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「なぜ?」は3回繰り返せ!!

 どうもtakuhoです。
梅雨の時期がずれたのか?と思うぐらい来週は雨の予報が続いており、
今日も日中はめちゃめちゃ暑かったのに、夕方から一気に涼しくなるという結構まじで面倒な天気をどうにかして欲しいと思いながら過ごしてます笑

さて今日は「原因療法」という部分にフォーカスを当ててみようかと思います。

失敗したとき

 皆さんは、自分が失敗したときや、チームで何かしていて失敗した時に上手く原因を見つけることができているでしょうか?
実は結構の人が正しく原因を見つけられていないそうです。
 例えば、今すぐにこの状況を打破する解決策を考えたい時に、今から変更することのできない部分に原因を求める奴とか、何が原因だったかをしっかりと見つけ出さないといけない状況で、適当にその場しのぎの案を出してくるやつとかっていませんか?しかも、その主張を変えない奴も多いかと思います。

ではなぜ、このようなことが起きるのか。
その原因は、対症療法と原因療法の2つを理解していない人が多いからだと僕は思っています。

対症療法と原因療法

対症療法とは、"今の現状を打破するためにどうすればいいか"と考える方法のことです。今自分はどんなことに困っていて、どうすれば今の状況を打破できるかを考えます。
この考え方のメリットは、即効性があり、すぐに今の状況を打破できる可能性を秘めています。しかし、根本的な原因はわからないので、同じ状況にまた陥る可能性があるというデメリットも同時に持ち合わせています。

一方、原因療法とは、"どうして今のような状況に陥ってしまったのか"と考える方法のことです。なぜ今自分は困ることになってしまったのか、根本的な原因を考えます。
この考え方のメリットは、根本的な原因の理解に努めるため適切な対応及び再発防止案をしっかりと考えることができます。しかし、即効性はなかったり、今はそれの解決できないじゃん!ということが多いのがデメリットです。

この2つの考えはそれぞれのメリットデメリットがあるため、それらの能力が最大限発揮される場面で使い分けることが大切です。
しかし、この2つをしっかりと使い分けることができないと、即効性が必要な場面で原因療法を持ち出してしまったり、しっかりと次に活かすための会議で対症療法を考えてしまったりします。

原因療法を疎かにしない

 対症療法はその場しのぎです。そのため、対症療法を施した事案ほど、その後しっかりと時間をとって原因療法を考える必要があります。
この部分を疎かにすると、自分たちの欠点をいつまでも解決することができず、対処に追われることになります。

では、この原因療法、どうやってやればいいのか。
それは、

「なぜ?」を3回繰り返す

です。

 基本的に、「失敗しました。」→「なぜ?」→「〇〇だったからです。」→「ではこうしましょう」で考えられる対処案は、その場しのぎの対症療法にしかなりません。
例えば、売れ残りを出してしまった際、なぜ?が一回だと
「売れ残りを作りました。」→「なぜ?」→「宣伝が下手だったからです。」→「では、宣伝文句を作りましょう。」
となります。しかし、宣伝の謳い文句を作るという対処法は、他に応用が効きません。他の商品も全て謳い文句を作って全ての文章を叩き込ませる方が労力がいるため、どこかでその対応方法は衰退していくからです。

ではこれのなぜを3回やって見ます。
売れ残りを作りました。」→「なぜ?」→「宣伝が下手だったからです。」→「なぜ?」→「宣伝でなんと言えばいいかわからなかったからです。」→「なぜ?」→「その商品について知らなかったからです。」
ここまでくると、今回売れ残りを作った原因は、その商品についてまず従業員の理解が足りなかったからだと分かります。

 「なぜ?」が1回で作られた対応策は基本的に応用力がなく、労力を多く消費します。そのため、どこかで衰退し、また同じような失敗を繰り返すことになります。
しかし、なぜ?を3回繰り返して出した対応策は、根本的な原因を解消するため応用力があり、似たような事案に同時に対処する力がつくため、労力の消費が少ないです。

「安物買いの銭失い」という言葉通り、根本の原因を探すときに楽をしようとすると、後からその倍近くの労力を持っていかれます。

だからこそ、失敗したときは、どこかのタイミングで必ず原因療法を行わなくてはいけないと、僕は思っています。

最後に

 いかがだったでしょうか「原因」。
対症療法と原因療法はなんとなくのイメージではわかっているけど、口に出して明確に分けたことがないという人が多いんじゃないかなと思ったので、今回は書いてみました。

僕の考える原因療法は、いろんな物事を考える時に役に立つと思うのでぜひ実践していきましょう!

それではまた。

takuho


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