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【重賞】5月19日(日) G1 オークス




G1 オークス


・東京 芝2400m

スタート地点はスタンド前中間点
最初のコーナーまでおよそ350mと序盤のポジション取りは東京芝コースとしてはやや厳しめ。
1~2コーナーはほぼ平坦
3コーナー手前から緩やかな上り坂で、4コーナーにかけて少し下り坂
最後の直線は途中から高低差2.1mの緩やかな上り坂。

最後の直線は約525mと日本で2番目に長い直線


・18日(土)トラックバイアス

・高速馬場
・前が有利で長く良い脚のタイプより切れ味あった方が良い


予想


18日のバイアスから振り返っていく

まずは東京4R 1:34.0
このレースはSペースで600m通過が36.1秒
この時点で前残り確定だが後方付近から上がり最速で来たレッドアトレーヴは強い
当たり前に11.9-11.6-11.3-11.3のラップなら前が捕まるはずない
また未勝利クラスで36秒通過の1:34秒は馬場の状態が相当良いんだろう

続いて東京5R  1:59.2
1000m通過59.9秒
3歳未勝利クラスにしては2:00.0切るのはなかなか速い
百日草特別のアーバンシックでも1:59.4
あちらは綺麗な加速ラップだがこちらは11.9-12.0-11.7-11.7-12.0
総合力が問われたレースで結果は1.2番人気が抜け出しフィニッシュ
3着の8番人気はモーリス×ディープと時計血統でもある
ここでも時計がクラスにしては速い決着だった

続いて東京7R 1:33.3
こちらは600m通過35.1秒で1000m通過は58.3秒
中身を見れば前傾ラップだがこのペースで負けるようならアサクサヴィーナスは強くない
結果的には後方2頭が馬券に絡んで時計は出たがレベルが低い内容だった
前傾ラップらしく時計は出たがといったところ

続いて東京9R 1:46.8
1000m通過1:00.2
Sペースの瞬発力戦に
カンティアーモが最後交わし1着
逃げたニューステソーロが2着と残した
このレースに出走したスイートピー組を見てもらってもわかるが1000m通過57.5秒
ニューステソーロは前走より通過タイムが2.7秒も遅いわけだからそりゃ残る
ニューステソーロ的には前走前傾ラップで1:46.4秒だったから今回はSペースに感じたんだろう
ただ全体的にSペースにしては速い時計と言えるだろう

続く東京9 1:21.2
600m通過35.1秒1000m通過58.6秒
エリーズダイヤは前走同条件で34.9秒の57.8秒で走っている
すなわちこの馬にとってSペースになって瞬発力戦になった
瞬発力がないこの馬にとっては厳しいレースに
1000m通過が0.8秒も違うのに対して前走と全体タイムが0.4秒差しかない
普通ならこのまま時計が遅くなるんだが詰めれるってことは馬場が良いからだろう

最後に東京10R 1:45.1
1000m通過59.4秒で1:45.1秒だから相当速い
1000m通過の同タイムレベルが毎日王冠で毎日王冠より速い
昨年のメイSはこれ以上に速く1000m通過が58.4秒で1:44.7
1秒近く1000m通過タイムが違う中で0.4秒差まで詰め寄れているので今年も良馬場開催だろう

今年もオークスは2:23秒台ぐらいかな?
それとも世代レベルが高いので2:22秒台なんてことも?

とにかく1日を通して感じたことは位置取りが全てなように感じた

それは特に11Rのプレサージュリフトのルメール騎手の騎乗で感じた
プレサージュリフトは瞬発力勝負に強いタイプ
本来の走りはクイーンCや東京新聞杯や府中牝馬Sあたりだと思う
確かに近2走は先行していたがルメール騎手がわざわざ前に出して先行するってことは前が有利なバイアスって事をかなり理解しているんだろう
今日の芝レースを見ても、芝初戦の4Rは瞬発力勝負をしようとしたが結果4着で終わってしまった
結局それ以降は中団〜前目で競馬しているんだよな
トップジョッキーの馬場読みの切り替えは改めてすごいと感じた

オークスでもこういった展開読み、馬場読みは当然活きる

と言うことで

比較的ポディションが取れるクレバーな馬
    ×
時計対応ができ瞬発力がある馬

ここを重点的に狙っていく

展開はショウナンマヌエラがこの枠なら逃げるしかないんだと思うが
能力が低いため案外自滅狙いで誰も突かないだろうな
ビントシュティレも前走Hペースで勝ち切っただこれは津村騎手での話
北村宏司騎手なら離れた2番手あたりでプレッシャー与える競馬もしなさそう

そうなればベースは全体的には速めにはなるが前傾ラップにはならなそう
Mペースぐらいかな
そうなれば後ろの馬は当然厳しいと予想を立てた


◎12 チェルヴィニア

前走はタイトなラップを終始前目の外で受けてしまいあれでは競馬にならなかった
また直線では接触を避け、追うのも辞めていた
前に壁も作らなかったしあれはムルバザエフ騎手の作戦ミスでもある
トータルして度外視できる内容かなと。
アルテミスSはSペースだったが11.4-11.2-11.0と綺麗な加速ラップで勝ち切った
サフィラと並んで走っていて着差開くわけだから相当強いと言える
直線入る間際までライトバックとの位置取りは1馬身ぐらいしか変わらないところからゴールでは3馬身程突き離しているわけだから積んでいるエンジンは本物
新馬戦でもコラソンビートを3馬身も離しているわけだしな。
考察では桜花賞は万全ではなかったが十分通用する能力はあったと思う。
そしてこの馬を推したいポイントは騎手ではなくスタートが良い事
スタート良くて上がり最速を繰り出せるなら当然他馬にとって脅威になる
位置取りとポテンシャル的には唯一ステレンボッシュと対峙できるんじゃないかな
新潟1800の持ちタイムも相当優秀だし。
また今のトラックバイアスも前目が有利
スタートも上手いので積極的に前で競馬し良いエスコートされれば十分チャンスがある
まだ今年G1獲っていないルメール騎手にとっては春最大のチャンスだろう
ここはステレンボッシュに勝つ確率が高いと判断して本命

◯2 クイーンズウォーク

桜花賞予想から
”未勝利戦・クイーンCは素晴らしい勝ちっぷりだった
また馬体も510キロ後半と大きく恵まれていてストライド走法の雄大な走り
人気しても納得の馬
ただ1800m以上の走りを感じさせられる馬で本命で買うならオークスかなと。
マイルでは後方よりの競馬になっていたのでマイルでの追走スピードも気になるところ
そして内枠に入って並び的にも先行馬が多いので抜け出すには厳しそうな並び
馬体的にも器用に競馬するタイプではないので伸び始めた時点でゴールになりそう
なので△まで
現状オークスではレガレイラ級本命候補とは言っておきたい”

すなわちベスト舞台のコースと見込んでいる馬
未勝利戦では13.2から11.8-11.4-11.2と切れ味の違いを見せつけた
しかも位置が取れてだ

この馬は桜花賞の実力では終わらないと思っている
桜花賞の週は内馬場が伸びず外伸び馬場
また終始包まれる競馬で何もできなかったのもポイントになる
ただそこが問題で今回も内枠
包まれると大きい馬体の故良さが出せるかどうか。
その点は隊列も流れて欲しい
この枠なら積極的に前に出していくしかないので好走するか不発か
高い評価はしているが最高2番手

▲7 ステレンボッシュ

阪神JF・桜花賞は強い内容
両レースともMペース前後半イーブンなラップで着差をつけるわけだから相当な強さ
過去の中でも相当レベル高い桜花賞馬の印象を持っている

完成度も高いため崩れるのがイメージしづらい1頭

さて問題はここから

そこまでスタートが速くないのがやや不安点かなと
前走はやや遅れからモレイラ騎手が抜群の位置を確保している
これがモレイラ騎手やルメール騎手なら気にしてなかったんだが戸崎騎手となると・・・
これについて長々書く。

戸崎騎手は有力馬に乗ることが多い
だが弱点?良い点?とすれば馬の気持ちを最優先している騎手
ドライスタウトの時にも書いたがあまりポディションを取りに行く騎手ではない
スタートはその馬次第が多い
18日の12Rアコークローは1コーナーの時点で負け確定の位置にいたし、
また7Rアサクサヴィーナスも溜める事なく4着と破れた
最近なので覚えているだろうけど変に位置取りしにいくとドゥレッツァみたいに厳しい競馬にもなった
結果前傾ラップでステイヤー要素の高いレースになった
中距離思考のドゥレッツァには厳しいレースになっただろう
これは熱中症や怪我をしていなくても同じ結果だったと思う
この判断をしてしまう騎手でもあるという事。

ならステレンボッシュもスタートが特段に良い馬ではないのでポィディションは出たなりか。
となると中団からやや後方?と予想
とすれば今のバイアス的には少々厳しい競馬になる可能性が高く逆転も許してしまう事も当然あると思う
最後は差し切れないなんて事も・・・

地力は認めているがバイアスと騎手の傾向で3番手
強いから勝っても仕方ねーー!!笑

△5 コガネノソラ

イマイチなレースが続いていたが東京1800で逃げ11.6-11.5-11.5と減速せず勝ち上がり
明けの中山1800でも久しぶりながら内容以上の勝ち方だった
続くスイートピーSでは前傾ラップを後方から差し切った
これは展開に恵まれての勝ちで内容的にはニシノティアモと同格である
ニシノティアモ自体はフリージア賞で進路が無かっただけでアドマイヤベル界隈と同格であると見ている
なら重賞あたりは獲れるぐらいのポテンシャルはあるだろう
また前にも後ろにも、また稍重も高速馬場もと万能性は高い
期待値以上の走りはしてくれそうで評価は高い

△10 アドマイヤベル

牡馬と2戦続けて戦ってきたがまだ強い馬とは対峙していない
アーバンシックに意図も簡単に負かされた
ただアーバンシックは皐月賞豪脚で追い込んだ馬だ
なら負けて仕方なし
前走良い勝ち方だったがラップ的にはMペースで終始速いラップを刻んでいないが
総合力が問われたレースになりメンバー関係的にはハイレベルとは言いづらいが強い内容とも言える
桜花賞の展開恵まれメンバーに逆転するポテンシャルはある

☆3 エセルフリーダ

前走はニシノティアモより先に抜け出しての勝利
同じに並んでいたとすると変わりない力はあると思う
ならニシノティアモと同格ならコガネノソラと同格レベルある可能性があり
この馬も通用してもいいと思う
ちゃんと中山2000で加速ラップが踏めているので大穴として楽しめる1頭

と印6頭!

問題は

ライトバックとスウィープフィート
回顧でも入れたが桜花賞は外伸び+後ろ有利展開だった可能性が高いと見ていて人気以上には走らないと期待値切り。
あとは後方からの競馬の2頭で素直に展開的に厳しいと思う
坂井騎手が好きだから言えるが中距離戦の坂井騎手はイマイチってのもあるw

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