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POOLO2期卒業制作

2020年8月から参加しているPOOLO2期が2021年7月についに終了します。

その卒業制作として「1年間の振り返りとこれからやりたいこと」「世の中に還元できること」について記事を書きます


1年間の振り返り

ぼくがPOOLOでやりたいと思っていたことを改めて読み返してみました

この1年間で達成できたかと聞かれると、自信を持って答えることができません。

なぜそんな答えになるのか、振り返りながら考えていこうと思います


POOLOで学んだこと

この1年、オンラインでたくさんの講義を受けさせてもらいました

そこで感じたのは「旅」という概念の幅広さ

POOLOでお話しいただいた講師の方々は、講義を受けるまでは全然知らなかったすごい経験や考え方を持つ人ばかり

テーマも非常に幅が広かったため、何を学んでいるのかと聞かれた時に回答に迷うこともありました。

しかし、「旅」という概念を軸に見た場合、バラバラのようで全てがつながるというのがPOOLOの面白いポイントだったと思います

自分らしい生き方を見つけるウェルビーイングの考え方を知ったり

旅の経験で得られる「自律」が会社や組織に生かせることを知ったり

幅広い分野と共創する観光業の持つ真の価値を知ったり

つまり、「旅」とは、生き方であり、ビジネスであり、社会貢献でもあるということ

これまで旅することについてそこまで深く考えたことはありませんでしたが、POOLOを通じて自分の中の旅の概念をアップデートできたのではないかと思います


POOLOで出会った人

講義を受けただけではなく、この1年でたくさんの人たちと知り合いました

年齢も違う

出身や住んでいるところも違う

やりたいことも違う

そんなバラバラの個性を持つ人たちの集まりでしたが、「みんな旅人」というだけで繋がりやすかったような気がします

というより、みんな世界各国を渡り歩いた旅人だからこそ、ここまで繋がれたんじゃないかなと気づきました

今までぼくの周りには一人旅に頻繁に行くような人はほとんどいませんでした

だから、いつも「すごいヤツ」扱い、良い意味でも悪い意味でも笑

でもPOOLOにいるメンバーはみんなそんな人たちで、むしろぼくなんか足元にも及ばないレベル

なんとなくではありますが、普段接する人たちより近い人種にあったような気がしました

ほとんどの人とはオンライン上だけでの付き合いでしたが、POOLOに入る前には想像していなかったくらい、いろんな人たちと親しくなれたと思います

POOLOに入らなかったら出会うことはきっとなかった人たちだろうし、「嫌われる勇気」を読んだり、noteを書いたりすることもきっとなかったはずです


求めていたこと

ぼくがPOOLOに求めたのは「自分の可能性の拡張」と「仲間探し

どちらも達成できたようにも見えます

でも、何か納得がいかないんです


本当に成長できたのか

この1年間でいろんな成長の機会はあったと思います

でも、その機会を十分に活かせたのかと自分に聞くと、自信を持ってYesとは言えません

「もっとできることはあったはず」

その思いが拭いきれません

今思うと、一度も全力を出していないんじゃないかと思います

それに、自分の目指したい将来像が定めることができず、これから何をすべきかを見つけることができませんでした

POOLO2期の期間中、一度だけ転職活動に踏み出したこともありますが、結果は伴わず

自己分析が足りず、自分は何がしたいのか、自分に何ができるのか、それを曖昧にしたままだというのもありますが、自分の将来を決める覚悟や勇気が足りなかったからでしょう


やりきれなかったこと

何がこの1年でできたのか、それを考えるときにぼくはできなかったことばかりが浮かんできます

例えば、ぼくは4つか5つほどPOOLO内でサークルを立ち上げました

しかし、自分自身の熱量を保つことができず、2020年末までの間にほとんどのサークルを自然消滅させてしまいました

頑張りたいと思っていた地方創生に関するサークルでさえ、始めこそいろいろやったものの、一度は停滞

後半は少しずつペースを戻そうとはしたものの、当初思い描いていたレベルまでは持っていけませんでした

どこか独りよがりなところがあったせいだと思います

一緒に運営などをしてくれる仲間としっかり協力し、目標や目的を明確にすることができていれば、こんなことにはならなかったのではないかと、自分の力不足を感じることになりました

継続することの難しさを改めて知ることができたと思います


仲間とは

POOLOで出会った人はいい人ばかりで、職場で話す若い世代よりもすごいと思う人が多かったと思います

気が合う人も多いし、ふざけ合える人もいる、いいコミュニティだと思います

でも、仲間という言葉はまだしっくりこないんです

敬語のせいかもしれない

普段は話さない標準語のせいかもしれない

対面であった回数が少ないからかもしれない

一緒に苦しい壁を乗り越えていないからかもしれない

とりあえず言えることは、本気にならなかった自分が悪いということです


自律とは

つまりは、自律できていなかったということです

今の仕事では必ず上司に確認を取ることが必要となります

裏を返せば、上司が責任を取ってくれるということ

それに甘えてしまい、どこか人任せになっているのだと思います

POOLOでは自分自信の成長に対して自分で責任を取りたいと思っていましたが、日頃の怠惰な生活に流されたり、周りの反応のなさに落ち込んだり、そんなことが続いて大したこともできずに1年が経ってしまおうとしています

おそらく目的意識の希薄さが原因として大きいと思います

目指すべき方向なく走り続けることは大変ですし、誰かを巻き込むことも難しくなります

こうやって振り返ることで、自分がどうありたいのか、社会にどう貢献したいのか、それを明確にすることの大切さに気づくことができました


アフターPOOLO

この1年間を振り返り、自分自身の問題でネガティブなことが多くなってしまいましたが、結論としてはPOOLOに入ったことは間違いではなかったと思っています

1年という時間だけでは足りなかったというだけの話

ということは、これからの「アフターPOOLO」をどうするかで今までの結果は変わってくると思います


アフターPOOLOに必要なこと

POOLOメンバーと緩やかにでも繋がり続けること、それがぼくのアフターPOOLOには必要です

外出自粛をお願いする側の組織にいるぼくは、遠方に住んでいることもあって気軽にはPOOLOメンバーに会いに行くことはできませんでした

感染が怖い、周りの目が怖いということではなく、お願いする側としての責任があるし、信頼し、信頼してもらっている職場の人に笑顔で話せないようなことはするべきではないと思うからです

POOLO2期中はずっと「人と会うことが難しい」状況でしたし、しばらくこの状況は続くと思いますが、少しずつ変わりつつあります

だから、いつかちゃんとPOOLOメンバーに会いたいんです

そのために繋がっていたいんです

仲間という言葉は「まだ」しっくりこないだけで、時間をかければ辿り着けるような気がしているんです


ぼくのアフターPOOLO

ぼくにとっての「繋がっている」は「一緒に活動している」ということ

じゃあ、POOLOが終わった後にみんなとやりたいことは何かと問われると、地方創生に関することはその1つだと思います

ぼくは仕事で地方創生の現場に立っていますが、「これからは地方が面白くなる」という気持ちは変わっていません

しかし、現場を知っているが故に迷うことも最近出てきています

だからこそ、仕事以外の時間でも地方創生に関わり、自分の中での確信を見つける必要があると思っています

今できることの一つは、地方創生に関するサークルを継続することです

このサークルも一度は停滞しましたが、今はPOOLO1期の方々とも一緒にするようになり、月1回程度ゆるく地方について話す機会を設けています

この活動においては、地方の現場に立つ仕事であるぼくが役に立てる場面は多いはずです

地方について話すだけでは物足りないメンバーもいると思うので、時が来たら、実際に現地に行って、現場を見たり現地の人と話したり、いずれは何かの行動を起こしたり、そんなプロジェクトを作っていきたいと考えています

真面目なことだけじゃなくて、動画で面白く地方を発信するのもやっていきたいと思っています

「地域発信ズ」で実施した「わらしべ宅急便」という全国各地のお土産などをセレクトしメンバー同士でリレー形式で発送する企画

今まで知らなかったお土産や名産品を知ることができ、地方にも多少お金が落ちて、メンバー同士の仲も深まる企画だったと思っているのですが、そこから派生して、今度は地方の魅力を発信するためのYouTubeチャンネルを立ち上げようと数名のメンバーとゆるりと動いています

実は、POOLOが始まった当初からこういうことをやりたいと思いサークルを1つ立ち上げ、結局うまく回すことができなかったのですが、POOLO2期が終わる間際になって他のメンバー発信で新たに始まろうとしているのは感慨深いところもあるんです

1年間一緒に過ごしてきたからこそ、できるようになったということかもしれません

アフターPOOLOにおいて、自分の出番があるのはこういう活動だと思いますし、自分の出番を活かしながらみんなと一緒に取り組むことで、ぼくが探していた「可能性」も「仲間」も見つかるんじゃないかと思っています


POOLOの先にあるもの

自分の生き方や世の中との向き合い方を考える上では、アフターPOOLOでの活動だけではきっと足りないと思っています

漠然と思うのは、新しいコミュニティに所属して新しいスキルを身につけたいということです

POOLOで繰り返し重要性が語られていてたマーケティング

人の思いや考えを表現し、見た人の心を動かすグラフィックデザイン

これからの時代にさらに重要性を増すITスキル

興味があることを挙げるとキリがありません

今までは独学で何とかしようとしてきましたが、目的意識の薄い状態では継続できないという予想が立ちます

そのため、まずは何かしらのコミュニティに飛び込んで、自分という人間をいろんな角度から見ることから始めるべきだと考えています

コミュニティの価値はPOOLOの中で感じ取ることができたからこそ、この発想に至ったのだと思います

これがぼくのPOOLOの先にあるものです

時間はかかるかもしれませんが、こうした行動が自分の生き方を決めることにも繋がると思いますし、世の中に還元できる何かも生み出せると思っています

だから、卒業制作の課題の一つである「世の中に還元できるもの」についてはまだ答えを出さないでおこうと思います


以上で、ぼくの卒業制作を終わります


メッセージ

最後に、POOLO2期で関わってきた方々にお礼の言葉を書きたいと思います


運営の皆様へ

TABIPPOさんを始め、コミュマネの皆さんにも1年間本当にお世話になりありがとうございました!

素晴らしい講師の方々やメンバー同士の仲を深める工夫など、見えるところでも見えないところでも、ぼくたちのためにご尽力をいただいたことと思います

これからはぼくたち自身が活躍することで、POOLOというコミュニティの価値を発信していく番ですので期待していてください!

TABIPPOさんとはいつか仕事でもご一緒したいと思いつつ、今年度の事業でもぶっこめるタイミングはないかずっと探っていますが、なかなかいいアイデアが浮かびませんでした(笑)

また相談させていただくかもしれませんが、その時はよろしくお願いします!


POOLO2期メンバーのみなさんへ

みなさんと出会えたおかげで、この1年間を楽しく過ごすことができたと思っています

本当にありがとうございました

この1年間、突飛な行動や考え方で皆さんを振り回すこともあり、誠に申し訳ありませんでした、あんまり覚えていませんが(笑)

本当のことを言えば、ぼくは目立つのはそれほど好きではないですし、大した経験も能力もありません

すごく過大評価をされてると感じていました

一番最初に喋り始めたり発表したり、率先して行動する時は、「自分が最初にやらなきゃいけないんだ、そうすれば後の人がやりやすくなるから」と言い聞かせて、ビビりながらやっていました

行動スピードが早い場面が多かったかもしれませんが、実のところ近くに住む友達がおらず、遊ぶ約束が全然ない出不精の暇人だっただけで、処理能力が高いわけではありません

人との心理的距離を縮めるのも得意ではありません

そういうところを隠すために割と意図してふざけていることも多いです(もちろん本当にふざけている時もあります笑)

つまり、不器用なんです

時間はかかるかもしれないですが、もっとしっかりとみなさんと関わりたいですし、いつかは対面でゆっくり話がしたいという気持ちも強いので、これからも一緒に活動とかしてくれると嬉しいです

アフターPOOLOの活動にはいろいろと関わりたいと思っているので、お邪魔じゃなければ誘っていただけると嬉しいです

まあ勝手に参加させてもらうかもですが(笑)

ということで、これからもよろしくです!


地球

最後に、この記事を書きながら頭の中で流していた曲を紹介します

いきものがかりの「地球(ほし)」という曲です

いきものがかりと言えば、6月にメンバーの山下穂尊さんが卒業を発表し、メンバー3人では最後となるライブツアーを実施しました

ぼくはオンラインで配信されていたライブツアーファイナルを見ていましたが、イントロから涙が止まらなかったのがこの曲です

この曲は、山下穂尊さんが高校生の時に書いた曲で、路上ライブをしている時から歌っていたそうです

別れや人生について書かれた曲ですが、「いつまでも一緒にいたい」という歌詞で言葉を詰まらせる吉岡聖恵さんを見ていて、新たな道に踏み出す山下さんやいきものがかりと重なっていると感じました

POOLO2期もこれで終わるということで、ぼくもなんとなくこの曲を思い浮かべました

特にBメロの歌詞が心に刺さっています

(1番Bメロ)
この場所から離れてくことが 今は少しだけ怖いんだ
この限られた時間の中で それぞれに何かを見つけたら
(2番Bメロ)
ある一点を見据えただけじゃ 何か始まるわけでもなく
何も感じられず生きていくのが この足跡を遮ってく

現状を変える怖さ、変えられないもどかしさ、でもそんな状況でもできることをしようという姿勢、自分自身と重なることがたくさんあったからかもしれません

最後はこの歌詞で締め括られます

同じ地球に立って あなたをずっと待っていたい
どこかで逢えるから 今はここで歩いていくよ

離れていても繋がっている、だから今は自分の道を進んでいくという、吉岡聖恵さん、水野良樹さん、山下穂尊さんの思いと重なっているんだと思います

仲間ってこういうことなんだろうなと思いました

そんな仲間をぼくも見つけていきたいと思います

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