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ガチは悪いこと?
どうもtakuhoです。
最近は結構企画を考える機会が多くて、いろんなアイディアに現実味を持たせていくことが楽しくて、そっちに没頭しすぎて、noteが少し疎かになってしまっています。すいません。しっかりとこっちにも力を入れていこうと思います。
さて今日は「本気(ガチ)でやることは悪か」というテーマで少し書いてみようかと思います。
日本と海外の"運動会"の違い
先日、ある新聞の記事を見ました。大まかに要約すると、海外の学校に通ったことのある13歳の中学1年生のAくん(仮)が、日本での運動会は本気で取り組んでいるため嫌だ。という内容でした。
海外の小中高では、基本的に運動会は基本的に存在しません。代わりにSport Dayと称して、みんなで運動をする日があるだけです。
この2つの行事の大きな違いは、順位付けがないことです。
海外の学校では、運動は本来健康促進のために必要であり、順位づけをすることによって、運動に苦手意識のある子供を生み出してしまうのではないかという懸念から、順位をつける等の競技性は持たせず、みんなで運動を楽しむ日として、Sport Dayを設けているそうです。
それを経験してきてから、日本の運動会に参加したAくんは、日本の運動会特有の、「勝ちにこだわる雰囲気」や「一致団結」、「ミスするなよというプレッシャー」なんかに対して、恐怖感を覚えてしまったそうです。
本気でやることは悪か
皆さんはこの問題について、どう思いますか?特に運動が苦手だったなという自覚がある人は、この子の気持ちがわかる方もいるかと思います。海外の学校は順位づけなくて良いなーと思いますかね?
まず運動会をガチでやることでのメリットとデメリットを考えてみようと思います。
僕が考える最大のメリットは、チームワークの体験ができるという点です。基本的に、学校生活を送る中で、同じクラスの人間同士で協力をして何かを行うというものは、学校行事以外存在しません。その学校行事において、生徒たちが全力で1つの目標に向かっていくことで、協力することの大切さが知れたり、クラス制にしている意義が出てくると僕は考えます。
逆にガチでやることのデメリットとしては、「勝ちたい」という思いが選考しすぎてしまい、「運動できる人=いい人」、「運動ができない人=悪い人」という、間違ったレッテルが貼られてしまう可能性が高いことです。また、そこから派生して、運動が苦手な人に対して高圧的な態度を取る生徒が出てきたりしてしまうのも、デメリットの一つと言えるでしょう。
これらのメリット・デメリットを考えた時、僕はこのデメリットが「ガチでやることによる弊害」とは考えにくいと思っています。
悪いのは指導方法ではないか
僕はそもそも、運動会とは"運動できる人の能力を伸ばす場所"だと考えています。しかしそれは、単に運動できる奴が目立つ場という意味ではありません。
運動会おいて運動ができる人は、運動ができないチームメイトに対して、どのようにアプローチをすれば自分のチームを優勝に導くことができるかを考えることが大切です。自分が他の人よりも運動が得意だからこそ、そう言った部分に目を向けさせるいいチャンスだと僕は認識しています。
そのため、運動ができない子はもちろん、運動が得意な子に対して教員がどのようにアプローチをかけるかが重要になってくると僕は思っています。
単に、順位をつけるという部分や本気で運動会を行うということに問題があるのではなく、運動が得意な子がどう得意でない子に対してアプローチをするか、そのアプローチ方法を教えることができていないことが本当の問題であると僕は考えています。
最後に
いかがだったでしょうか、ガチでやる理由。
今回は少し教育チックになってしまいましたが、これはどの場面でも言えることだと思っています。自分が得意な分野に立った際、「俺は上手いから崇めろ」という思いでいるのではなく、「どうしたら得意でない子もその子なりの何かを発揮できるのだろうか」と考えることが、自分の得意分野でさらに自分が成長することのできる鍵なのではないでしょうか。
それではまた。
takuho
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