英語のお勉強のポイント3つ

不思議なことっていうのはたくさんあるものですが、私たちが母国語を使えるようになる過程っていうのは本当に不思議だと思いますね。
物心ついてから私たちがするような「頑張って覚える、練習する」っていう意識的な努力は、全然してないですもんね。
それなのに、みんな何不自由なく日本語がしゃべれるようになるんですよね。

じゃあ、同じことが、物心ついたあとにほかの言葉でできるかっていうと、私はできないと思う派の人間なんですね。
いわゆる「お勉強」をせずに外国語が話せるようになるかって言われたら、私はきついんじゃないかなと思ってます。
まあここでは、大人が英語を話せるようになるには、お勉強は必要だ、と仮定しましょう。

問題はこっからなんですよね。

「じゃあ、何をどういう風に勉強したら、しゃべれるようになるの?」

これに対する答えはですね、具体的に言い出すと一つの記事には収まらないんですが、いくつかポイントがあると思います。

ポイント1. 毎日やる

毎日やっていればたいていのことは慣れてきます。負荷になることを不定期にやるのは一番負担が大きいんです。
毎日やれるレベルや量を選びましょう。このポイントについては、また今度もう少し詳しく書きたいです。

ポイント2. 反復しまくる

英語には「反復」がすごく有効だと思います。
こと英語に関して言えば、「身につく」ことがゴールです。仕事なら、調べながら作業して、成果物を仕上げることがゴールということもあると思います。でも、英語は力が身につくことが大事なので、美しい英文メールを調べながら完成させても、大事なのはそこで何を身につけたかなんです。
じゃあどうするか。理屈抜きで、何回も繰り返したことって、自然と覚えちゃうんですよね。
どれくらい反復するかというと、覚えようとはしていないのに覚えちゃうくらい反復すると、しっかり身に付きますね。
だから、反復したいと思えるような教材に出会うことは、実はすごく大事だと思います。私はある時期からラップが好きになって、「ラップが歌えたらかっこいいだろうなー!!」と思って、日夜練習していました。ヘッドホンして練習してるときに母親が入ってきたときは恥ずかしかったですが笑
最初は「こんなん歌えるか、速すぎるんじゃボケ笑」と思うような曲でも、カッコいいと思えるような曲なら、ずっと練習しても疲れないんですよね。勉強だとすら思わない。これがすごいんですよ。私がラップに出会えたのは本当にラッキーだったと思います。

ポイント3. なるべく頻繁に話す練習をする

話す練習っていうとハードルが上がった気がしますよね。そもそも話せないんだから練習の仕方がないじゃんっていう。
「ほな何かい?ネイティブと一緒に週に何回も英会話しろってかい?」と思われるかもしれません。
それはできれば理想的ですし、ネイティブとの練習は絶対プラスなんですが、それ以上に大切なのは「自分で何かを英文で表現してみる」習慣を作ることだと思います。
ネイティブと話していると、ネイティブはあなたのことを「察して」くれることもありますから、あなたが言いたいことを英文で表現できなくとも、やり取りが成立してしまうことがあります。でも、相手が察してくれる分だけ、あなたの英語の練習にならなくなってしまうんですよね。

なので、私のおすすめは、生活の中で思考を逐一英語で表現することです。逐一です。ずっとやります。お仕事中や運転中などの、集中している場面でする必要はありませんが、できればずーっと思考を英語で表現してみてください。

「のどかわいたな」
→えーと、なんだ、「のどかわいた」はthirstyか、そうだ、 I'm thirsty.

「お昼何食べようかな」
→えーと、なんだなんだ、この気持ちは英語でなんて言えばいいんだ?
お昼は、lunchか。何を食べる、か。あ、あれか、wonderとか使えばいいのかな?
I wonder, ん-、I wonder what I eat lunch. これはどうだ?
(これは正しい英文ではありませんが、ここで止まったっていいんです!
正しくはI wonder what I should eat for lunch とか、
What shall I get for lunch? とかですね)

「今日ノート買わないとな」
→えーと、なんだ。Today, I buy notebook. いや、必要なんだよな。
Today I need to buy a notebook. これでどうだ?
(正解!)


「これどうやるんだっけ?」
→えーとね、「これ」はわかる、さすがに、this。どうやる、やりかた、うーん。ハウトゥー?
How to do this? いや、これは文になってないよなあ。
Tell me how to do this? いや、これじゃあ「これのやり方を教えてください?」になっちゃうか。そもそもこれ命令文の形か。
どうやるんだこれ?
(こういうこともあると思います。こんな「できそうなのに、ちゃんと英語にできない」という表現があったら、誰かに聞けたらいいですね。そんな形のお手伝いも私はしたいです。
ちなみにこれは How do I do this again? とかになりますね。)

これを常にやっておくと、ネイティブの方と話すときも、「とにかく何かを英語で言ってみる」のハードルがぐっと下がっているはずです。「テレビとか見ます?」と思ったら「えーと、どうかな、Do you watch TV, か?」という、流れができているわけです。これが、普段から「とにかく何かを英語で言ってみる」練習を全くしていないと、「... 話題ないな...」から一歩も動き出せないままになってしまうんですね。


まとめ
3つのポイントを紹介しました。

1. 毎日やる 2. 反復しまくる 3. 頻繁に話す練習をする(考えたことを英語にする) 

まだまだ具体的な話に踏み込めていないので、質問や反論、感想があったら是非ください。
「考えたことを英語になんて全然できないんだけど、あなたのアドバイス、上級者向けすぎない?なめてるの?」とか「反復しまくるって、いつまで同じものを反復すればいいの?」とか、あるかもしれません。少しずつ、私が考える英語習得の全体像を共有していきたいです。

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