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島根のアウェイエンド席から後押し②
今シーズンは大型の移籍がたくさんありましたが、選手にとって古巣との対戦はその想いは特別なものになることでしょう。そして、推しの選手が移籍してもチームを変わらず応援する多くのファンにとっても、そのゲームは格別なのです。
推しチームがシーホース三河で推し選手が金丸晃輔選手という「はちみつまい」さんへのインタビュー後編です。
初めて丸様を敵と感じたとき
12月29日(水)の島根スサノオマジック対シーホース三河戦。92-78で島根が勝利したゲームですが、第3クォーター島根の21点リードから三河が追い上げました。
第3クォーター残り7秒
西田がトップ、ガードナーとのピックアンドロール。
西田は右ウィングにドリブル、中央フリースローラインにダイブしたガードナーにポケットパスが出ます。
これにヘルプに行ったのは金丸。ミスマッチです。
ガードナーは金丸を押し切ってペイントアタックを沈めました。第3クォーターラストプレーで三河に可能性を残す10点差に近づけました。70-60
推しチームがかなり劣勢でも追い上げています。そこに推しメンがガードナーに飛ばされました。その時の気持ちは?
→ここは丸様がマークと気がついてなかったです。
ただただガードナー行けーーーーってなってました。
1Qはとりあえず丸様いれるとひゃーーー!って喜びで叫んでたけど、それ以降は三河を応援してる自分がいて。丸様がいれると、くぅぅーーーノーマークにしたらいかんって!入れられるやん!ってなってました。
初めて丸様を敵に見ていた自分に気がつきました。←
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続く第4クォーターファーストプレー
島根が金丸に打たせるセットを使ってきました。
金丸が右ウィングからトップのビュフォードにボールを預けます。そこからペイントを経由して左ウィングに回り込みます。左ウィングにいたニック・ケイはハイポストにマーカーのシェーファーを押し込んで金丸のスペースを空けます。そこにビュフォードからアシスト、キャッチアンドシュートでスリーポイント成功しました。
第3クォーター10点差までなんとか詰めた三河を引き離す、心を折るスリーポイントでした。
→あ、この時ですこの時です!フリーにしたらダメって思ったやつ!!
しかも三河追い上げムードの時に、丸様のセット作って確実に点数とりにくるあたりとか、ヘナレさんうまいなぁって思ってました。←
勝ち負けでない初めての感覚
まいさんの想いは止まりません。続きます。
→三河vs島根
どっちが決めてもめっちゃ嬉しい。
なんだこれ!
楽しい!
点差離れてほしくないと思う!
三河が決めると嬉しい!
接戦になってほしいと本気で思いました。
ケイのしぶとさ、チームプレイ、三河が相手になってみて島根の強さが分かりました。
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絶対丸様をあけちゃだめ!フリーにさせないで!
丸様のすごさを感じるのは敵になった時
三河追い上げムードで丸様にボール行くとめっちゃくうぅーーーーって思わず叫んでいました。
やっぱり私は三河を応援していました。
丸様が外して「よしよしっ」言ってしまう自分は初めて。←
チーム推しと推しのいるチーム
まいさんは三河と金丸選手を通して箱推しのチームは新しいメンバーも含めて大好きだったとわかったこと。推しの選手に対しても大好きだから互いに切磋琢磨している姿が愛おしいと言います。
→勝つか勝たないかじゃないんだよねー。
推しチーム対推しがいるチームの試合はさ。
その攻防がしびれるんです。←
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金丸選手への想いも語ってくれました。
→丸様は自分が頑張って点数取らなくても勝てるチームに来たんだ。と思いました。
「優勝させてあげられなかった。申し訳ない。」
MVPをとったあとに金丸選手が言った言葉なんです。
なんとなく引っかかっていました。
その後島根への移籍を発表したんです。
大好きな選手が最高の感動と笑顔でいる場面をカメラで収めたい!!
そんな気持ちで丸様を応援しつづけることを決心したんです。←
成長を見守りたい
「勝ち負けではないおもしろさ。」
「チーム推しと推しがいるチーム。」
まいさんの感じている感情が何なのかこの2つのキーワードから彼女自身が最後に答えを導き出してくれました。
→勝ち負けだけではない面白さ。
人の成長を見守る。
そこを追求できるくらいのバスケの環境も含めてシーホースには安定した質があるんだと思う。
きっと目の前の勝ちにこだわるならもっと違う方法でできたはず。
もちろん勝ちたいし優勝したい。
けど若い選手を育てて勝つ。そのプロセスも見てきていたらその感動が何倍も何百倍もになる。
チームに何を求めるかはひとそれぞれ違う。
だからこそ厳しい言葉や批判もあるんだと思う。
ただ私が言えるのは、このチームの青援をやめられないということだけ。そして同時に丸様への想いも変わらないということ。←
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まいさんのシーホースと金丸選手への深い深い愛を感じることができました。同じように熱い思いを持つファンの方もシーホースにも他のバスケブースター、ファンの中にもいらっしゃることでしょう。
この取材を通してますます深いバスケ沼にハマっていくことを感じた筆者でした。
photos by はちみつまい
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