チュウニズム第十幕
チュウニズ厶第十幕 in NGKで舞台監督をさせて頂きました。これまで9回もやってたんですね!
というのも、僕はチュウニズムを担当するのは今回が初めてで、藤本くんからオファーをもらい担当させて頂くことに。
手前味噌にはなりますが、藤本くんが考えた世界観をさらにその延長線上に引っ張り上げられたのではないかと思います。
セットはどうするか?コンプレクスを抱えた面々の一つ一つの演出がどこまで出来るのか、など妥協なくやれたのではないでしょうか。
僕の中で言われたことをやるのは当然として、それより更にもっと良くなる方法を示すのがプロだと思います。
柱を置きたいと考えていた藤本くんに、助言などを行い、このようなやり取りの中で彼らの世界観と劇場で出来る最大値をすり合わせて彼らの最適解を見付けていきます。
ここからはネタバレを含みますので
ぜひまだ観られてない方は配信でご視聴下さい🙂
最終的にセットのイメージはこんな風になりました!
メインは一応コーナーなのでそれ用のスペースも確保するのも一つの我々に与えられた枷です。
寸劇…本来「寸」とはちょっとという意味ですが…(笑)
紗幕を使う演出は案外難しくて、条件を様々整えておかないと残の無い演出になってしまいます。
さらに人吊りを行いたいということで、出来ることに限界が出てきます。
そこを取りまとめてバランスを取るのが舞台監督の役割ではないかと。
個人的には兎の星球(星に見える照明機材)の使い方が好きです!お客さんには案外気付かれず、突然パッと瞬きだす星球✨
藤本くんからはプラネタリウムっぽくしたい、という相談だったので個人的には映像ばかりの中に突然別の演出が入るのが一つのアクセントになるのではないかと思い提案しました。
あとは僕ではなく、音響の子の反射神経すごいなーと。しずる村上さんのアドリブに即対応する、これもプロ!予定から外れた時の対応、これはプロにしか出来ない。
それがお客さんにも分かるから、そういうシーンは爆発的にウケる!
どのシーンなのか、観た方は分かると思います。
見ていない方は是非、しずるのプロさと音響のプロさの融合を探してみて下さい🙂
終演後そのシーンを振り返り藤本くんがNさん指名して漫劇から呼んで良かったー!!と心から話してくれました。
言われたことはやるのは当たり前。
そうでない部分をどれだけ逃さずに即応するか。
裏方の価値は即応性などで大きく変わります。
今回はアチコチのセクションが即応性だらけで、これがなんばグランド花月の凄いとこや!!と胸を張れる公演になりました!
ご来場下さったみなさま、クラウドファンディングで支援して下さったみなさま、ご視聴下さったみなさま
誠にありがとうございました!
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