【TB】さらば!球団最高の名手CFよ… Kevin Kiermaierとの別離の時〜エイ光への輝跡〜
新年明けましておめでとうございます、Takuです。本年もよろしくお願い致します。
本来なら昨年末に上げたかった今回は前回の最後に触れたあの選手について
それは…
レイズ一筋10年戦士の名手、ケビン・キアマイアー(Kevin Kiermaier)!
昨季限りでFAとなり、シーズン終盤にはフロントがオフの引き留めは無いと公言したニュースには落胆しました…
そんなキアマイアーの足跡やレイズでの名場面を交えて語っていくとします。
◆Kiermaier×Rays
キアマイアーは大学時代の2010年、ドラフト31巡目でレイズから指名され、プロ入り。2010年〜2013年までのマイナー時代は飛び抜けた打撃成績ではないものの、守備・走塁で進境を見せていました。
2013年最終盤にメジャー昇格すると、ポストシーズン進出がかかるワンゲームプレーオフとなったシーズン163試合目の9回に中堅の守備に就いてメジャーデビュー。キアマイアーのところに打球は飛ばず守備機会は無かったですが、チームは勝ってプレーオフ進出の瞬間をグラウンドで迎えることができました。
実質ルーキーイヤーの2014年にはメジャーに定着し、準レギュラーとして108試合に出場。翌2015年からは中堅手のレギュラーとなり、この年の守備防御点は驚愕の+42で歴代最高、しかも中堅手としてのではなく全ポジションを通じての最高値を叩き出しました。以降、キアマイアーは守備の名手として名を馳せ、これまでにゴールドグラブ賞3度、プラチナグラブ賞2度と、名手としての勲章を欲しいままにしています。
物足りないと言われる打撃も捨てたものではなく、二桁本塁打も5度とツボにハマれば長打もあり、特に下位に座るといい働きをしてきました。
2017年3月には6年総額5350万ドル(+1年オプション)というレイズでは異例の大型契約を締結しました。出場すれば相変わらずの強肩好守を見せてくれましたが、全力プレーの代償+本拠地等人工芝球場でのゲームの多さが影響してか元から多かった故障がより頻発してくるようになります。
https://www.mlb.com/news/kevin-kiermaier-grateful-for-rays-pregame-ceremony
2022年も開幕からレギュラーとしてサヨナラHRを放つなど見せ場もありましたが、左の臀部を痛めて2度目の故障者リスト入りとなった7月10日以降の出場は無く、その後にはフロントがオプション行使せずFAとなっても再契約はしないと明言。このニュースには可能性があるとは想定していてもショックを受けました。ただし、このまま何もなくお別れとはならず、レギュラーシーズンの本拠地最終戦ではこれまでの業績と感謝を讃える映像を流し、キアマイアーもベンチ前でスタンディングオベーションに応えて歓声を浴びてのフィナーレとなりました。
https://www.mlb.com/news/kevin-kiermaier-blue-jays-deal
そしてオフ、注目していた新天地はなんと同地区のブルージェイズに決まりました。これはおそらくキャンプ地のダニーデンが同じフロリダ西部であるのと、同地区の古巣との対戦が多いため自宅で家族との過ごしやすさが決め手になったのではないかと推測します。もしくは自分を引き留めなかったレイズフロントへの意趣返しとして存在価値を証明して見返したいという思惑もあると見ています。そんな訳で2023年のレイズvsブルージェイズ戦は”キアマイアーが見せ場を作って最終的にはレイズが試合に勝つ”というパターンが個人的には理想です(笑)
個人的にも彼にはいろんな面から思い入れがあり、異例のシーズン163試合目にワンカップ・オブ・コーヒー程度の時間しか出てなかった名もなきルーキーがここまで業績を残して周囲から愛される又は一目置かれる存在になろうとは思ってもいませんでした。レイズは生え抜き選手が長く在籍するケースは稀とはいえ、足掛け10年に渡ってフランチャイズプレイヤーとして球団史に残る人材が去ってしまうというのは本当に悲しくて悲しくて仕方ありません。
ただし、最後は気持ち良く送り出してやりたいのでその想いを込めて締めてみます。
Thank you for KK TB#39. I am big fan of Rays…and especially you. I'll never forget you about playing days in Rays. Good luck in your new club🇨🇦!
from Fukuoka🇯🇵
◆Special Thanks&編集裏話
写真にあるキアマイアーのイラスト🎨はこつ王さん ( @cotuo_san )に描いていただき、この場にて感謝申し上げます。撮影地は北九州市某所であり、理由は彼への感謝と背番号にちなんでです。
◆終わりに
2023年も前2年に続いて担当を務めさせていただくことになりました。この機会を与えていただけたことへの感謝を忘れることなく、新たにレイズ担当となったRayさんをはじめとする担当者の皆さまとも手を取りながら魅力発信に力を注いでいきます。ここまで担当をいただいてから満足にいくシーズンを送れていないので「今年こそ!」という想いは当然あります。必ずや更新ペースを上げて振り返った時に良かった年だったと言えるように向き合う時間も増やさねばと思うところです。
次回は新たな担当者の方も増え、新年となった時期的なことなどから改めて自己紹介やレイズについてどう見てるかについて語っていく予定です。
※ブログタイトルは諸事情から変更濃厚なので今回は載せていません
今回も読んでいただき、ありがとうございました!
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