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鉄道会社の30歳時点の給料(基本給)は25万円

鉄道会社の給与は30歳時点では1か月あたり25万円前後です。これは現業部門の話で、総合職はさらに高い金額になります。

会社別の違いは比較的少なく、JR各社から私鉄各社まで概ね似たり寄ったりです、

昇給は毎年5千円から1万円ほど。ここは一般的な業種と変わりません。

22~30歳までの給料の目安

新卒採用22歳で就職したと仮定した場合、基本給は次のようになるのが一般的です。

・22歳:180,000円
・24歳:200,0000円
・26歳:220,0000円
・28歳:240,0000円
・30歳:250,0000円

年収の場合は400~500万円ほどです。基本給のほかに、残業代、深夜手当、そしてボーナス(賞与)が加算されます。

ベースアップ、一時金回答といった労働組合の話が新聞で評価されることがよくありますが、組合費として毎月数千円が給与から差し引かれているため、費用対効果は高くはありません。

上述のように、組合の底上げと通常給与の引き上げはほとんど効果がなく、基本給は基本給の引き上げでしか昇給できません。

《JRグループの平均年収は各社で全く別物!》

JR東日本(700万円ちょっと)
JR東海(700万円ちょっと)
JR西日本(600万円半ば)
JR九州(500万円半ば)
JR四国(500万円半ば)
JR北海道(500万円半ば)
JR貨物(500万円半ば)

手当の種類

基本給に加えて、さまざまな手当があります。鉄道会社にはさまざまな手当がありますが、簡単にするために、主なものだけを紹介します。

地域手当/都市手当

地域手当/都市手当といったような、特定の勤務地で手当が加算されるところがあります。

首都圏、関西圏、中京圏などの大都市で最も高く、基本給の10〜20%が加算されます。

原則として、人口および輸送量(要するに乗客の数)が減少するにつれて割合は減少します。

地方部の過疎地域ではゼロのところもあります。(特にJR各社)

地域手当/都市手当は完全に人事配置で支給額が決定する。日頃の勤務態度などはまったく関係ありません。

残業手当/深夜手当

残業手当/深夜手当は会社別で決められているわけではない。法律で明確に定められた制度です。

もし仮に支給されていなかったとしたら、その会社は違法行為をしていることになります。ブラック企業以前の問題といってよいでしょう。

ただし、実際問題としては現場の対応によってそれがしっかりしているかどうかは変わってきます。

ある職場では、残業を適切に申請しないと警告が出され、作業管理は適切に行われます。

一方で別の職場では、残業を申請できないか、上司が承認しないため、「タダ働き」「サービス残業」になっているところもあります。

乗務員(運転士・車掌)では安全運行の問題からしっかりしているところがほとんどだが、駅員、あるいは保線、メンテナンスなどの技術部門ではずさんなところがよくあります。

現業部門のみならず、総合職でもよくある話。特に子会社へ出向した総合職社員では結構な数があるとか言われています。

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