わりなので、他の枠に譲ってもいいかもしれません。

以下、細かいプレイングです

・3マナ時にアースラとラフレシアワームを同時に抱えている場合、後者を優先
 (4ターン目に殴り返すことを考えるとブロッカーは後で出したい)
・赤白速攻でアースラを過信しない。ラメールとセットで使うことを意識
・審判の-2000とWS状態解除の-4000でサピエントアークやアースラを処理できることを覚える
・ブリザード相手に安易にメリッサを倒すのは裏目になり得るので注意 (伸びたマナで進化元+ブリザードに繋げられるとテンポを稼がれてしまう)


おわりに

ネクラWSというアーキタイプはビートとしてもコントロールとしても立ち回れるぶん、プレイングが非常に難しいと感じています。1ヶ月強、数百試合の全てをネクラWS一本で戦い続けてきましたが、未だにプレイングの甘さを毎日のように実感しています。

それでも毎日新しい発見があるのは楽しくもあり、これぞカードゲームの醍醐味だなあなどと思いながら日々精進中です。バルホルスカップも良い成績を出せるように頑張りたいですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!(解説記事を書くモチベーションにもなるので、感想等お待ちしてます!)

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