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2023年 映画館で見た映画リスト 簡単な感想と合わせて【前編】

※あくまで、個人の見解です。
※ちょこちょこネタバレあります。

【1月】
「カンフースタントマン」94点
ジャッキーチェン周りの、香港アクション俳優たちのドキュメンタリー。真に迫った裏話と、香港アクションの盛衰を描いてて、新年早々かなりの良作に出会えた。

「She said その名を暴け」95点
期待通りの傑作。
露骨な描写を避け、新聞記者のリアルな仕事ぶりもリアリティーがあっていい。断られながらも、コツコツ誠実に。ひたすら地道なほふく前進を繰り返した先の「Me too」…記者を目指す人は、みんな見た方がいい作品。

「RRR」94〜95点
ド迫力のインドミュージカルアクション!

佐久間宣行さんは、スラダン、トップガンマーヴェリックと並べるほどの高評価で気になって見たけど、予想以上にめちゃくちゃ楽しめた。
休憩ないけど、「Intermission」と出たタイミングで速攻トイレへ。

【2月】
「イニシェリン島の精霊」判定不能
身近な映画好きの人に聞いても、高評価だし、世間も認めてるけど、自分はまだこういう静かな渋い映画を理解できない…他でも言えるけど、「面白い!」と言えない・思えないのは、受け取り手の知識不足、経験不足も多分にあるはず。

「そばかす」89点
朝井リョウさんの「正欲」をほうふつとさせる作品。こういう人いるよな…と思ったら、直後に知人で、まさにアセクシャルで悩んでる人に出会い、びっくりした。自分は理解派だけど、所属する業界的には、すぐ「ゲイ」とか「ホモ」とか露骨な差別的いじりは、まだ散見される…。

「バビロン」100点
Theハリウッド的な映画。
少し間延びする場面もあったけど、総じて、これぞハリウッド映画!ブラピ最高、という作品。
しかも、華やかな世界の闇と栄枯盛衰も、にじませているし、普遍的なテーマも考えさせられた。

「リコリス・ピザ」93点
若さとは勢いであり、痛さ。ということを思い出した。なぜか大学生の時に、気になった子に、いきなりアタックして恥ずかしい思いをしたのを思い出した。

【3月】  
「エブエブ」96点
マトリックスとか、リアルタイムで見れた人は、こういう感動とか衝撃を感じたのかな…と思えた。カンフーとマルチバースの掛け算、新しいものを面白く、そして家族という全世代に通ずるテーマで撮った傑作。
今年は映画熱が暑すぎて、WOWWOWでアカデミー賞もリアタイしたけど、ミシェル・ヨーも今後気になる。

「フェイブルマンズ」86点
巨匠が自身の「恥部」と向き合い、さらけ出してる覚悟を感じた。スピルバーグの知識が自分に足りず、共感力が弱まり、点数伸びず。

【4月】
「ザ・ホエール」97点
LGBT、家族、宗教2世…重層的に、今ホットなテーマをワンシチュエーションに盛り込んでる、良作だし、劇中何度も泣いた。
また見たいけど、覚悟がいる。

「シン仮面ライダー」見た直後のメモに点数つけ忘れ…
シンウルトラマンは、個人的にいまいちだったから、期待せず見た分楽しめた。
戦隊派で、ライダー系はあまりなじみがなかったが、大人も楽しめる作品への仕上がり。
危うく仮面ライダーシリーズにはまりそうになった笑

「Village」判定不能
面白いし、いわゆる日本全国どこでもありそうな「村社会」を描いてるけど、ちょっと精神的にエグられた…
サンクチュアリを見始めるのに、少し時間を要することになってしまったほど、一ノ瀬君の演技もリアルだった。

【5月】 
「東京MER」84点
海猿的な感動とスリルさ

「TAR」??
こういう映画を理解&楽しめるほど、自分はまだ映画を知らないんだなと痛感。

【6月】
「雑魚どもよ大志を抱け」97点
スタンド・バイ・ミー、グーニーズ、サバカン…少年時代の輝きとほろ苦さ、二度と戻っこない「あの日々」を思い出した。
チャリで友達の家に遊びの誘いに行って、どっか行く感じを長回しで撮ってるのも良かった。

「怪物」98点
是枝史、最高傑作…
キャストの演技力、舞台設定、構成、オチ…全部良かった。

「マッシブタレント」??
ニコラス・ケイジを知らなさすぎて、あまり…

「ミッドサマー」(ディレクターズカット版)
点数、計測不能…ぐらい、まだ消化し切れてないボリュームのすごい映画。
→衝撃半端なく、まだ鑑賞した半年前の感覚が強いので、別途感想を改めて書きます。

【7月】
「パール」89点
ミアゴスさんの表情…すごすぎる。
三部作と知らずに見たけど、ただのホラーではない、登場人物の内面に迫る作品。
「X」もサブスクで見たし、3部目も楽しみ…

「君たちはどう生きるか」96点
賛否両論あって、周囲で見た人も???という感じだったけど、個人的にはジブリの要素全部のせという感じで、好きです。

「リバー流れないでよ」88点
さすが、これぞ上田誠さんの作品。
ワンシチュエーションの短時間に、クスッとなる演技が詰め込まれてる。

「KGF」79点
RRR越え!のような、評判を聞いて期待したけど、長いし、王道なインド映画…。
しばらくインド映画は、おなかいっぱいかなと感じた。

「トゥー レスリー」99点
みんないろいろあるけど、
人生は捨てたものじゃない…という、ことを教えてもらえた。数年おきに、何度も観たい。

「アシスタント」70点
業界の闇的なものを伝えてるけど、近いところにいる身としては、描き方が甘め。

「逃げきれた夢」89点
光石研ワールド。
北九州弁で、松重豊さんとやり取りする場面が、かなりほっこりする。

「イノセンツ」88点
しっかり怖いし、それだけでもない良さもあるけど、家族殺しはちょっとな…

8月以降に鑑賞した、残り半分は【後編】に記します。年末頃アップ予定です。


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