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【TB】2021シーズンプレイバック

こんにちは、5月以来の更新となりましたTakuです。

まずは新規投稿がこんなに遅くなったことを謝罪します。シーズン中は仕事関連や社会情勢等で時間が取れなくてなかなか投稿できず、申し訳ありませんでした。

今後も続けたいという意向はずっと持ち続けてきたのでどうかお願い致します。

◆2021シーズンプレイバック

さて、本題に入りましょう。

162試合:100勝62敗✨

上にもあるように応援しているレイズは今年球団初のシーズン100勝を挙げ、激戦区であるAL東地区の覇者となりました!

このような輝かしいシーズンとなった要因を考察して下記にまとめました。既にいくつかのメディアでも述べられていて重なる点もありますが、私自身の見方として捉えていただければと思います。

①マイナーとの連携“1.5軍力”
Tommy John手術のグラスノーをはじめ、シーズン中は選手の60日間IL入りが頻発しました。が、そんなピンチがあっても慌てることは少なかったように感じます。というのもマイナー契約組である無名の中堅・ベテラン(キトレッジ、コンリー、エンスら)や開幕前にはアクティブ・ロースターに入っていなかったルーキー(フランコ)や移籍組(ラスムッセン、ファイアライゼン、シャギワら)が巧くハマり、故障者が戻ってきたらマイナーに降格するもまた故障者発生ですぐにお呼びがかかるといった具合です。なお、枠の問題で泣く泣くDFAとなる選手が出ることもあり、今年のレイズの強さからか他球団へ移籍となることも多かったです(シーズン中14回のDFA発生のうち、10回はクレームまたはトレードにより移籍)。その影響もあってレイズが今季起用した選手数は球団史上最多となる61選手にも登りました。これはこのような代替可能な人材が多数いたことが生んだ記録と言っていいでしょう。

②”方程式”にとらわれない投手起用
これも既に多くのメディアで報じられている情報ではありますが、今季1度でもセーブを挙げた投手は14人を数えます。本来であれば昨季目覚ましい活躍を遂げたアンダーソンがクローザーとなるところでしたが、右肘靱帯の部分断裂から長期離脱が開幕前に確定したためカスティーヨにお鉢が回ることに。そのカスティーヨは7月末までに14セーブを挙げたものの、ここでマリナーズへトレード。その後は前半戦大活躍で球宴選出も果たしたキトレッジ、昨季よりリリーフで台頭のフェアバンクス、5月にトレードによりブリュワーズからやって来たファイアライゼンらを相性やシチュエーションにより併用するなどクローザーを固定せずにやりくりしました。それにより、あらゆる回でマウンドに立つことで様々な状況に対応できるのが強みと言われるほどの強固なブルペン陣が構築されました。

◆攻投守総括

ではここからは攻撃面・投手陣・守備面の3つに分けて今季を回顧していきます。○Offense
チーム打率はAL7位タイの.242だが、得点は同2位の863と予想以上の数字が残った。ポイントゲッターはメドウズ(106打点)とラウ(99打点)の2人の左打者で、いずれもキャリアハイだった。他にもチーム本塁打数や盗塁数も5位以内と、投手を含めた守りだけではないという新たな一面を見せていた。

若手ではともに新人王候補のラティーノコンビであるアロサレナとフランコの溌溂さが目立った。特にフランコはすぐにレギュラーに定着しただけでなく、37試合連続出塁というリーグ記録を更新するという快挙を成し遂げている。また、彼らの指南役となったとも言えるクルーズの獲得は数字以上の貢献をもたらしたことも見逃せない。

○Pitching
チーム防御率3.67はリーグ1位と、今年も投手力のレイズを印象づけるシーズンだった。開幕前はベテラン中心の先発ローテーションで回していく予定だったが、アーチャーやグラスノーの長期離脱があったのと継投策がお家芸のチーム戦略から規定投球回到達者はいなかった。先発陣ではいずれも左腕のマクラナハン、フレミング、ヤーブローがそれぞれ10・10・9勝を挙げた。マクラナハンは期待に恥じない働きだったが、救援と兼務のフレミングとヤーブローは「リリーフやバルクガイの方が良いのではないか?」という声もあった。

チーム最大の強みはブルペンで、7月末のカスティーヨ移籍以降はクローザー複数体制で臨んだ。特にキトレッジはマイナー契約のスタートから開幕ロースター入りすると、4月だけでリリーフで3勝、前半戦32試合で防御率1.47で初の球宴選出も果たした。嬉しい誤算は昨季楽天所属かつ7月末にマリナーズから加入のシャギワだった。獲得した当初はチーム内外から交換相手として懐疑的な意見もあったが、加入後は場面を問わず度々好投を見せ、フロントの最新ヒット作となった。

○Fielding
チーム失策数はリーグ11位の80で、全体的に大きな破綻は無かった。三塁固定のウェンドルとアダメス移籍後にすぐ登用された遊撃のフランコはDRSプラス。日替わりの一塁は特に述べないとして二塁のラウはチームワーストの-10と、来季は向上が望まれる。

外野陣では名手の中堅キアマイアーはかつてほどの圧倒的な数字ではないがそれでも+10で、主に右翼のマーゴはキアマイアーの上を行く+17を挙げている。両翼兼務のアロサレナの守備はソツがなく、キャラクターの濃さが目立ちがちだが控えのフィリップスも強肩ぶりを見せた。

正捕手ズニーノは盗塁阻止が21.7%と落ち込んだが、好リードで投手陣の良い働きを引き出した。去就次第では来季正捕手もある控えのメヒアはズニーノを上回る盗塁阻止率30%を残した。

◆私的チームMVP

エリック・ニアンダーGMを筆頭とするフロント

選考理由:まず選手では個々に「よくやった!」と言える選手が居過ぎて選び辛いという点、キャッシュ監督も「去年までと違った意味で凄かった」といった斬新さは見当たらない点があり、となると戦力を整えた彼らにという結論になりました。

シーズン前にはスネル、シーズン中はアダメスやカスティーヨらを放出しながら獲得した選手が軒並み活躍するなど新旧織り交ぜた非エリート低予算球団を見事に作り上げたのには改めて頭が下がります。

◆参考サイト

Baseball Reference
https://www.baseball-reference.com/teams/TBR/2021.shtml

Fielding Bible
http://fieldingbible.com/DRSLeaderboard

◆終わりに

今回はポストシーズン展望も併せて載せる予定でしたが、執筆していて切り離した方がいいという判断で次回に回します。

1日以内に上げたいがどうなるか…

今回も読んでいただき、ありがとうございました!

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