見出し画像

本当に本当に自分を大切にすることの大切さを教えてくれる本『アナスタシア ロシアの響きわたる杉シリーズ 新しい文明~愛のならわし~』

スピリチュアル系の本で、人によっては、あまり向かない人もいるかもしれないけれども、アナスタシアのロシアの響きわたる杉シリーズは全世界で2500万部以上発行されているという。日本の有名作家でも、その人生を通しても、これほど多くの人に読まれる本は少ないだろう。でも、ロシアの実業家(素人作家)が書いた、タイガに住む女世捨て人の言葉がこんなにも多くの人たちに届くというのは本当に言葉だけ聞くと信じられないようなことだけれども、でも、この本を読むと、本当にいつもシンプルで、彼女の言葉は美しく、いつも大きな気づきを与えてくれるのである。

何かものすごい特別で難しい方法ではなく、その方法、思考はいつもシンプルだ(真似できないと思ってしまうことも中にはあるし、意味がわからない言葉もあるのは確かだけど)。でも、本当に読んでいるだけで、その思考、意識の美しさを感じるし、もしかしたら、アナスタシアが想像するような未来がやってくるのでは? と思えてしまうのだ。

現実世界ではわかってはいても、人に気に入られるため、人から評価されるため、お金を稼ぐために、言葉通り、人は自分の身を売りながら生きているという人もいる。いや、そういう人がほとんどではないだろうか。でも、そんなことをしていたら幸せになれないのは誰もがわかっているはずなのに、そういう痛い経験をみんなしたことがあるはずなのに、社会がそう言うから、誰かがそう言うから、と流され続けて、幸せや愛を見失ってしまっている。

愛の象徴である結婚も、今では離婚することも当たり前のようになってしまって、それも肯定されるようになってきたけれども、でも、本当はそんなことがないことが一番で、ちゃんと愛する人を見つけて、愛し合うことができれば、そんなことは起こらないのだ。それは、我慢するとか、世間体を気にするとか、そういうことではなく、ずっと一緒にいたくなるような人を選ぶこと、愛は育てていけるということを、僕たちはきっと忘れてしまっているのだろう。そんな当たり前のことを。それよりも刹那的な感情、他人の目線、同調圧力なんかで、物事を決めるから、それが当然続かないのは当然だ。

誰もが幸せになりたいと思っているのになれない。でも、幸せになる方法は実はとてもシンプルで、誰にでもできることの中にある。何か特別な技術やスキルが必要なわけではなく、誰にもができる中にあるのだ。なぜなら幸せはその人が幸せと感じられるかどうかであって、他人がどうこうできるものではないからである。でも、そんなことすらも忘れてしまっている。周りからの圧力によって、幸せを邪魔される、幸せになれないのであれば、他の人の幸せの邪魔をする、意識はしていなくもみんな傷つき、傷つけあうような世の中になってしまっているのではないかと思う。
自分が幸せになれないなら、相手にも幸せになってほしくない。自分が幸せを感じられないのであれば、そういう思考に陥ってしまうことも不思議ではないと思う。

本当はもっと家族との時間を過ごしたい、パートナーとの時間を過ごしたい。その人と一緒にいたいと思ったから、家庭を築きたいと思ったから一緒になったはずなのに、一緒にいる時間は少ないし、一緒に何かをするわけではなく、どんどんと孤独になっていく。それであれば、一人でいた方が楽と考える人もいて当然だと思う。でも、本当は一緒にいたくて、ずっと一緒にいたくて、一緒にいる時間が何よりも幸せで、ただそれだけのはずなのに、現代の生活環境はそうはさせてはくれないのだ。

今回の本の中に書かれていることについてはとても衝撃的なこともあった。でも、確かにそうだなって思うことだった。自分を大切にすることがいかに大切か。本当に本当に幸せになりたいのであれば、本当に本当に自分を大切にしなければならないのだ、と。

そして、過ちが起こってしまったとしても、それを取り戻す方法があること。多くの人たちは今、傷ついている。きっともう大人たちの99%がそうだろう。でも、取り戻すことができるし、幸せになることができる。

愛とは何か。忘れてしまっている人は、ぜひ思い出してほしい。自分を大切にすること。誰かを大切にすること。本当に大切な人は、本当に大切なことは、何かということを。

このような本を世に出してくれた著者であるウラジーミル・メグレ氏に感謝するとともに、日本語に訳し、発行してくれているみなさまにも深く感謝致します。本当にありがとうございます。

『新しい文明 (下) (アナスタシアロシアの響きわたる杉シリーズ)』

ここから先は

0字
過去の記事がすべて読めます!!

人生は不思議(あたりまえ)なことばかり。 不思議を知り、それについて考える。 考えるほどに、人生は味わい深く、面白い。 週刊エッセイ(メル…

A world where everyone can live with peace of mind🌟