なんとなくの英語

いやあすいません、正月休みは100%資格の勉強してました。ちょっと職場での気持ちも変わってきて、ITに力入れてみるかって感じになってきたので、英語についての記事執筆はなるべくスピーディーに力を抜いてやっていこうと思います。じゃないと執筆頻度が落ちるばっかりなので。

さて、2つのことがありました。

1. 英英辞典を勧められました

職場で「この人は英語できる人なんだよね、なのにあんまりそういう機会を与えられてなくてもったいないな、良い人なのに」と思っている人がいました。その人と英語の話をしているときに、"register"という単語の使い方を少しはっきりさせようと思って、英和辞典を使いました。そしたらその人は「あ、たくみさん、英英辞典使ってみたらどうですか?英語で英語の説明が書いてあるので、ネイティブがどんな感覚で使っているかわかっていいですよー」と言われました。

ちょっと残念でした。なぜか?あれくらい力のある方なのに、私が英単語の使い方を何語で調べようが変わらないことがわからなかったからです。英語で英語の単語を説明してもらったって、日本語で英語の単語の意味を説明してもらったって、大事なのは私の中のイメージ、その単語に対して私がどんな「気持ち」を持っているかなんです。

と、ここまで書いて、一つのことに気づきました。registerというと「登録する」という日本語に自動的に翻訳されて、その時日本人は「AをBに登録する」という風に2つの要素AとBを自然に想定しますが、どうも英語のregisterは「Bに」の想定が弱くて、「Aをちゃんと記録する、刻み込む」くらいの気持ちの方が強いようだというのは前から私も感じていたんです。してみると、「たくみさん、その感じの違い、もしかしたら英英辞典でregisterをひいてみると、納得のいく説明があるかもしれませんよ」という意味だったのかもしれません。これはすいません、今の今までやってませんでした。

ただ、それにしても、「英英辞典で単語を調べたから私はこの単語の気持ちがわかるんだ」とか「私は英語上級者なんだから英和辞典は使いません」とかいうのは違うと思うんです(その方にそういう気持ちがあったのかはわかりませんが笑)。単語のイメージ、気持ちなんていうのは、それが使われている文にたくさん触れる中で、そして自分が使っていく中で少しずつ培われていくものであって、それの基本的な意味をとらえるのは英和辞典の方が便利だと思いますし、英英辞典を使ったからと言って基本的な意味以上のその言葉の立体的なイメージが即座に飲み込めるというものでもないと思うんです。要は、言葉のイメージは一回調べてわかるものではないんです。Tupacを知ってる人と知らない人とでは、Thugという言葉のイメージは全く違うんです。

2.なんとなく英語を話せる類の人っているんですね

これも偶然同じ人なんですが、海外で長い時間を過ごされた人に多いのかもしれません。その、厳密じゃなくて、なんとなくわかるって人。そういう人の書く英文って、簡潔に言うと、必要のないbe動詞があるんです。わかる人いますかね?
いや、別に私は「文法が少しでも間違っていたら0点!価値なし!そんな英文は頑張って理解しようともしません!」なんていうつもりはないんです。それはただの偏屈といじわるです。
そうじゃなくて、そういう人に限って「私なんとなくでしゃべれちゃうから、こんな感じなんだよねー。でも伝わればいいかなと思って。ネイティブだって文法なんて滅茶苦茶じゃん?」とか言うんですけど、伝わってない場合だってあるわけですよ、そういう人の英語に限って。「ネイティブだって」というのに関して言えば、例えばこんな文があります。

"Is you taking notes on a criminal fucking conspiracy?"
https://www.youtube.com/watch?v=hGo5bxWy21g

もちろん、Is you ... ? というのは文法的には間違いです、でもこれで「意味がわからない」となる人はいないんです、ストリートの話し方の一つなんです。Are you を悪ぶって言ってるだけなんです。

問題は、本当に意味が通らなくなる英文についても「伝わればいい、文法なんて正しくなくても」という言い訳をする人なんです。悔しいのが、こういう文ってなかなかさっとは出てこないんですよね笑

ちょっと前に新しくできた不動産屋さんの窓ガラスに、こんな言葉が書いてありました。

大好きなものに囲まれた暮らし
Life which was surrounded by things which I like

なんで過去形なんだよと笑 それだと「囲まれていた」だろw
things which I likeって、I ってお前誰だよw
って、ならないですかね?
「私の好きなもので囲まれていた暮らし」、これがあなたの気持ちですか?ってなりません?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?