東京進出
近年東京の公演に呼ばれることが増えました。僕を信頼してくれる人たちがちゃんと売れて東京進出したのと、配信が出来たことで予算の上限が増え、大阪から呼ぶ事も出来るようになったという、二つの要因だと思います。
いま現在、年内に東京で舞台監督を担当する公演が14本あります。まだまだ未発表のものも多いのですが。
そういう現状も含め、ここ数年よく東京進出したらどう?なんて言われることが多くなりました。
確かに、自分自身が駆け出しだった頃から仲良かった人たちは軒並み東京へ移籍してしまい、大阪では舞監を担当していたのに東京では、当然担当出来なくなった。
こうなったら僕も東京に行こう!!
とは一度も思ったことがないのです
僕はとにかく
なんばグランド花月が好き。
東京に行って華々しく飾るよりも、子供の頃にテレビで「なんばグランド花月より中継」という文字を見ながら想いを馳せた劇場にいま、正規メンバーとして、ましてや舞台監督として在籍出来ることがどれだけありがたく幸運か、それをいつも思います。
東京や、各地方に呼んで貰えることは本当に嬉しいし、もちろん最善を尽くしますが、それもNGKという軸足があることが前提。
2003年の3月23日にNGKで進行係りとして働き始め基礎を学び下積みをして、2006年に舞台監督に昇格しました。
今日からNGK在籍20周年を迎えます。
裏方が周年というのはちょっと違和感もありますが、まぁまぁNGKで新しいことに挑戦して実現させた自負もあります。劇場で出来ることを推し進めた自信もあります。
エンタメは日々進化して表現や演出のバリエーションは増えます。
外部でみた公演を自分の頭の中に取り込んで、それをNGKでならどう再現出来るかはよく考えています。
物心ついてから本気で幸運だと感じたのは2回(基本的に運の良い人生だとは思っていますが)
1つ目は合格率30%以下だった志望高校に入学出来たこと(笑)
2つ目はなんばグランド花月で
舞台監督になれたことです。
願っても能力があっても簡単に在籍出来る場所では無いと思っています。そこに20年居られる、これほどありがたいことはない。
だから30年、40年と在籍出来るようにまた明日から新たな気持ちで頑張るのです。
その姿を後輩にみせて、一つのモデルケースとして、NGKがもっと良質なスタッフにバージョンアップしていければ、僕がNGKにいる意味や価値になると思います!
20年目、まずはゆりやんの単独ライブの舞監を担当します!
配信もあるので是非お越しください😊
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