自分のことは何%分かっている?
「自分のことは自分が1番分かっている」
「自分のことは自分が1番分からない」
なんて言葉は聞いたことあったり、考えたりしたことがあるのではないのでしょうか?
実際のところはどうなのでしょうか?
今思っていることは、単なる思い込みかもしれません。
そして、その思い込みは傲慢さや自信のなさを生む原因になりかねません。
まずは「自分のことは自分が1番分かっている」と思うあなたへ
確かにそうかもしれません。
今食べたいもの、1年後に達成したいこと、過去の出来事など、あなたが1番分かっている。そう思うかもしれません。
ただし、本当にそうなのでしょうか?
自分が話し下手だと思っていたにも関わらず、人から上手と言われてびっくりする経験や、食べず嫌いだった牡蠣が実はとても美味しくてハマる経験など容易に浮かびそうです。
果たして本当に、自分の得意不得意や自分が好きなことを分かっている人はどれくらいいるのでしょうか?
もちろん個人差はありますが、意外と自分のことは分かっていないこともあるのではないでしょうか?
もし本当に分かっているのなら、目標や夢は叶いやすい。
なぜか上手くいかない、なぜかしんどい、そんなことだってあります。
逆に「自分のことは自分が1番分からない」と思うあなたへ
先ほどの続きにはなりますが、なぜ自分が上手くいかないのか、なぜ自分がしんどいところから抜け出せないのか。
世の中には悩みが絶えません。
「自分のことが分かっていたら苦労しないよ」
なんて声が聞こえてきそうですね。
その証拠に、世界の一流スポーツマンはコーチをつけます。
世界一走るのが速い選手が、自分よりも走るのが遅いコーチを付けることには理由があります。
自分のフォームや状態などの、無意識下のものは自分では気付きません。
だから、客観的把握能力に長けたコーチを付けるのです。
結論どっちなんだ!?
結論は、どっちも合っているしどっちも間違っています。
つまり、両方持ち合わせているということです。
どちらが正しい間違っているなどという、一神教的文化は日本人には合いません。
確かに、自分の感覚は自分にしか分からない。
でも同時に、自分の見られ方は自分には分からない。
結論を何か特定の1つに絞る必要などありません。
もし本当に正解のようなものがあるのなら、みんなが上手くいっています。
正解があるように思われるのは、それが楽だから。
誰かに正解のようなコーチングやセールスコンサルを受けると、人は楽です。
ただしその延長線上に、正解はありません。
この世の中には正解がない。
そして矛盾に満ちている。
矛盾の中で生きている
世の中の悩みの大半は、この矛盾の中にあります。
例えば、仲良く付き合いたいけど喧嘩してしまうカップル。
例えば、早起きしたいけどどうしても怠けてしまう自分。
多くの方が矛盾で苦しんでいるのではないでしょうか?
この矛盾に満ちた世界を軽やかに生きるには、"あること"が必要です。
僕はそれを専門としてコンサルティング事業をするほどの"モノ"であるため、伝えたからと言って体得できるものではありません。
陰陽、二元性といった矛盾の世界で、人比べず自分らしく生きていくことに必要なその”あること”とは、”自分軸”です。
”自分軸”とは、”在り方”や”理念”や”直観”と表現することもあります。
ただし、これは簡単に見つけられるものではありません。
見つけたと思っても、実はそれは他人の考え方を模倣した偽物の自分であることもしばしば。
だから、この矛盾した世界から抜け出せないわけです。
本当の自分とはどこにいるのか。
哲学のようになってしまいましたが、1人でも多くの日本人が本質を見極めて生きる世の中になるように、今日も精進していきます!
それでは良い1日を!!
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