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ネタバレ有り 映画『スパイダーマンノーウェイホーム』感想レポート

〜はじめに〜

1/8(土)遂に、待ちに待ちに待ちに待ちに待ちに待ったスパイダーマン最新作「Spiderman No way home」を映画館に観に行った。どうせならということで、高画質・高音質のIMAXにしてもうた。もうめちゃめちゃ涙が流れっぱなしで、人生を感じる素晴らしい体験だった。ネタバレありなので注意。
長いので注意。語彙力がないので注意。オタク丸出しなので注意。記憶を掘り出しながら書いているので、事実と異なることがあるかもしれないので注意。オタク特有の早口で感想話してるって感じのノリで読んでくださるとありがたいです。

〜映画を観るまで〜

ーーー時は遡り、8/24にその予告は投下された。スパイダーマン新作!!!「スパイダーマンノーウェイホーム!!」「今作は奴らが登場!!」「ドクターオクトパス(サム・ライミ監督の)」「グリーンゴブリン(サム・ライミ監督の)」サム・ライミ監督のスパイダーマンシリーズが出るということは、もしかしたら歴代スパイダーマンも出るのでは・・・?てか、こんなの絶対何か大きなサプライズあるやん、当日まで楽しみにしたい!!
予告を見た日から、ネタバレとの戦いが始まった。あるときはInstagram、あるときはTwitter、あるときはYoutube、、、おかげでTwitterのミュート欄はこうなった。

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Youtubeの関連動画にてネタバレが出てくるのが怖くて、先月公開のヴェノムの感想動画すら、まともに見ることができなかった。(関連見ないように気をつけながら結果として最低限だけ見た)

死ぬ気の思いでSNSを封印した結果、ネタバレの回避に成功。
遂に公開日から1日遅れの1/8(土)。待ち侘びたスパイダーマンを見れる日がやって来た!!!(バンザーイ)(ヤッホー)(しゃああああああああああ)

ただ当日ですら、油断はできなかった。
劇場へ向かう人だかり、劇場から帰ってくる人だかり、劇場のグッズによるネタバレ、あらゆる対象がネタバレテロを起こす可能性がある。
友人と劇場に向かいながら「ネタバレ"スパイダーセンス"が発動したらまじで逃げような。てか始まるまでイヤホンつけようぜ」などと会話しながら、劇場へと向かった。
向かう途中で後ろを歩く男子学生?2人組が「スパイダーマン」と発した瞬間「ヤバい!!スパイダーセンスが反応している!!」と友人と2人でダッシュしてノイキャンイヤホンを付けるなどした。(実話)

映画館に着いたら発券したのち、公開時間直前まで劇場外で待機。
そして遂に公開の時ーー

やったぜ、ネタバレ回避でここまでやって来たぜ
ということで、決死の思いでずっと楽しみだったスパイダーマンを見ることができた。
ファンのためにここまでやってくれた製作陣に全力で感謝。

〜感想〜

今までのスパイダーマンシリーズを追って来た人ほど喜べる、ファンサに溢れる暖かい映画だった。
今作の魅力は何と言ってもマルチバース。
これまでのスパイダーマンシリーズが交わる展開は、スパイダーマンとともに成長してきた自分の思い出を振り返るようで、とても懐かしい気持ちになった。
各作品のキャラクターがお互いの作品内での設定を語りあう、メタ的なシーンもかなり多くて、ニヤけと涙が止まらない。
また、ヴィランサイドの魅力がとにかく引き出されているのが良かった。
ここまでの作品を作ってくれて、制作に携わった全ての関係者にありがとう。
まとめて感想を書いて言語化することが難しかったので、シーンを振り返りながら、感想をつらつらと書こうと思う。すごーーく読みづらくなりそう。ほないくぞ!

・OP〜大学落ちるまで

OPは前作の続きからスタートで、MJとピーターが早速メディアや人々に追われるハメに。
今作のMJはとにかくシリーズ1表情が豊かで、めちゃくちゃ可愛かった。
シリーズ通してMJの成長も地味に見れるよね。

途中まさかのNetflixドラマ版デアデビルの主人公が登場してびっくり。原作でデアデビルは一応スパイダーマンと同じ世界なので、今後どんどんスパイダーマン作品が拡大していくのではと期待がワックワク。

・Dr.ストレンジの記憶消し魔法〜ハイウェイ

ピーターがストレンジに魔法で記憶を消してほしいと頼むシーン。
何回も何回も意見を変えるピーターが相変わらずで面白かった。
それにブチぎれるストレンジもキャラ相応で好き。
ストレンジの記憶消しの魔法の演出めちゃかっこよかったな。ドクター・ストレンジの映像効果は毎回綺麗で素晴らしい。

このシーンを観てひとことピーターに伝えたい。
ピーター、ストレンジをめっちゃ困らせてくれてありがとう。今作の激アツ展開はあんたのおかげや。

魔法のシーンが終わってハイウェイのシーンでは、
今作の1人目のヴィラン、ドクターオクトパスが遂に登場。
スパイダーマンとオクトパスが並んだ構図を上空から撮影する、デイリービューグル社のヘリが現れた瞬間「デイリービューグルやああああああ」と感激した。
ナノテクのスパイダーマンスーツを一瞬で理解するオクトパスが学者らしくて魅力があったのと、それを吸収したことに興奮した。
スパイダーマンに制御されるところとかも新鮮ですこ。

・ストレンジ邸地下での雑談

なんか緑のトカゲいて草。
このシーンはDr.ストレンジとDr.オクトパスの会話がめちゃ好き。
スト「スパイダーマンの正体知ってる?」オク「もち」
スト「こいつ?(トムホピーターのこと)」オク「ちゃう」
↑この会話がメタっぽくて好きだった。

・サンドマン、エレクトロとの遭遇

ピーター、MJ、ネッドの三人でヴィラン連れ戻し作戦を開始してすぐに現れるのがサンドマンとエレクトロ。
ヴィラン探し中のスパイダーマンの後ろの砂が、
さわさわ〜って動いたのを見て「サンドマンやうおおおおおおおお」と内心大興奮。
そして現れたエレクトロ。
エレクトロはアメスパから少しアップデートしていて、
役者のジェイミーフォックスがゴリムキになってたのも良かったけど、
雷をまとうと原作のデザインっぽいエフェクト出てくるってのがもうたまらんかった。てか登場と共にアメスパで使われてたエレクトロのBGMが鳴るの反則すぎる。

サム・ライミスパイダーマンで、スパイダーマンがサンドマンを許したのが影響しているのか分からないけど、サンドマンがスパイダーマンときちんと会話していて、エレクトロを抑える助けをしているのもかなりゲキ熱。

・ノーマンオズボーン登場〜ヴィラン集合

今作でグリーンゴブリンを演じる役者さんが誰なのか情報を仕入れていなかったので、ウィレムデフォーが画面に映った時、
「うおおおおお正真正銘サム・ライミのグリーンゴブリンや!!」
とテンションが上がった。

地下にヴィランが集合してからは、親戚同士の会合かよって思えるようなヴィラン同士の会話にめちゃくちゃニヤけた。(特にゴブリンとオクトパス)

ここのシーンで、ピーターの「元の世界に戻ると死んでしまうヴィランを助けたい」と、ストレンジの「死ぬことがヴィランの運命なのだ」で意見が別れてしまう。
このヴィランを悪とせず救おうとするピーターの考え方が優しくて、
殺されるために作品に描かれるという、ヴィランの運命の悲しさに感情移入してしまった。ヴィランを救おうとするスパイダーマンのこの考え方は、シリーズでもたびたび描かれていて、MCUスパイダーマンが歴代スパイダーマンに重なった瞬間で嬉しかった。

・スパイダーマンvsドクター・ストレンジ

結局意見が合わずにスパイダーマンとストレンジの2人は戦うことに。
いや〜今作はヒーロー同士の戦いも描いてくれるんですか!?
そんなん最高やないか!
それぞれのキャラの個性が出ていてすごく楽しい名シーン。

ストレンジの作品共通の綺麗な映像は健在で、
アストラル体となったスパイダーマンが、スパイダーセンスで抵抗するところめっちゃ好き。
列車の上で戦うのはサム・ライミ版スパイダーマン2のオマージュだよね、、
こういう粋なところに感じるシリーズ愛が好きだなぁ。
ストレンジの世界を数学の力を使って突破するスパイダーマンも、秀才の設定に忠実で最高。

・ヴィラン治療パート〜オクトパスの治療

ヴィランを治すパートはみんな仲良し(?)でなんかシュール。
ノーマンオズボーンが、学者としてピーターに協力的なのがほっこり。
ピーターがドクターオクトパスの制御チップの説明をするところは、
サム・ライミ監督のスパイダーマンにて描かれた、制御チップの設定を踏襲していて嬉しかった。

そして、オクトパスを治療すると、
明らかに物腰が柔らかくなったオクトパス(というかアームをつけたオクタビアス博士)が帰ってきた。
ヴィランとしてのドクターオクトパスだけでなく、オクタビアス博士も見れるとは、、
治療されたオクタビアス博士の表情は安堵そのもので、彼の苦悩が解消したのだと思うと非常に感動した。
スパイダーマンシリーズのヴィランは、常人がヴィラン化するまでの描き方が魅力だと思っているから、常人時のキャラが見れたのもこれまた嬉しい。

・ノーマン(グリーンゴブリン)の裏切り

ノーマンがまさかの裏切り者だった。というより、中身ゴブリンだった。
どこでゴブリンと入れ替わったのか分からないけど、多分オクトパスを治した後のタイミングだと思う。もしゴブリンなら、オクトパスの治療の時点で治らないように仕向けるのではないかと思ったため。
このシーンは表情や声色だけで、ノーマンオズボーンとグリーンゴブリンのキャラを演じ分けるウィレムデフォーの演技力が圧巻。
サム・ライミスパイダーマンのヴィランである、グリーンゴブリンとは思えないくらい強くて怖いゴブリンを見ていると、MCUスパイダーマンでの新しいヴィランとして地位を確立していて凄いと思った。

・メイの死

このシーン辛かった。辛いす。
スパイダーマンという大いなる力には、周りの人間を守らなければならないという大いなる責任が伴うことを再認識した。
問題に向き合った結果亡くなってしまう、歴代スパイダーマンのベンおじさんと、ゴブリンから逃げずに向き合って亡くなったメイおばさんの姿が重なり、なおさら悲しかった。
グライダーが飛んでくるのはサム・ライミスパイダーマンのオマージュだろうか。ゴブリンが凶悪でヴィランとしての魅力は満点だった。

・歴代スパイダーマン合流

※こっからスパイダーマン(ピーターパーカー)が三人いるので、
以下のように定義。
トビー・マグワイア演じる
初代スパイダーマン(2002,2004,2007公開)は、
頭にサム・ライミとつけます。

アンドリュー・ガーフィールド演じる
2代目スパイダーマン(2012,2014公開)は、
頭にアメイジングとつけます。

トム・ホランド演じる
3代目スパイダーマン(2017,2019,2022公開)は、
頭にMCUとつけます。

ファンが1番喜んだであろうこのシーン、嬉しさと感動で涙が止まらなかった。劇場でもこのシーンは思わず「おおっ」というどよめきが起こってて、劇場のファンみんなで気持ちを共有できたあの体験、映画館でしか味わえない嬉しい瞬間だったなぁ。

歴代スパイダーマン同士の作品内での交流という僕の夢がついに叶った。
ゲートが開いて一瞬アメイジングスパイダーマンが映った瞬間、うわあああああって叫びたくなったぜ、、
アメスパだけでなく、僕がこの世で1番好きなヒーロー、サム・ライミスパイダーマンが現れたのも嬉しかった、おっさんやったけど(笑)

歴代スパイダーマン合流の何が嬉しいかって、当時の俳優をそのまま起用してくれたこと。歴代ヴィランが登場する時点で、歴代スパイディ合流はあるんじゃないかと思っていたけど、一生スーツ姿で素顔は明かしてくれないと思っていた。
だってトビー・マグワイアもアンドリュー・ガーフィールドも演じたのかなり前の話よ、、大人の事情で難しいと思ってた、、
アメスパがマスクを外してアンドリュー・ガーフィールドが出てきた瞬間、「あぁ、、僕が大好きな彼らが本当に戻ってきたんだ」と感慨深いものがあった。

トビー・マグワイアのスパイダーマンは、僕が幼稚園の時に初めて見たスパイダーマンで、作品にハマるきっかけとなったヒーロー。これまでに3人が演じたスパイダーマンだけど、トビー・マグワイア演じるサム・ライミスパイダーマンは歴代の中で1番好き。最愛の彼が帰ってきた。
2人とも本当にお帰りなさい。

二つの世界のスパイダーマンが鉢合わせ、反射的に二人共がウェブを撃ち合ったシーンを観て、あぁ、、あの2人がウェブを出しているよ、、本当にスパイダーマンが動いているよ、、と感慨深かった。

ちなみに後日2回目で吹き替え版を見たんだけど、
ヴィラン、スパイダーマン含め、再登場したキャラの声優は当時の声優さんをそのまま起用していた。小さい頃はずっと吹き替えで見てて、スパイダーマンの声も吹き替えの方が馴染みが深かったから、歴代のスパイダーマン2人が話すたびに、声優さんの懐かしい声を聞いて、嬉しくて涙が止まらなかった。

・3人のスパイダーマン集合シーン

そして遂に3人のスパイダーマンが合流する。
MCUスパイダーマンがメイを亡くした悲しさで途方にくれているところに、優しく寄り添う歴代の先輩達。みんな大切な人を亡くしているからこそ、お互いに気持ちを共有できるんだね、、このシーンの先輩スパイダーマン達の表情が本当に優しくて温かかった。「大いなる力には大いなる責任が伴う」というセリフを三人で共有した時はもう本当に感激だった。

・ヴィラン治療薬開発シーン

ここはもうファンを喜ばせるための映像がたまらんたまらん。
・成績優秀な三人のピーターが、協力しあって薬を開発しているとこ
・おじさんすぎてゴーグルが似合わないトビーマグワイア(好き)
・サム・ライミピーターとアメイジングピーターが彼女トークするとこ
・スーツが無いかと思ったらしっかり中に着てるサム・ライミパーカー
・MCUパーカーの親友ネッドと、サム・ライミパーカーとの親友トーク
・ウェブを体内で生成するか自作するか問題
・同じ名前が故に、名前を呼ばれた時に思わず反応する三人のピーター
このシーンほぼほぼ会話なのにめちゃくちゃ楽しい。めっちゃ好き。

・いざ最終決戦

最後の戦いが始まる前のパーカー同士の会話も最高にキュン、やったなぁ。
各々が過去に戦ったヤベェ敵について語るシーンは、
観ていながら「あぁ〜ああいう奴もおったな」とスパイダーマンと一緒に思い出を振り返りながら懐かしい気持ちに。
このシーンで「君は凄いよ〜アメージングだよ〜」ってサム・ライミピーターにアメスパがいじられてたのが最高に好き。あと、サム・ライミピーターが2007年ぶりということで、アメイジングピーターに腰を伸ばしてもらってたのキュン。

ヴィラン達が登場し、
スパイダーマンのマスクを被った
サム・ライミスパイダーマン、アメイジングスパイダーマン、
MCUスパイダーマンの三人が遂に揃った。
この三人が映画で見れるなんて感激。
大好きなサム・ライミスパイダーマンが映画館で動く姿を見ることができて、それがとにかく嬉しくて仕方が無かった。

スパイダーマンが、それぞれの作品で昔戦ったヴィランとは別のヴィランを相手してるのが面白くて、どうせ同作品のスパイダーマンとヴィランが相対する激アツ展開もあるんちゃうんか!?と期待もMAXに。

また、いい感じに苦戦させてくれるのがヒーロー映画の好きなところ。
今作はスパイダーマン同士が全く連携できてなくてかなりお互いの足を引っ張り合っていて面白かった。
そうだよね、サム・ライミスパイダーマンとアメイジングスパイダーマンは1人で戦ってきたもんね、連携なんかできるわけないよね、、
いや、サム・ライミスパイダーマン、スパイダーマン3でハリーとゴリゴリ良い連携してたやないか(小声)

息が合っていないスパイダーマンズを取りまとめたのが、MCUのスパイダーマン。アベンジャーズで戦った経験を活かして、サム・ライミスパイダーマンとアメイジングスパイダーマンを指揮する。
今まで子供だったMCUピーターが、スパイダーマンズのリーダーとしてみんなを指揮していることに彼の成長を感じた。
歴代の世界にはアベンジャーズが存在しないから、アベンジャーズをバンドか何かと勘違いされてたのも、各作品間のギャップがあって面白かった。

スパイダーマン同士による作戦会議が終わった後、三人のスパイダーマンが、スパイダーマン恒例のスイングする時の雄叫びを上げながら、三人並んでスイングするシーンは、非常に感慨深かった
こんな映像がずっと夢だった。本当に幸せで嬉しい。

・vsサンドマン

MCUスパイダーマンが三人をまとめてから、三人の連携は最高。
各々のスパイダーマンが、各自の作品で交わったヴィランと相対する演出もやっぱりあって、かなり胸熱ポイントだった。

サンドマンと戦うのはもちろん我らがサム・ライミスパイダーマン。
この映像だけでご飯10杯お代わりしたい。
サム・ライミスパイダーマンの「マルコ!お前を救いたいんだ!」的なセリフは、サム・ライミスパイダーマンの優しさが溢れていて本当に好き。サム・ライミスパイダーマンはかなり優しいよねぇ、、

3人のスパイダーマンによる、リレーが続き、そして遂にサンドマンに治療薬を使うと、中から当時の俳優のフリントマルコが現れた!!
映画序盤からずっと砂状態だったから、もう俳優は登場しないのかと思っていた。俳優さんのセリフが無かったのと、かなり当時と同じ見た目だったから、CGじゃないかな〜とも思う。
でもCGだったとしても、当時の役者を現代の作品に出してもらえることが何よりも素晴らしいと思うので、やっぱり嬉しかった。
もう大丈夫だよと言わんばかりの優しい表情をしたサム・ライミピーターと、元の姿に戻ることができたフリント・マルコの後ろで、
サム・ライミ版スパイダーマンで使われていた、何回も聴いた大好きなBGMが流れ、本当に感動した。
歴代のBGMを使うのやっぱ反則だろ。

・vsエレクトロ

エレクトロと戦うのはもちろんアメイジングスパイダーマン。
と、思いきやエレクトロ強すぎてスパイダーマン三人総出で戦うことに。
でも、、エレクトロがつえええ、、リアクターつけたエレクトロ流石に強すぎて無理ゲー感が凄い。アメイジングの映画だとウェブシューターを磁石にして電気を跳ね返してたから、それできないんか!?と思っていたけど、どうやらそれはできなかったみたい。

と思っていたところに、何とドクターオクトパスの救援が!!!
ヴィランが助けに加わるなんてアツい!アツすぎる。
チャッと治療してもはや恒例となる、ヴィランとの再会シーン。

マックスとアメイジングスパイダーマンの再会でも、やっぱりアメイジングスパイダーマンの映画で使われていたBGMがうっすらと流れてた。
いや〜反則なんよ。何度目や。
あとは、マックスとの会話で出てきた「黒人のスパイダーマンもいるかもよ」的な話。あれマイルズのことだよね、今後交わる匂わせかファンサービスか分からないけど、めちゃテンション上がった。

そして、オクタビアス博士とサム・ライミピーターの再会シーンも。
再会シーンではやっぱりサム・ライミスパイダーマンのBGMが流れ、サム・ライミピーターに対してオクタビアス博士が言った「ピーター、大きくなったな」ってセリフで涙腺崩壊した。18年越しの再会だもんね。
5歳の時に映画館でサム・ライミ監督のスパイダーマン2を観たので、自分とも思わず重なってしまい、嬉しかった。

・vsリザードマン〜ストレンジ合流

リザードマンはMCUスパイダーマンが治すよね。リザードマンも治療後にまさかの当時の俳優さん登場で驚いた。リザードマンの俳優さんもセリフが無かったので、おそらくCGではないかなと思っている。ただ、映像に当時のコナーズ博士が登場することに意味があると思うので、やっぱり制作陣には感謝。

・グリーンゴブリン登場〜箱爆発

先述しているが、今作のゴブリン、中身はサム・ライミスパイダーマンのゴブリンだけれど、強さも凶悪さもスーツパワーアップしていたので、MCUスパイダーマンのヴィランとしての地位を確立していたと思っている。
そういう意味では、歴代のキャラだけに頼らず、新キャラのポジションをゴブリンが果たしていたので、ヴィランにもかなり満足だった。
この凶悪ヴィラングリーンゴブリンによって、ヴィランを呼び寄せた呪文が封印された箱に爆弾をしこまれ、建物が爆発してしまうこととなる。

・建物の崩壊〜MJ救出

建物が崩壊し、MJは建物から落下してしまう。
MCUピーターはMJを助けようと思わず飛び降り場面がスローになる。
このシーン、完全にアメスパ2のオマージュだよね。アメスパでは結局グウェンを助けられず死なせてしまうため、正直不安がよぎった。
不安が的中し、MJに手が届く直前でゴブリンのグライダーにMCUピーターが囚われてしまい、MJはそのまま落下。
うわああああああ誰かMJを助けてくれえええ!!!!と心の中で悲鳴を上げた次の瞬間、画面に映ったのがアメイジングスパイダーマンのピーター。
そういうことね、と全てを察した。
「頑張れピーター、今度は救うんだ!!絶対できるぞ!!」と心の中で祈っていると、アメイジングピーターはMJを救うために飛びつき、無事彼女を救った。このシーンを観て「うおおおおおおお!ピーターよく頑張った!本当によくやったよ君は」と拍手したくなった。
映像だとMJを救った直後にアメイジングピーター泣いてるんだよね。
「あの時グウェンを救えなかったけど、今度は助けることができて良かった」の涙なのかな。多分ピーターも色々思うものがあったのだと思う。
このシーンはピーターに感情移入して、映画の中で1番泣けたシーン、過去の精算とかじゃないけど、本当に良かったねピーター。

・vsグリーンゴブリン

復讐心に囚われて、怒りに狂ったMCUのスパイダーマンはやっぱり観ていて悲しくなる、、MCUスパイダーマンがゴブリンをグライダーで突き刺そうとした時に、それを止めたのがサム・ライミスパイダーマン。
ベンを殺した強盗に復讐をしたことを後悔していたからこそ、
現に復讐しようとしている若いスパイダーマンを救ったのだと思う。
本当に素晴らしいよサム・ライミピーター、、と感動していたのも束の間、ゴブリンがサム・ライミピーターを刺した!!!!
嘘だろ!!!!!刺す流れかこれ!?てかサム・ライミのスパイダーマン殺したらどんだけいい映画だったとしてもめちゃくちゃモヤモヤするし嫌だぞ!?脚本〜〜〜!!死ぬな〜〜頼むぞ〜〜〜〜!!!!
サム・ライミピーターが刺されて、MCUピーターが俺と同じくらい激おこの顔をしていたから、このままモヤっとする展開なのかなぁと思ったら、アメージングピーターが治療薬をMCUピーターにナイスパス!!そしてMCUピーターがそれをゴブリンにナイスぶっ刺し!!
MCUピーターは結局最後まで信念を曲げず、ヴィランを救いきった。
ヴィランを救済するという、メイおばさんの信念を果たしたのだった。

ヴィランを「倒す」にフォーカスしていた従来の作品に対して、ヴィランを「救う」今作は、ヴィランの心情にもフォーカスしていて、スパイダーマンシリーズはやっぱりヴィラン含めて最高に魅力があるなぁ〜と再認識した。

ゴブリンに刺されたサム・ライミピーター、なんか前にも刺されたことあるでみたいなことを言っていて超大丈夫そうだから安心した。アメイジングピーターが「じゃあ大丈夫やね」つってたのもわろた。

・ラスト

呪文が暴走して色々な世界からヴィランがやってきてしまう展開に。
敵が来るから映画の展開としては悪い流れなのに、空にヴィランの影がたくさん写っているのを見ると、「いいぞ、もっとやれ、次はどんなヴィランがくるんや!!」と正直ワクワクしてた。ちなみにライノっぽい影もいた!
ヴィランを止めるために、MCUスパイダーマンの正体を人々の記憶から消す選択を、MCUピーター自身が選んだところに、ピーターの成長を感じ感動した。最初にストレンジを訪れた時は、たくさんわがままを言っていたのにね。
先輩スパイダーマンと「大好き」って言ってハグをする現スパイダーマンのシーンも良かった。スパイダーマン同士のハグシーンなのに、トビーマグワイアとアンドリューガーフィルドによる、「お疲れ様」のハグにも見えた。

MJとネッドとのピーターの別れも切なかった。
ピーターが「僕が思い出させる」、MJが「私が探す」って別れる前には言っていたのに、MJとネッドから距離を置くカフェでのシーンは切なかった。
自己紹介メモを持ちながら、今でも仲が良さそうなネッドとMJを切なくも優しい目で見つめるピーターが本当に切ない。

周りを巻き込まないように、恋人・家族・友達から距離を置かなければならないのに距離を置けなかった歴代のピーターに対し、周りとの関係をバッサリと関係をたった今作は、やはりピーターの成長なのかな。

・おまけ

ポストクレジットはヴェノムが出てきてテンションが上がった。ヴェノムが本編に出てくると少しごちゃっとしそうだったから、ポストクレジットでちらっと出してくれるところがまじで好き。ヴェノムが少しだけMCUの世界に残って、MCUにヴェノム参戦もありそうでかなりた、の、し、み〜〜〜!!

〜おわりに〜

今作のテーマは「救済」だと思っている。
ヴィランを治療するという救済。
そしてスパイダーマンに対しての救済。
サム・ライミピーターは、MCUピーターの復讐を止めること、
アメイジングピーターは、MCUのMJを救うことで、
当時自分たちの作品でできなかったことを果たし、救われたのでは無いだろうか。また、MCUピーターは、亡くなったメイおばさんの信念を貫き、ヴィラン全員を救ってそれぞれの世界に返したことが、何よりも1番の救済ではないかと思う。

最初にも言ったけど、本当に今作はファン想いの素晴らしい映画だったと思う。MCUスパイダーマンシリーズを、しっかり満足のいく形で完結させてくれた。約20年間スパイダーマン映画を追ってきて、今作を観れたことはファンとして本当に幸せな経験でした。制作陣全てにありがとう。
トムホ主演の新三部作もあるみたいだし、今後の作品の動向も追っていきたい。また、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースにて新しくスパイダーマンシリーズのヴィランも登場していくだろうし、今後これらがMCUと交わる可能性もあるので、ずっとオタクできて幸せだ。
次はモービウス、スパイダーバース。あ〜待ちきれん!!
感想書き終わった、、文字数約11000、、相変わらずレポートばり、、

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