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スタグフレーション対応は難しい

トラス前英首相のインフレ対策は、インフレ時に減税したことによる失敗と考えておりましたが、私の認識の誤りでした。

615回 英国トラスの経済政策が失敗した理由 減税ダメ増税だ!の日経は何も分かっていない 髙橋洋一チャンネル

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高橋洋一さんのお話はいつも勉強になります。

私がまず間違えていたのは、現在の英国がスタグフレーション下であるということ。
現在のインフレ要因であるコストアップ。それによって総供給曲線のシフト。インフレ率の上昇、実質GDPマイナスのスタグフレーションであると。恥ずかしながら、需給曲線を用いて現状を判断することすら思いつかなかったので実質GDPマイナスというファクターが抜け落ちておりました。

マクロ視点!マクロ視点!と、経済のことを見るときは近視眼的にならぬよう気をつけるべきと考えていたのですが、視野が狭くなってしまっていたことを反省しました。

その次に、減税・増税、税制によるインフレ抑制の対応。
さすがにインフレ時に減税をすれば、よりを加速させてしまうとは思いましたが、かと言って増税で抑制できるという容易な状況ではなかったということ。
たしかに、需給曲線で見れば、増税で需要曲線をシフトさせることはできますが、インフレ抑制とともに、実質GDPも落ち込む。
スタグフレーション時には需要ではなく供給サイドに注目すべきだったのですね。

ということで、基礎から再度学びなおし。

10時間で学べるは、単行本買えば良かった… 文庫本は思ったより字が小さいです…。

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