見出し画像

I'm donut ? に2時間並んでドーナツ買ってみた

天神にある、いつも行列ができてるドーナツ屋さん。
11時オープンなのに、9時過ぎにはすでに並んでいる人がいる。

その横を通るたびに
「そんなに並ぶほど美味しいのかな?」
と思っていた。

甘いものがそんなに好きでもないし、
時間をかけて並ぶ意味もわかんないし。笑

他の人が並んで買ってきてくれた
(違うお店の)お菓子やスイーツなんかは
「美味しいは美味しいけど、わざわざ並んで
 高い金払うほどのものかね…」
なんて思って生きてきた人間が僕だ。笑

だから、I'm donut ? の行列を
いつも横目で見ながらも
別世界のものと思ってきた。

だが、その世界に飛びこんでみることになった。
というか、した。笑

というわけで、
前置きが長くなったけど、
ここから体験談をどうぞ。

なんで別世界だと思っていた I'm donut ? に?

まだ前置きが続くので、
興味なければ飛ばしてください。笑

I'm donut ? に行こうと思った理由は大きく2つ。

①流行りのものを目にしておこうと考えたから

最近、東京で講座を受けていて
別業界の人と交流することが増えてきた。

TV業界や広告業界、
PR業界、別業種のマーケターなど。

自分と比べて圧倒的に
世の中の流れや動きをよく見てる。

自分はTVも見なければ、
SNSもFacebookくらい。。

世の中のことを
知らなさ過ぎると痛感したので、
流行りのものに飛びついてみるのも
大事な経験かと認識し始めた。

というのが1つ目の理由。

あと、行列に並ぶ人の心理を知りたかったから。

②I'm donut ? がけっこう気になってしまったから

実は1週間ほど前に、
同僚がcote jardin 警固で
I'm donut を買ってきてくれた。

少しだけもらったのだが、
あまりのフワフワ感に
これまでのドーナツの概念を覆された。

衝撃的な体験だったので、
インスタで I'm donut ? を調べてみることに。

調べているうちに
どんどん気になってしまったので、
自分でも買ってみよう、と。笑

どうせなら、本場で
行列を幾度も横目で見てきたお店に
並んでみようと決めたのだった。

いざ、決行の日


それは、月曜日9時40分。
並び始める。
すでに前には、21組待ち。^^;

並んでいる人は女性が多いけど、
男性も2,3割くらいいる。

自分は本を読みながら
開店を待ち続ける。
ここでは特に何もなし。

開店11時間近になると、
ソワソワし始める人が増える。

複数人で並んでいる人の中には、
お店の前に行って写真撮影にくりだす人も。

ついに11時。
開店すると、早くも
なんだか待っていたことが報われたような喜びと
これからお店に入れるワクワク感。

開店して2組が店内に入っていく。

開店した時には、
自分の後ろに並び始めたときに
前にいたより多くの組が並んでいる。

店内へは1,2組ずつ順番に入れる。
店員さんから呼ばれると店内に入れる。
(期待値コントロール)

だから店内はギュウギュウにならずに、
行って戻ってができるから、
欲しいものを充分に吟味できる。

お店に前に来ると、
前のお客さんがじっくり
どのドーナツを買うか吟味してるのを観察できる。

まだかまだかと思うのだけど、
それをみてる分、
自分も時間をかけて迷いながら選ぶことに
抵抗感がなくなる。

みるからに美味しそうなドーナツ

店内はオシャレで、
周りのビルなどとのギャップがすごい。。

お店と周りの風景。。。

お店に入れたのは11時40分。
買い物が終わったのは11時53分。

レジ待ちに時間がかかったが、
これによって行列ができて、期待感が高まる。
このあたりも計算なのか?自然とそうなったのか?

お店を出たら93組待っていた。
最後尾で並んでいたら3時間ほど待つ計算だ。。

恐るべき売上と広まる仕組み

会社の人にも配るように
ドーナツは全部で15個買っていった。

合計金額は4,500円。

ランチで同じ金額だしたら、
なかなかいいお店に行けるくらいだ。
恐るべきLTV…

しかも滞在時間は何分の1なのに。

ちなみに、
こんなに買ってるのは僕だけでなく、
大抵の人が10個以上は買っていると思う。

というのも、
かなり並ばないと買えないので、
「せっかく買えるならたくさん買っていこう」
という心理が働く。

きっとそういう人は
僕と同じように会社の人や友人、
家族と一緒に食べてるはず。

これはすごい仕組みだと思う。

お店側が広めようとすることなく、
お客さんが勝手に広めてくれるのである。

つまり、買ったばかりのお客さんが
無料メディアに早変わり。

広告をかけるわけではないから、
お金がかからない。

ちなみに、僕も
同僚がメディアになって
買うことになっている。。

お店の出口が入口とは別にあるのだけど、
お店を出たお客さんが
行列の横を通るように設計したら、
並んでいる人のワクワク感を
より掻き立てることができそうだと感じた。

周りからの評判も上々で

ドーナツを入れた箱が傾かないように
いつになく慎重に自転車を漕ぎながら、
きっとドーナツを待ってるであろう(笑)
慌てず急いで会社に向かった。

そして、会社の人たちに配ったら、やはり喜ばれた。

特に女性陣は
I'm donut ? のことも、
簡単に手に入らないこともよく知っている。

最初はティッシュの上に広げていたら、「全然オシャレじゃない!」と怒られた…
その後、お局さんに↑のように並べてもらう
みんなで色んな種類を食べるために切ったのだが、見た目的には切らない方がオシャレだった

今日は話題の中心だった。

普段はこんなにチヤホヤされることはない。
(といっても、チヤホヤされたのは僕ではなくドーナツ)

帰り際にもお礼を言われて、
今日1日は良いことをした気分で過ごすことができた。

こんなことを言うのはなんだけど、、

行列に並んでいる人は、
ドーナツ目当てに並ぶのではなく、
ただ並びたくて並んでいるのだ。

行列に並ぶのは非日常体験
並ぶために並ぶ
話題のお店に行くことは話のネタにもなるコミュニケーションツール

ここまでの行列に並ぶには、
あらかじめ並ぶ覚悟を持って
前日、当日を過ごすことになる。

そういう意味では、
遊園地に行くような感覚でもある。

並んで手に入れたあとの気持ち的にも、
人に話をしたくなるのも、
話を振ってもらいたくなるのも、
並ぶことは非日常の体験だった。


P.S.

日焼けするかと思って
珍しく日焼け止めを塗っていった。

でも、並んでいる間はずっと日陰だったので、
日焼け止めは意味をなさなかった。。。

日焼けしなかったのは良かったけど^^;


P.P.S.

人気のお店は、
記念撮影場所であり、
思い出づくりの場所でもあり、
SNSを映えるものにするものでもある。

まだまだあるはず。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?