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【全文無料】タクミ物語第1話シティリーグ優勝/ミュウVmax

1.はじめに


初めまして、タクミ(@takumi92_p_p)と申します。お見知りおきを。

普段は新潟市で【道場】というチームに所属しています。

2018年10月発売のダークオーダーからポケカを始めました。

主な公式大会での実績ですが・・・何もありません、ただひたすらに無です。
CL-新潟(2-3)愛知(1-3)横浜(2-3)
シティ-毎回2-3~3-2

上記記載の通り、悲しみの雫で枕を濡らした夜はいくつもありました。

そんな自分ですが、3月6日に行われたシティリーグシーズン5(シーガル泉中央店)にて【優勝】する事が出来たので今回記念としてnoteを書かせていただきました。

構築や環境等の考えは主観的なものが含まれている点にご注意ください。

初投稿になりますが、最後まで読んでいただければ嬉しいです。

2.使用デッキ-始まりの支配者/百戦の果て式(ミュウVmax)

始まりの支配者

*自分は世間一般で言うところの中二病的な名前をデッキに付ける癖があります。
例・・・宵闇ノ船団(ブラッキーダイナ)、永久の深淵(こくば)
この時点で『やべえやつじゃん』とおもったそこのあなた、人として正しい感情だと思います。
それでも最後まで見ていただける心の広い方はさらにお進みください。

3.採用カード

ミュウV・・・逃げエネ0が優秀でバトル場スタートしてほしいため本当は4枚入れたい。ただ手札にありすぎても腐るのと以前よりもサイコジャンプの使用頻度が少なく感じたので3枚。

ミュウVmax・・・2体立てられれば十分なのとサイド落ちケアで3枚。

ゲノセクト・・・いればいるだけ強いかつはくばにも弱をつけるアタッカーにもなる。4体並べることはあんまりないが崩れたスタジアムでのトラッシュや倒されることケアして4枚。

メロエッタ・・・後攻でも相手に恐怖を与えることができるヒエク界最強のアタッカー。サイド落ちや1体たおされても問題ないよう2枚。

オドリドリ・・・ミュウの耐久アップ他、ヒエク対面でベンチのシステムポケモンを呼びつつじょうねつのしずくでタネを狩れたり、前のターンに火力不足で倒しきれなかった相手のアタッカーポケモンを落とせるので必須、特性は重複しないので1枚。

バケッチャ・・・個人的に必須、ボールからのサーチで雪道を剥がせるため、スタジアムの枚数増やすよりも安定します。懸念点はリセットホールマーシャドーと違ってトラッシュできないのでバトル場スタートしたらきついです。崩れたスタジアムとの相性も非常にいい。

クイックボール、ハイパーボール・・・問答無用で最大枚数投入。今回の構築には霧の水晶がないため削ることは不可。

バトルVIPパス・・・最初の7枚でたねポケモンとVIPパスが来る確率は4枚で約30%、3枚で約23%の為、2ターン目以降に腐るとは言え初動で引く確率を上げるため4枚採用。ボールやウッウロボのコストにも使用。

ウッウロボ・・・使う前は『そもそも必要なのか?なくてもミュウは強くない?』と思ってましたが、入れた構築を使った瞬間『これ必須だわ』と気づきました。元々破格の性能を持つミュウがさらに上振れやすくなりますし事故った時の救世主にもなります。裏出たら意味ないと思う方もいるかもしれませんが、そもそも信じる心がなければカードは答えてくれません。年末から使い続けているミュウの勝率は通算で大体7~8割くらいですが、ウッウロボの成功率も同じくらいです。性能自体は運だけど多く入れることで安定感も増します。あればあるだけ強いと思うので4枚採用。最低で3枚、2枚以下だとつかうことがほとんどないと思いました。
序盤から徹底的に攻めるとき・・・カミツレやフュージョンエネルギー
事故った時・・・最低限展開できるVIPパスや雪道ケアのスタジアム
終盤・・・タブレットやボス
体感的に序盤に使うことが多いかなと思いました。

パワータブレット・・・あればあるだけ強い。ダブルターボの-20を簡単に補える。デッキ確認の時認識しやすいようURにしたい。使うタイミングが本当に重要になるカードだと思います。終盤の殴り合いについてはいかにタブレットを残せておけるかが鍵になります。

入れ替え手段・・・いれかえ2/あなぬけのひも2
プリンセスカーテンディアンシーの出現によりあなぬけのひもの重要度が増したため、いれかえ1/ひも3も考えたがバトル場にいる相手を攻撃したい場面もあったため2-2で採用。ふうせんも場に残る入れ替え手段としてありだが、ボスで狙われるのは当然ふうせんのついてないポケモンになるので不採用。

こだわりベルト・・・1でも十分だがタブレットの温存をしておき為2枚。

スマホロトム・・・フュージョンシステムで引ける枚数が少ないときに主に使用。使うたびにねがいぼしのジラーチ思い出します。手札に加えないように注意が必要(とある大会で1回誤って手札に加えてしまったことがあります。シャカパチしなかったのでジャッジの判断でペナルティはありませんでしたが。)
雪道があると結局フュージョンシステムで引けないので2枚で十分かと。

ともだちてちょう・・・序盤にコストにせざるをえなかったサポートの再利用ができる。実質ボス5枚。

やまびこホーン・・・アルセウスジュラルドン対面にて必須だと思っていたが、色んなデッキに2-2-2取りやすくなるため個人的に必須。
ゾロアークミノマダムに対してもテンポがとりやすくなる。

ボスの指令・・・2-2-2取るために3回使用、手帳があるとはいえサイド落ちも考えると3枚安定。というか個人的にヒエク以外の出来ならボスは3枚入れたい派です。

カミツレのきらめき・・・前日にSRに揃えました。2回使えれば十分なのとサイド落ち、手元に来る確率を考えると3枚。全然関係ないですが、自分はジムリーダーでエリカとカミツレが推しです。

スタジアム・・・バケッチャがいるとは言え雪道の多さを考えるとスタジアムは3枚必要。2→3にすることで手札にも来やすいと感じました。基本エネがないためローズタワーは即断採用。崩れたスタジアムはバケッチャトラッシュ、どんどんよぶ系のデッキ等に妨害できるため採用。
ゾロアークミノマダムに対しても先に貼ることで相手のネオラントVやワタシラガVを使いにくくさせられる。

フュージョンエネルギー・・・3枚だと火力がテクノバスターと同じの為、最大火力を出すためにも絶対4枚。UR出てほしい。

ダブルターボーエネルギー・・・長所として前のターンに手張りできなかったり、1エネついたミュウVが倒されてもすぐに攻撃できること。
汎用V(クロバットV等)以外のVポケモンはクロスフュージョンテクノバスターで落とせないが、火力30あげられるカードが6枚あるため-20がそこまでデメリットではない。またゲノセクト縛りされても逃げる手段となる。

4候補カード

モミ・・・みなさん、綺麗なお姉さんは好きですか?自分は大好きです。そして回復カードも好きです。かつてレッドパーフェクションにアセロラやマオ&スイレンを入れてました。弱点を突かれない相手(特にアルセウスやはくば)に対してダブルターボ複数採用と合わせれば攻撃を1回を無かったことに出来る為採用を考えたが序盤に来たら腐りやすくなる以前にそもそも使わずミュウがごり押しできてしまうので不採用。10戦中1回使うかどうか。

回収ネット・・・バケッチャでスタートした時やフュージョンシステムで引くために場にヒエクを展開しすぎてしまったとき、ベンチにヒエクがいれば入れ替え手段にもなることを考慮して試したが、そもそもほとんど使いませんでした。

キャンセルコロン・・・ジュラルドンに高火力を出せたり、ガラルマタドガスにもボスやひもなしで特性を使える、ディアンシーを無力化し相手の育ててるたねを倒せる等使いどころはありそうだが、雪道で何もできないほうがきついためスタジアムに枠を割きました。

ツツジ・・・ミュウの弱点として相手の手札干渉できるカードがないため1枚投入を考えたがやりくりやはたらくまえば、うらこうさくで手札を増やせる、アルセウス系統は終盤エネがついていて攻撃はされてしまうので、使ってもあまり状況を変えられないと感じ不採用。

ネオラントV・・・ボールがサポートになるものの、雪道で止まる点や最近色んなデッキにやまびこホーンが入っている印象があり、負け筋になりやすいため不採用なくてもサポートには十分たどり着けると思います。想いがあれば。

5相性


こちらに関しては新弾バトルやトレリで対人戦100回の経験に基づいて述べさせていただきます。『〇〇デッキなくね?』と思われる方もいるかとは思いますが、対戦していない場合もあるためご了承下さい。

はくばアルセウス・・・5分以上、かがやくルチャブルに対してもオドリドリで耐久できるため、後は貼られた頂の雪道を返しで剥がせるかどうかだと思います。

アルセウスレックウザ・・・5分以上、終盤になるとVmaxがワンパンされるためいかに後一、先ニからVを倒せるか次第。

れんげきウーラオス(ガラルファイヤー入り含む)・・・有利、純正は抵抗もあるためキョダイレンゲキの的になるゲノセクトを並べすぎないようにしつつ超で弱つければ大体いける。ガラルファイヤーについてもメロエッタというサブアタッカーを混ぜながら攻めればいける感じです。


ゾロアークミノマダム・・・不利、ぶっちゃけ1番当たりたくないです。ルチャブルとグラエナでワンパンされますしタブレット込みメロエッタやサイコジャンプでどこまでいけるかということでミュウ側の練度次第かなと...また相手の崩れたスタジアムを貼られる前に自分が貼り、ボスでネオラントやワタシラガをとり、最後やまびこホーン、ボスでVを倒し1-2-1-2(1-2-2-1)取れればギリいけるかなくらいです。
この対面に関してはあんまり自信がないです。


テンタクル・・・微有利、オドリドリ込みで中々ワンパンはされないのでタブレットとサイコジャンプでサイクルすれば意外といけますし、ベンチのシステムポケモンを呼びつつ『じょうねつのしずく』でベンチのマーイーカを落とすのも有効だと思います。

アルセウスジュラルドン・・・5分、タネポケモンが少ないため下手したら後一メロディアスエコーで終わる試合もありますし、やまびこホーンでいかに2-2-2(2-3-2)取れるかだと思います。自分も使いましたがミュウ相手にスターバースを使えずアルセウスが倒されてもそこから逆転できた時がありました。

ムゲンダイナ、ゲンガー・・・5分いかに2-2-2取れるか次第、個人的にはムゲンダイナの方がVmaxになると倒しづらくなるのできついかなと思いました。ゲンガーは雪道を剥がせるか次第な試合が多いです。

ダイケンキ・・・1回しか対戦したことありません。他の悪同様2-2-2とれるかどうか。

インテレオン・・・5分、雪道回避しつつ2-2-2をとるかうまくフュージョンエネルギーを4枚維持し最大火力のメロディアスエコーをタブレットやベルト込みで打てるかだと思います。

ミラー-想いが強いほうが勝つ(ミラーの勝率あんまりよくないです)。

6選択理由


①ミュウが好きだから・・・四天王のカリン様は言いました。『強いポケモン、弱いポケモン、そんなのトレーナーの勝手。本当に強い人は好きなポケモンで勝てるよう頑張るべき』これTCGにも通ずる部分があるとずっと思っていました。
始まりのポケモンにしてすべての技を使えるってかっこよくないですか??

②裏工作などで好きなカード持ってくるよりは引いたカードで戦う方が向いてるから

③先攻、後攻どっちも強い

④フュージョンシステムがぶっ壊れかつ楽しい

⑤安定感とどのデッキに対してもやることが決まっていて長期戦向け

⑥これが1番の理由です。それは『償い』。かつて自分はミュウツー&ミュウGXのパーフェクションが好きでずっと使ってましたがそれでシティやCLで結果を出すことが叶わないままレギュ落ちを迎えました。クロスフュージョンがいろんな技が使える点でパーフェクションに通ずるところがあり果たせなかった勝利を掴むために握るようになりました。
『ミュウ...俺はお前と戦う資格はない・・・だけど・・・もう一度俺に力を貸してくれ』

7当日のマッチング


予選
1回戦-背中に誓いを(VS悪ウーラオス)
~大会受付後~
まる師匠『俺は今回2月のチーム戦での傷を癒すべく温泉に行く。お前はお前の為すべき事を為せ。参加できなかった俺の分まで』
自分『ししょおおおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!!!』
自分の10倍強いにも関わらず運命に拒まれた師匠、でも運転でここまで連れてきてくれた師匠・・・この時自分はプレイヤーとしてだけでなく人間として尊敬できる師匠の分まで戦うと誓った。
師匠の想いを背負いつつも自分は緊張で震えが止まらなかったが、ここで一つ奇跡が起こった。
今回一緒に参加するS郎さんが自分の席の後ろにいたのであった。
S郎さん『トーナメントで会おう』
その言葉を聞いた瞬間、自分の中の不安は消えた。
自分『ミュウ・・・一緒に勝ち上がろうな』
そして始まる1回戦
相手チャーレムVスタート、メッソン、ウーラオスV展開

メロディアスエコーで2枚

キョダイレンゲキでメロエッタ気絶とゲノセクトに120ダメージ

Vmaxでワンパン

ガラルファイヤーでこちらがワンパン

もう一体のVmaxでファイヤーを倒して2-3-2で勝ち
3-2でも予選突破の可能性はあるとはいえ初戦を落とすとオポが
低くなるので絶対に落とせない初戦を突破。

2回戦-虎穴に入らずんば虎子を得ず(VSゾロアークミノマダム)
個人的に最悪の対面。
相手の方がネオラントVを出したターンに崩れたスタジアムを出せずネオラントVがベンチに残る。
自分(この盤面・・・どこかで・・・)
それは決戦前日、新弾バトル1回戦にアルぱかさんとの試合とそっくりだった。その時もネオラントを優先して倒し1-2-1-2で勝利だった。
自分(もしかしてこれも同じなのか?だが相手のバトル場のアタッカーを避けて狙うのはリスクが高い。これをやると俺たちの戦いはより危険になる。昨日だって次のターンで負けていた。だが賭ける意味はある・・・この対面を超えられれば、俺たちの強さは本物になる!!)
最終ターン、スタジアムを張り替える

手札にボスはあり、やまびこホーンを引ければ勝ち

フュージョンシステム発動

やまびこホーンに到達、ネオラントを倒し1-2-1-2で勝利
試合後のS郎『この対面も勝てたなら優勝もあるはず!!』
自分(前日の大会なかったらまけてたかもしれない・・・受験直前に解いた過去問がそのまま出たみたいだ。)
正直生きた心地のしない戦いだった。

3回戦-白帝を超えて(VSはくばアルセウス)
対戦相手は1回戦でS郎さんを倒した猛者。ここを制すればオポでかなり有利となる1戦だった。負けるわけにはいかない、どんな相手でも動じないために100戦こなしてきたんだ。
自分『!?』
しかし対戦相手の絶大なオーラ・・・自分は直で受け恐怖を抱いてしまった。
まる師匠(よく聞け、優勝を目指すうえで何回かは心底怖いと感じる相手と対峙することになるその感情自体は悪くない。危険を察知する大事な本能だからな。そういう相手とは戦わないのが賢い選択でもある。
だが大会ではそんな相手を避けられないだろう。そういう時はどうするべきだと思う?勝て、是が非でもな
確かに負けて得るものもあるが、本当に価値のあるものは勝って手に入れられるものだけだ。俺もそうだった。)

自分(師匠・・・そうだよな!!ありがとう!!!)
後攻で相手がアルセウスVを出しながらどんどん呼ぶを宣言

ボスでアルセウスを倒す

スターミーVで攻撃

前のターンに出されたアルセウスをボスで倒す

クロススイッチャーでゲノセクトVを呼ばれスターミーで攻撃される

いれかえてクロスフュージョンテクノバスターで勝ち

4回戦-クロスロード(VSれんげきウーラオス)
トーナメント進出が確定となる4勝を賭けた戦い。
相手の方メッソンのみの展開

メロディアスエコーでサイド先行

ウーラオスVをベンチに展開

ボスでウーラオスVを倒す

そのまま毎ターン倒し続け勝ち
これが後に決勝戦にて再び相まみえることになるとこの時予想していなかった。

5回戦-生き残る者と散る者(VSミュウ)
お互いここまで全勝での対面。
自分も今日は勢いがあるが、相手も当然破竹のごとく勝ち上がってきた猛者。トーナメントには進出できると安堵していたが相手の一言で気持ちは変化した。
相手の方『もしこの試合で勝ったら予選全勝ですね!それってカッコよくないですか?』
自分『!!』
これにより自分は戦士としての顔つきを取り戻した。
オーラをぶつけ合いながらの試合開始。
先攻の為、あなぬけのひも+メロディアスエコー対策でバトル場、ベンチにヒエクをそれぞれ展開

メロディアスエコーで一枚取られる

ボスでミュウを倒す

ベンチのミュウを倒される

バトル場のVmaxにダイミラクルで攻撃

ボスとサイコジャンプでメロエッタを取られる

ボスでミュウを倒す

ボス、進化でゲノセクトを取られて負け
対戦相手の方めちゃくちゃ上手くて普通に負けました。
予選4-1、6位にてトーナメント進出。
しかしこの世界は人間万事塞翁が馬・・・いいことばかりではなかった。
共に遠征したS郎さんが予選落ちしてしまったのであった。
S郎さん『予選通過本当におめでとう!!この勢いならマジで優勝いけるって!!!俺はこれからまると合流して温泉とグルメいってくる!!』

正直この時自分は彼の人としての大きさを実感した。
悔しいはずなのに真っ先に『おめでとう!!』と言える思いやり。
自分だったら果たしてこんなことが言えていただろうか?
そして同時に感じた。彼は心で泣いていることを。
S郎『優勝して来いよ!!』
無念で会場を後にする姿を見て背負うものが増えた。
重たい・・・これがポケモンカード。
2人の想いを背負う以上負けるわけにはいかなくなった。
ジャッジの方『トーナメント進出の16名は集まってください』
集結するのは激戦の予選を勝ち上がった猛者。
1度も負けることの許されない戦いが始まった。

決勝トーナメント
1回戦-堕天から天空へ(VS鋼アルセウス)
ディアンシースタート、アルセウスVに手張り

メロディアスエコーでディアンシー気絶

アルセウスVstarでメロエッタ気絶

火力足りずクロスフュージョンテクノバスター250で攻撃

ベンチに下げられ2体目のアルセウスVstarで攻撃

アルセウスV-STARを落としきれなかった時点でサイドレース的にキツく、自分は負けを覚悟し・・・意識が深淵へと堕ちていった。
自分(ごめん・・・みんな・・・)
まる師匠(負けているのはサイド差だけではない。対戦相手のオーラにのまれているからだ。勝ちたいならそれを乗り越えろ・・・その先にお前の欲しいものはある。勝利を手にするなら勝つか負けるかの世界を生き抜かねばならない。敗北を恐れながらも執念を絶やさなかった者だけがつかみ取れる。)

そうだ、まだ終わっていない、負けてはいない・・・あきらめるな!!

この戦いで自分は限界を超えもはや半分意識がなかった
だが、この戦いを乗り越え、再び意識が戻った時、俺は・・・俺たちは・・・

相手の方『ザマゼンタVのリベンジバーストで250ダメージ!!』

気づいたら自分はサイド1、向こうは3、そしてバトル場のミュウVmaxは瀕死の状態
ここで決めなきゃ負ける・・・ザマゼンタVにタフネスマントがついている以上ベンチのビッパを呼び倒すのが最良の手段。
自分『ともだちてちょうを使いボス1枚山札に戻します』
これでデッキにボスは3枚、手札からできる限りの圧縮はした。
後は引くのみ・・・引けるかじゃない、引くんだ!!
渾身のフュージョンシステムでボスに到達、1-2-2-1で勝ち。

準々決勝-パストビジョン(VS雪道インテレオン)
ついにベスト4をかけた戦いまで進出、不安は一切なかった。
俺は本来先ほどの戦いで負けていたはず。
だからこそ今この場にいるのは奇跡に等しい・・・だからもう何も恐れるものはない。
試合開始、相手は雪道インテレオン・・・この瞬間自分はまた決戦前日の対戦が蘇った。シティ優勝経験のあるゲンタさんとの試合、メロディアスエコー340が炸裂した試合だった。
フュージョンエネルギーを全てVmaxにつければ相手は回復を挟めないはず。
長期戦になればこちらが不利だが向こうも高火力は出ない。
ならばやることは見えた!!
メッソンスタート、バトル場に大きなお守りをつけもう一体メッソンをベンチに出し終了

ベンチ展開しつつサイコジャンプで70ダメージ

インテレオンV展開、どんどん呼ぶ

ボスでインテレオンを呼び気絶

Vmaxでミュウに140ダメージ

カミツレのきらめき、ベルト、タブレットからのメロディアスエコー340でワンパン

ツツジ打たれながら140ダメージ

あなぬけのひもかボス、タブレット引ければ勝ちの状況でツツジで引いたカードは
あなぬけのひもとボス、トップドロータブレットでした、2回目のメロディアスエコー
340で2-3-3で勝ち
相手の方『ツツジ全然効かなかったですね』
ジャッジの方『引きが強すぎる』
正直自分でも引きました。


準決勝-強さ、それは絆の数(VSれんげきウーラオス)
メッソンスタート、ベンチにメッソン置き終わり

サイコジャンプでサイド先攻

ヤレユータンで攻撃

ミュウで攻撃

ウーラオスV展開

ボスでウーラオスVを呼び気絶させる

相手の方の投了により勝ち
相手の方『まさかミュウが残っているとは・・・』
自分が前の対戦で戦った雪道インテレオンのプレイヤーとは友達であり、ミュウを倒してもらう予定だったとのこと。
きっと彼らもトーナメントでの対戦を誓い戦い続けてきたに違いない。
でも俺も守るべきものが、果たすべく誓いがあった。
相手の方『頑張ってください』
こうしてまた背負うものが増えた。
試合後にS郎さんからの着信。
もう1卓ではミュウとれんげきウーラオスが試合中であり、どっちかとの決勝戦であることを伝えた。
Twitterにも『決勝きました』と報告、すぐに多くの知り合いからリプをもらった。
みんなが見ててくれる、なら俺がやるべきことはただ一つ・・・勝つことのみ!!

決勝-女神の微笑み(VSれんげきウーラオス)
対戦相手の方は予選4回戦で戦った方。まさかの再戦だった。
デッキをシャッフルし、じゃんけんで先攻をゲット、そして手札を確認。
オドリドリ
ミュウVmax2枚
ダブルターボ2枚
こだわりベルト
ウッウロボ
心の叫び『なんじゃこりゃああああああぁぁぁ!?』
最終戦にして今日1最悪の手札。相手の方にたねがなく、マリガン1枚ゲット。
トップ含めて引ける2枚にたねかボールがなければならない、それがなければ後はウッウロボのコイン次第。
せめてミュウVが出せてればなんとかなる。
切り札は可能性や圧縮で引くんじゃない、勝利を望む強い意志で引く。
マリガンでミュウV、トップであなぬけのひもをドロー。
最悪の展開は免れ安堵。
そして試合開始
ベルトをコストにウッウロボを使用、表によりVIPパスを持ってきて展開、崩れたスタジアムを貼り終了

どんどんよぶ

Vmaxでメッソンを倒す

ヤレユータンで攻撃

ヤレユータンを倒す

ガラルサンダーで攻撃

ガラルサンダーを倒す

相手の方の投了により勝ち
試合が始まってからは本当に一瞬だった。
勝利の女神がほほ笑んだのだ。

8感想

上記記載の通り、大半の試合が相手の方の展開遅れや有利マッチ、ウッウロボ表などの上振れ続きでした...また純正の悪系統に当たらなかったのも大きかったのかなと思います。参加者の2~3割は悪だったとのこと。
試合については闘抵抗を忘れていたりタブレットやダブルターボ、相手のオドリドリの計算をたまに間違えたりしていたので反省点がかなりあったかなと思います。

今回優勝することができた1番の理由は【絆】だと確信しています。

1人回しをほとんどしない自分はジムバトル等で色んな人に対戦してもらってます。
新潟はプレイヤーのレベルが高く、対人戦をこなすのが一番練習になります。
対戦後には皆さん『シティ頑張ってください』と言ってくれます。

そして今回のデッキについても1人では完成しませんでした。

自分が尊敬するプレイヤーの方々に相談に乗ってもらいました。
【叡智の継承者】
ライさん・・・初邂逅は半年前。12月頃からプロキシのダブルターボをデッキに入れミュウを回すなど研究に余念のない猛者。1月のぼる杯ではジュラルドン対策のやまびこホーンを入れ7-0という全戦全勝を果たす。
また新潟のシティでもベスト4に残るなどミュウの練度と研究は自分以上です。ライさんのnoteにてミュウの考察が記載されているので是非参考に
https://note.com/ray_note25/n/nf214a5a4549e

yuukiさん・・・昔から面識のあるプレイヤーの一人。強いけど丁寧という人物で最初に浮かぶのは大体この人です。新潟のシティをミュウにて優勝。
その時のバケッチャを入れた構築は後に大いに参考になりました。
ともだちてちょうについても入れて正解でした。
スタンだけでなくエクもお強いです。

沼クローさん・・・紛れもなく新潟のトッププレイヤーの1人。大型大会前はいつも相談に乗ってもらってます。
悪に対する勝率が下がり始めミュウを握ることに不安を抱き始めたときに
通話してくれた恩人。これにより迷いは消えミュウを使う覚悟を決めました。

たくまさん・・・道場のメンバーにして最強のリーダー。東京CLで日本代表を含めた名のある猛者を何人も倒した男。スタンプやツツジを打たれようがデデンネやボスを引き当てる類まれなる幸運の持ち主。最後の1枚に悩む自分に崩れたスタジアムの採用を進言。
2019年8月まると共に当時1人では限界を感じていた自分に『一緒に強くなろう』と誘ってくれた救世主。

【超越せし想い】
いつもツイッターで『頑張ってください!!』と励ましてくれるだわわさん、決戦前夜に『応援してます!!』とDMをくださったシオンさん、お2人とも直接会うことは叶わなくともその想いは心にしっかり届きました。最近あったかくなってきたと思ったけど、それはきっと人の心に触れたから、優しさを知ったから。


【祝福の言ノ葉/V-STAR~絆の星々~】
流れ星は一瞬だけど皆さんのと絆の光は永遠だと思っています。
優勝報告の時のコメント一つ一つが夜天を彩る星々の如く
やはり絆という言葉がふさわしい
これが本当のV-STARパワー!!
じじさん
マリンさん
咲さん
きむらさん
FUJIさん
ヤーカーさん
しょうたーるさん
わくいさん
べいおたくさん
ハセミさん
ひぬさん
もるぺこさん
ゲブさん
じょにおじさん
はなみちさん
桜もちさん
えぐさん
トモキさん
yasuPさん
えんやさん
TAKAtinさん
まめさん
みくりやさん
わたあめさん
kiyasuさん
ピンクさん
はるさん
えーすさん
にしさん
Zeraさん
アグニカさん
おいなりさん
ふっくんさん
はとさん

【遠征に誘ってくれた2人/絆の両翼】
まる-道場のメンバーにして自分の師匠。通称『構築の天才』。自分の10倍強いです。今回はシティに参加せず傷を癒すためにサウナや温泉に赴く。実は中学の同級生。

S郎-長岡のプレイヤー兼イベンター。今大会にはアルセウスジュラルドンにて参戦。
彼の主催する自主大会は県内全域だけでなく県外からも戦いに餓えた猛者が集う人気イベント。通称『長岡場所』
長岡場所mini・・・最大32人でのスイスドロー
長岡場所ROYAL・・・3人1組のチーム戦
長岡場所R2・・・ダッグ戦
CL長岡場所・・・数十人規模の大型大会。予選~トーナメントで最大9戦くらい。
また去年よりポイント制が導入され各大会で上位半分の参加者は順位に応じたNP(長岡場所ポイント)がもらえる。今後はポイントによるランキング上位者のみが参加できる長岡チャンピオンシップスも開催予定。
彼の主催する大会のイメージキャラクターに就任する事が自分の目標です。
毎月開催されており、CLに出れなくとも長岡場所があるからモチベを維持できます。5月1日にはシティに匹敵するCL長岡場所が開催予定とのこと。
民度・レベル共に非常に高く、上位に食い込むことで箔のつく大会となっております。自分は絶対参加します。オーラ全開の激戦をしたい方はぜひ!!公式ツイッターアカウント@pokekamintaikai

以上の通りこれだけの絆があるから自分は強くなれました。

そして今回のシティを通して自分は1つ学んだことがあります。

個人戦とはいえ、そこに至るまでに誰かに協力してもらっている、戦いの中で誰かの想いを背負っている・・・その時点でチーム戦と同じなんだって。

ポケモンカードは好きだけど、それを通して絆が生まれた人たちのことはもっと好きです。

そんな人たちとの絆もいつか25周年迎えられたらいいと思っています。

SEE YOU NEXT BATTLE

追伸:ジャッジの方、店員さん、知り合ったプレイヤーみんないい人ばかりで最高でした。仙台遠征は絶対にまたしたいです。

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