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【重賞】5月26日(日) G1 日本ダービー



G1 日本ダービー


・東京 芝2400m

スタート地点はスタンド前中間点
最初のコーナーまでおよそ350mと序盤のポジション取りは東京芝コースとしてはやや厳しめ。
1~2コーナーはほぼ平坦
3コーナー手前から緩やかな上り坂で、4コーナーにかけて少し下り坂
最後の直線は途中から高低差2.1mの緩やかな上り坂。

最後の直線は約525mと日本で2番目に長い直線


・25日(土)トラックバイアス

・Cコース替わりで高速馬場
・時計に強い血統が走っている
・バイアスはフラット


予想


さあそれではお馴染み25日のバイアスを振り返っていこう

まずは東京2R 芝2400 2:28.0
1000m通過1:03.7
少頭数の超Sペースだった
上手く競馬したルメール騎手が1.1倍に応え勝利
逃げた3番人気はこのペースでも残せず最後方の差し馬に差された
1着ルーベンスの血統はルーラーシップ、2着の馬はガルボ産駒のサンデー系
3着で残した馬はゴールドアクター産駒
1.2着の血統を見ると良馬場らしい血統がきた

東京3R 芝1400m 1:22.6
800m48.7秒とSペース気味
2着のソルレースは前走と違い約2秒近く通過時計が遅かったにも関わらず残せず
8番人気の父A.Pindy系(米)×母系クロフネの血統持ちが上がり最速で勝ち切った
2着のソルレースもアドマイヤムーン産駒フォーティナイナー系(米)
3着はディープ系×サンデーの末脚タイプ
ハナ差4着もディープ系だ
ここでも良馬場血統の馬が勝った
サトノクラウン系のヴィヴァクラウンは7着と沈んだ

東京5R 芝2000m 2.02.1
1000m通過1:0.3.2秒でこれまたSペース
1着の馬はロージズインメイ(米)×サンデー
同着2着の馬はディープ系×スマートストライク
同着2着は1.5倍と支持されたエピファネイア×キンカメ系の馬
ここ2戦でキレ不足負けしていて今回もキレ負けた
父エピファネイア系にキンカメの組み合わせで少々パワーよりでもあるのか
血統や過去の走りで過剰人気と思っていたがやはりの内容だった

東京7R 芝1400m 1:21.0
800m47.5秒とやや先ほどより速いタイムだがメンバー的にもう少しタイムが出てよかったと思うとSペースに
1着スティールブルーがガッチリ2番手をマークしそのまま上がり2位で突き抜けた
もちろん父型は時計対応得意のルーラーシップ産駒
2着はカイトグートはキズナ産駒のディープ系で切れ味タイプ
3着は前走時計対応し持ち時計1位のモリノレッドスター
2番人気のイスラボニータ産駒のナファロアは馬群に沈んだ
個人的にはイスラボニータ産駒は時計決着になるとマイナスなイメージがあり新馬も夏競馬の新潟で負けていることから同じ事が言えるだろう
ここも時計馬場で走る馬たちが好走した

最後に東京10R 芝1600m 1:32.4
1000m通過56.9秒
このレースはこの日の傾向を見て発送前にメンバー的に1:32.5秒ぐらい出ると事前にオープンチャットで話した
まさにその通りぐらいの数字になった
1着は朝から予想していたバトルハーデン
良血のストームキャット持ち、前走で時計対応し末脚使え舞台適性を1発で回答してくれたからここは勝つと思っていた
結果1馬身半突き抜けた
このレースはかなりHペースになりVMマイルぐらい道中が速かった
当然後ろ有利の展開に
2着はA.Pindy系(米)×アンブライドルズソング(米)の同舞台持ち時計1位のバシニングポイント
3着はやや評価を下げたダイシンヤマト
何故下げたかはキンカメ系のロベルト系で中山稍重舞台でぶっちぎっていたから
また前傾ラップに来たから来れたが人気以上のパフォーマンスは出来なかった。
時計はかなり出たレースになった。

まとめると
今週からCコースに変わり例年通り高速馬場に
オークスは少し重たいなと思ったが今週は極端に馬場が良いし軽い

明日も天気が良いことからダービーらしい決着になりそうだ

バイアスはフラット

血統と時計からわかることは

時計対応できるスピードと血統

そして瞬発力

が求められそうだ

ここを中心に予想していく

その前に少し。

大前提今年の皐月賞はレコードが出たからハイレベルという認識は個人的には違うと思っている
確かに馬場状態は高速馬場で外前が有利とうい点もあったが
前傾ラップを前で競馬した事の方が評価が高い

どんなに馬場状態が良くても当然展開次第でバイアスは関係無くなる
それはVMの週、内前インで溜めれる馬が有利と判断しマスクトディーヴァを本命にしたが超Hペースで1400経験のあるテンハッピーローズが後方から1馬身もちぎって勝ち切った
元々ポテンシャルがあったかも知れないがOPクラスで伸び悩んでいた馬がだ。
また先週もプレサージュリフトやレガーロデルシエロが先行や逃げをしていたぐらい前が有利だったが唯一前傾ラップになった18日7R1C芝1600m戦では中団から後方の馬が1.2着を争った

すなわちどんなにトラックバイアスの恩恵があっても展開で全て覆ると思っている
トラックバイアス<展開と個人的に優先して回顧している

だから前傾ラップを前で受け止めた組がハイレベルと評価している
時計ではない
展開だ。

ま、前で受け止めた2頭はそもそも共同通信杯の内容で評価していたんだけどね!

よしよし、言いたいことは言えた

それでは予想に戻ろう!

本命は

◎15 ジャスティンミラノ

評価したのは共同通信杯の内容
12.7-12.2-11.4-10.9-10.8
Sペースだが綺麗な加速ラップを同世代重賞で見せた
東京コースの世代重賞で10.9-10.8は素晴らしい
また5F58秒ジャストで勝ち切ったところもポイント
近年の中で久しぶりに内容が良い共同通信杯だと感じて能力に惚れ皐月賞本命
結果 
1000m通過57.5秒と過去最高速いラップを4番手外前で競馬してレコード勝ち
前傾ラップを前で受け止めて勝つ時点で強いが、これを+10キロでこなした
直近2戦、同世代重賞の最高の舞台で最高の結果を披露した
重賞で結果以上のパフォーマンスができるのはどんなに凄い事か。
かなり完成度が高いんだろう
個人的には世代トップと評価している

状態は過去の調教見たところ坂路自己ベストだと思う
枠は外枠に入り相手を見ながら良い競馬ができるし、
外枠の迷い無い競馬をする時の戸崎騎手はすこぶる信頼度がある
位置取りもでき加速ラップで走れる極上の瞬発力を持つ馬だ

血統は父ダービー馬で黄金血統のディープ系×ストームキャットのキズナ産駒
今の求められている血統バイアスにピッタリだ
※今年のキズナ産駒は母系に速い血を持つ馬が多く今までとは少し違う
トドメにはダービー3勝経験を持つ友道厩舎、そしてノーザンF
間違いないだろう。

久しぶりに共同通信杯で痺れるほど強く感じた馬
この条件で負けても悔いなし。
本命

◯8 アーバンシック

京成杯は出遅れもう一つ前を走るダノンデザイルを上がり最速で追いかけたが差し切れず
皐月賞も同じく猛追したが同世代馬に大きく着差を開けてしまった
あの超前傾ラップならもう少し詰めて良い内容だったと感じたが元々この馬は追走力があまり良くない点から仕方ない結果だった
すなわち中山競馬場のような小回りコースは少々不得意で東京コース、
直線が広いコースでこそ巻き返しが効く馬だと思う
それは何故か。
答えは百日草特別にある
60.8-58.6の後傾ラップのSペースで後半5F
12.2-11.9-11.7-11.5-11.3と綺麗な加速ラップで後方2番手から勝ち切ったからだ
全体タイムもかなり良く、東京の長い直線を加速ラップで走れるのは高評価
血統的にもスワーヴリチャード産駒アンブライドルズソングらしい良い切れ味を披露していてハーツコンチェルトやコントレイル、もちろんスワーヴリチャード自体も走っている血統になり今の東京の舞台適性は抜群である
問題点とすればスタートがあまり良くない
それと4コーナー押し上げていく部分もイマイチ
武史騎手も3戦とも後方からで末脚あると信じているからこそ後方からだと思うし
調教も終い重点にCWで追われていることから一択だと感じる
末脚は魅力があるんだが当然どんなに末脚の質があったとしても位置取りの差が出ると思う
やっぱりポディションを取れる馬よりは評価は上げれない
それでも自分的には評価は高い

▲6 コスモキュランダ

中山で力をつけてきた馬
ディープ記念ではSペースと気づいたMデムーロ騎手が早めに動く競馬を選択
シンエンペラーは仕掛け遅れて追いかけるも捕まえられずこの馬が押し切った
過去を見てかなりの好タイムでシンエンペラーを完封したところも評価
続く皐月賞は前傾ラップを中団で待ち最後はモレイラマジックを炸裂するもクビ差凌がれ2着と敗れた
完璧な競馬だったが更に前にいた相手が1枚上手だった
ここ数戦見るといかにも中山競馬場らしい機動力ある馬のイメージ
しかし新潟の重馬場で2馬身半ちぎって勝ったことからこなせなくは無い
ただ問題点は出遅れ
ここにきて出遅れが多いMデムーロ騎手に乗り替わりは正直出遅れる可能性が高いかも
ただマイナス評価はこれだけで良い点は
・シンエンペラーを2度完封
・ディープ系のアルアイン産駒で血統的にはシャフリヤール同様黄金血統
・皐月賞上がり3位の連対実績
・ディープ記念では好タイム

これだけでも十分なファクターなんじゃないかな。
無理して嫌う必要性もない
個人的には完成度高い馬と見ているので期待している

△2 レガレイラ

アイビーSで提唱している2.3歳時東京5Fラップ57秒理論を”57.7”とクリア
勝った馬は位置取りの差でゴールに向けて少し差を詰めかけていて
こちらの方が距離が伸びて良さそうには感じさせた内容だった
新馬戦負かしたセットアップは次走勝ち上がり3戦目で2歳重賞制覇
その馬に上がり差”0.8秒”の違いを見せつけたわけだから良い脚を持っている
皐月賞はまとめて言うと下手に乗られた
それでも上がり最速という事は不完全燃焼だったんだろう
血統からも良血でアーバンシックと似ている末脚タイプ
切れ味ある強い馬
だと思う
ただ問題点は2つある
まずは1つ目が世代牡馬との力関係
この時期は牡馬と牝馬の馬体の完成度が違う気がして仕方ない
NHKマイルでも同じ事いったが有力な牡馬が出た場合、牝馬は勝ち損ねている
今までの勝ち星は馬群に包まれずに競馬してきたことも言える
皐月賞はウォーターリヒト・アーバンシックに挟まれていて少々嫌って後ろに下げ仕掛けるタイミングが遅れていた
確かに進路が無かったのもあるがホープフルSは4コーナーでもう少し推進力があったので気持ち的にも包まれたのが嫌だったのかなと思う場面があった
2つ目は大問題で出負け
これだけは今だに改善できていない
そんな馬が1枠2番でどう競馬するか
ここが最大のポイントかな
ルメール騎手なのでこの枠なら思い切って出してきそうだがそれなら本質が出せるかどうかは微妙
出遅れて後方なら差し損ねも当然出てくる
少々この馬にとっては嫌な枠に入ったかなと個人的には感じる
シンエンペラーとしかまだ僅差レベルで戦えていないし
2番人気になるぐらいの馬ではないと思う
強いので一様△だが評価は低め

△13 シンエンペラー

皐月賞はいい位置取りだったがあそこから伸びないのはラップが厳しかったか
それともやや直線でジャスティンミラノに寄られたからか?
真相はわからないが手応え的に前にいたジャスティンミラノを捕らえていたかは
正直微妙
良くてもう少し着差が詰まっての4着ぐらいな印象
ホープフルSはレガレイラに完敗してディープ記念も立ち回り遅れで負けた
ホープフルSは完全な負けとも言える内容だったことから皐月賞着順上げていたとはここで言えない気がした
しかし重賞連対成績と皐月賞の着差を見てもそこそこ完成度は高めだとは言える
東京2400はエンジンが掛かるまでに時間がかかる馬なので力は出せるか
ただ血統的と時計的な話をするとダービーのイメージは無く
本質的にも京都2歳Sの荒れた馬場が本質だったのかな?
キレキレの馬場より少々タフな展開になってもらえればこの馬にとって良いかも
と考えるとマイナスは多いが完成度だけは高めで印には入れておきたい

☆9 ダノンエアズロック

この馬はアイビーSを見てから期待していた
それはレガレイラを倒し、提唱している2.3歳時東京5Fラップ57秒理論を”57.7”でクリアしているからだ
トップスピードの維持力は素晴らしい
ディープ記念は単純に長期休み明けか
プリンシパルSはSペースであったが直線抜け出すと最後は余力が十分にあった
とここまでは良いんだがこの馬もやや疑いの目を持っている
まずはDDSP、いわゆる喉なりを少し持っている事が距離延長で気になる
明日も天気が良いしジオグリフ的なことにならないか心配でもある
また速い時計は経験しているがモーリス産駒らしい先行力とスピードの持続力で好走してきている
アイビーSもゴールに向かうにつれてレガレイラとの着差が少し詰まってきていたし
またプリンシパルも緩々のラップを高打点のスピードで勝ち上がっていないことが気になった
案外ワンターンのスピード競馬が得意かと考えるとここは厳しいかもしれないが2歳時インパクトが強く印には入れておく


買わない馬

12 シックスペンス

Sペースの瞬発力戦で2連勝
続くスプリングSも1000m通過1:03.1秒Sペースで直線競馬のみだった
その割には案外隊列は長めでその分の着差がついただけだと思う
メンバー関係的にもレベルの低さを感じた
また過去の戦歴の近日で同コースのタイムを見てもこの馬はあまり速い時計のレースを経験していない事に気付いた
確かにキズナ産駒だし川田騎手だしと人気のするところだが実績がイマイチのとこから疑いの余地があると思い今回は軽視する


ダービーはジャスティンミラノを本命に
戸崎圭太騎手ファイト!!

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