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限界には二種類ある?

おはようございます。
私は東京在住ですが、だんだんと暑さを感じる時期となりました。
夏を少しずつ感じ始めています。

シルク・ドゥ・ソレイユ

今日のテーマは「限界」です。
先日、シルク・ドゥ・ソレイユの「アレグリア」という作品を観に行きました。

シルク・ドゥ・ソレイユについて軽く説明させていただくと、シルク・ドゥ・ソレイユは世界が認めるエンターテインメント集団。
1984年カナダ・ケベックで誕生して以来、世界6大陸、70か国、450都市以上で2.15億人もの人々を魅了し、世界最高峰の集団です。

シルク・ドゥ・ソレイユが世代、国境を越え愛され続けているのは、人間の持てる能力の”限界”まで追求したパフォーマンスと、生演奏、照明、舞台美術、衣装、振付に至る全てにこだわり、それらを融合させた芸術性の高さと言われています。
そして、作品に込められたコンセプト、ストーリー性も観客の心をつかむ大切な要素のひとつとなっています。

実際に見てみて…

先日、東京の特設会場にて、シルク・ドゥ・ソレイユの「アレグリア」という作品を観てきました。
子どもの気持ちになったかのように、終始驚きの連続で、興奮冷めやらぬ3時間でした。

「何に驚いたのか?」

「限界を超えていることです。」

肩車のように、直列で立つ人間の上に一人直列で立っている。
それだけで十分驚きだったのですが、さらにもう一人その上に直列で立ったのです。
つまり、3人が直列で縦に連なっている芸がありました。

また、一旦終わったと思いきや、それだけに留まらず今度は一番上に飛び乗るなど、終始歓声が会場に響き渡っていました。

炎が燃えている棒でジャグリングをしたり、空中ブランコをしたりと、圧巻のパフォーマンスでした。
到底、人間が成し得ることではないし、想像すらできないことの連続でした。
残念ながら、シルク・ドゥ・ソレイユを言葉でお伝えすることには、限界を感じるので、「アレグリア」のお話はここまでにしておきます。

何が人々を魅了するのか?

シルク・ドゥ・ソレイユの理念に「Impossible is only a word」(不可能なんて言葉でしかない)という言葉があります。

観客にとって不可能と思うことを、シルク・ドゥ・ソレイユは可能にしていく。
そこに、驚きや感動がある。
ある意味、シンプルなことかもしれません。

不可能と可能の境目には、”限界”があります。
そしてその限界には2種類あります。
”想像的限界”と”現実的限界”。

例えば、42.195キロのフルマラソンを走るとします。
やる前から練習もせずに無理だと言う方は、”想像的限界”で止まっています。
実際に練習してみたら、膝を故障してしまいその時は走れないから無理だと言う方は、”現実的限界”で止まっています。

”想像的限界”とは、空想上での限界のことです。
まだ、やってみてもないのに無理だとか言う方は、想像的限界に直面している方です。
”現実的限界”とは、現実問題としての限界のことです。
実際にやってみて無理だと言う方は、現実的限界に直面している方です。

シルク・ドゥ・ソレイユが人々を魅了する大きな要因は、まず”想像的限界”がないことだと感じております。
全てのパフォーマンスに対して、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、必ず最初にできるかなと想像した方がいます。
最初に構成やパフォーマンス内容を想像した方がいます。
それがないと、今日のシルク・ドゥ・ソレイユは存在していません。

もちろん”現実的限界”を超えるパフォーマーの方々も一流です。
しかし、その生みの親である”想像的限界”を超えた方々も一流だと、感じざるを得ませんでした。

シルク・ドゥ・ソレイユのようにとは言いませんが、”想像的限界”の段階で無理だと諦めていることはないでしょうか?
もしかしたら、案外”想像的限界”を超えると、うまくいくこともあるかもしれません。
今日という日を、小さなことでもチャレンジしていく素敵な日にしていきましょう!

良い一日をお過ごしください!

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