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好き、嫌い、好き、嫌い、、、好き?!

【カレーの学校アドベントカレンダー2023】
14日目の投稿になります。

アンニョン、ナマステ、こんにちは。
10期タクミです。

毎年の事ですが、カレーの学校、そして学校の皆様にはお世話になりっぱなしの一年を過ごしました。
LOVEINDIAでも皆さまありがとうございました、ダンニャバード、カムサハムニダ。


当たり前かもしれませんが、カレーの学校には食べる事が好きな方が多く、中には無限に食べ続けられる勇者みたいな方もいたりして、その度に驚かされています。

そして「嫌いな食べ物はなくて何でも食べられます!」という方が本当に多い気がします。

私の宿敵

そんなカレーの学校に似つかわしくなく、私には人生をかけて苦手と思っているものがいくつかあります。

多分他の人より多いのですが、中でもとりわけ人生の宿敵と呼んでいるのが椎茸です。

味はもちろん、食感、香り、見た目も嫌い。
そうなると名前もその文字列も嫌いになる。
全部やだ!憎い!

なぜ菌を食べるんだー!?と、よくわからない事を言い出すくらい嫌いです。


同じくシイタケ嫌いの人は割といて、小沢健二を好きという人に出会う割合には全然届かないけど、小沢健二に会った事あるよ!と言う人の割合くらいはいる。

そして同志に会った時の親近感としては、小沢健二好きに出会った位ワ〜♡っとなります。
その後もその人と会うと「あ、シイタケ嫌いな人だ…!」と心の中で勝手に肩を組んだりします。



しかし、ここに書いていると言うことは、
今年それがスパイスの力で覆り、美味しいとまで思える様になったのです。

スパイス、、、やっぱり凄いです。
そしてそれを操るシェフ、凄いです。尊いです。

心からありがとうございます、ダンニャバード。

偶然、その翌週くらいに水野さんが「シイタケを最もおいしくするスパイスは何か? 問題」の記事をUPしてて、それも含め魔法的体験でした。

2023年は大きな変革の年になりました。




え?好きとか嫌いとかないの!?

そんな食べ物好き嫌い問題。
私にとっては身近な事ですが、どうやら特殊な感覚の様です。

今年、友人の息子(日本×アイルランド)が日本の小学校に半年間の特別入学をしました。

登校初日、一番に飛んできた質問が「好きな食べ物は何ですか?」

この何の変哲もない質問に、母(日本人)は「なんという日本的質問www」と大爆笑。
聞くと、アイルランドの小学校はじめ、彼らの生活の中で、天地がひっくり返っても出てこない質問らしいのです。
天地がひっくり返っても。。。

食事は単なるエネルギー摂取。
口に合う合わないはあるにせよ、それを「好き/嫌い」という感覚では捉えない、ましてやそれが会話の話題としてあがる事など皆無だと言うのです。

例えると、洋服に興味ない人に「どんなファッションが好き?」と聞く様なもの。
好きも嫌いもない、服なだけ。

食べ物はエネルギー

そういえば今年、小沢健二氏もそれに通ずる様な話をしていた。
「今、USのお寿司屋さんでは、[マグロ][カツオ]などのお品書きの上に[タンパク質]と成分が書いてある」

「食べる」という豊かさと複雑さを単なる栄養成分で見ている、という話でした。

聞いた時は「え?笑」なんて笑ってしまいましたが、アイルランドの現実を目の当たりにした後には、その違いに、マイノリティは私の方か…と驚いたり反省したり。

サラダレストランのメニュー
チキンもサーモンも「Add Protein」


しかし、という事は、私は、
「2023年、それまで苦手だったビタミン・ミネラルの塊をスパイスによって克服した」となる。

ぎゃー!
偉大な宇宙が、、、薫らない!


なんか「好きだ嫌いだ」言ってる方がよっぽど愛が深い様に思えてくる。

何が最高かは変わる

豊かさと複雑さなのか、成分認識なのか。
アイルランドで食べ物の好き嫌いを聞く日は来るのか?
何の食べ物が好き?という世界線などは向こう側の話で、そもそも食べ物に好き嫌いもない世界線。
ん?どっちが向こう側だ?
てか、向こう側って何だろう。



何はともあれ私は椎茸が食べられる様になった。

カレーを好きになって、美味しいカレーを沢山食べたり、作れる様になるキラキラした未来を想像はしたけど、スパイスによって椎茸が美味しいと思える未来が来るとは全く想像していなかった。

予想外の外。


どのくらい予想外かと言うと、異国に暮らすSEVENTEENに立川あたりでバッタリ会えたりするくらい予想外。

椎茸が美味しいと思える様になったので、是非SEVENTEENにもバッタリ会いたい。

13人だけどseventeen💎


出典:
小沢健二 
 ▪︎東大900番講堂講義教科書
 ▪︎「薫る(労働と学業)」