命の光　No.2443

2020年11月10日 06:55

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人間は、学歴や地位や名誉で飾らなくても、

命そのものが豊かで奥深いものです。

目を凝らせば、日々の生活の中に生きた学びや素朴な感動、発見が転がっているのです。

いま生きている自分、自分が生きているいまをどれだけ充実させることができるか。

今の充実感なしに未来はありません。

松崎　運之助(元夜間中学教諭)

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致知2020年11月号からのご紹介です。

松崎さんは山田洋次監督作品『学校』のモデルになった方です。

さまざまなバックグラウンドを持つ生徒が学ぶ夜間中学校。

最初の夜間中学では15歳から80歳以上の幅広い年代の方々が学んでいたそうです。

子供の頃に学校に通えず大人になってから字を習っている人や、

昼間は一所懸命働いて夜学びに来ている人。

松崎先生が

「人生にはダメなもの、役立たない経験はないのではないか」

と感じられているのも、

生徒たちとの出逢いやご自身の貧しかった子供の頃の経験からだそうです。

いまを丁寧に生きることですね。

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