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13歳の僕の日記から教えてもらった自分の原点

中学一年生の時、担任の先生に毎日提出する生活記録というものがあった。時間割や持ち物などを書いて、その隣に一言日記のようなものをつけて出すと先生の赤いペンで一言コメントが返ってくるというものだ。

ふと見つけて、薄い冊子を手に取り、13歳の時の自分に寄り添って読んでみた。中学生の時の僕はとにかく閉じこもっていたので友達も少なく、何をしていたかあまり記憶がない。ただ、生きづらいな〜と思いながら学校に通っていたと想う。

でも、僕の予想とは違い、13歳の自分の書いていた冊子にはあまりにも純粋で可愛くて愛おしくなるような文字が並んでいた。”ぼくのつくったたけとんぼかなりとびます!ふちをけずってシャープにしたのが良かったのかもしれません。絵描いたりねんどつくったり工作したり....が大好きな僕にとってとても楽しい2時間でした。”みんなで竹とんぼを作る工作をした日の日記だろう。”

“美術がとても楽しいです!美術の時間が1時間に減ったのが悲しいです”
“冬休みは30分遅く起きれるので楽しみです”などなど。可愛い...。

そのほかにも、コンパスの話だったり、豆知識だったり、ドナルドの絵が描いてあったり、友達が少なくてあまり自分を表現してなかった13歳の僕にとって、この生活記録はじぶんの心の声を表現する場になっていたのかもしれない。

13歳の自分にハッと氣づかされた。そうか、僕は何かを創るのが好きだったんだ。絵を描いたり、粘土をこねたり、プラモデルをつくったり、DIYしたり、自分のアイデアで自由に何かを創るのが堪らなく楽しかったのだ。その創作意欲こそ僕の原点であり、このnoteもその一つである。何もなかったところから言葉を紡ぎ一つの作品をつくる。それが評価されてもされなくても、その何かを自分で作ってる時間そのものが好きだったのだ。夢中になるゾーン状態に入るのもこの時間だった。

もっとシンプルにもっと楽に。
13歳の自分に僕の人生の原点を教えてもらった氣がした。

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