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【TB】年忘れ特別企画〜レイズ2021年名場面10選〜

こんばんは、本年レイズを担当させていただきましたTakuです。

シーズンオフに入り、何を書こうと悩み続けながら2021年も本日までというところまで来て何も上げずに新年を迎えるのはいかがなものかということで筆をとってまとめてみました。その名も”タンパベイ・レイズ2021年名場面10選”!

内容は読んで字の如く、今年のレイズの印象に残った10のシーンを私が独自でピックアップしたものになります。類似企画を私のTwitter個人アカウントでも隔週開催中なのでそちらもご覧になっている方は「ああアレね」とすぐ察しがつくことでしょう。

◆シーズン前半戦

①5月11日 筒香嘉智がDFA

多くの日本のファンやメディアからの視点ではレイズ情報の入口とも言える筒香がこの日DFAとなりました。ここまで26試合に出場して打率.167、5打点と不振であり、加入時に結んだ2年総額1200万ドルの期待に見合うとは言い難い成績だったため苦渋の決断を下すこととなりました。

退団後はドジャース〜パイレーツと渡り歩き、パイレーツでは上位いじめや代打での目覚ましい活躍を見せるなどレイズの選手ではなくなりましたが、来季もMLBでのプレーを続けられると決まって安堵しています。

② 5月21日 均衡を破る決勝満塁弾の”Mejia Night”

ダニーデンで開催のブルージェイズ戦、5-5の同点のまま7回以降は両軍ゼロ行進で迎えた12回表にここまで6打席無安打のメヒアが決勝満塁弾!

思わずメヒアつながりでNPB某球団にまつわるフレーズを連呼して狂喜乱舞したものです(笑)

③6月22日 W.フランコの鮮烈メジャーデビュー

球界全体でも超トッププロスペクトと目されていたワンダー・フランコがこの日遂にメジャーデビュー!

球団もこの特別な日を大いに宣伝しようと、フランコをロールスロイスに乗せて球場入りさせるという演出ぶり。試合でも「2番・三塁手」で先発出場すると、初安打を3点HRで飾るなどインパクト抜群の上々デビューを果たし、それ以降アダメスが5月に移籍して以降不在だった遊撃手のレギュラーに定着します。

④A.キトレッジ遅咲きの覚醒で球宴選出

今季のサプライズプレイヤーの1人と言えるキトレッジ。マイナー契約のスタートから開幕ロースター入りすると、4月だけでリリーフで3勝を挙げて存在を猛アピール。そこから前半戦32試合で防御率1.47で誰もが予想できなかったであろう初の球宴選出も果たしました。その大舞台でも登板し、1イニングを三者凡退に抑えました。

◆シーズン後半戦&ポストシーズン

⑤7月22日 N.クルーズ獲得

絶対的な大砲不在だったレイズに願ってもない大物が来た!とこの報を聞いて拍手しました。加入後のスタッツを見ると、大活躍とまではいきませんでしたが、一塁を守る献身的な姿勢や若い選手への惜しみないアドバイスなど数字には表れない面での貢献は光るものだったと言えるでしょう。

⑥7月29日 首を傾げたSEAとのトレードが嬉しい誤算に

この日レイズはマリナーズとの間でディエゴ・カスティーヨを放出して前年に楽天所属で今季メジャー復帰していたシャギワとマイナー選手1人を獲得。この報を聞いてブルペンの核として活躍及びFAまでまだ時間のあるカスティーヨの放出についてプラスいつDFAされてもおかしくないようなシャギワをなぜ交換相手に選んだかについて疑問が渦巻いてました。しかし、そのモヤモヤを払拭するような好投をシャギワは度々見せ、ブルペンを支える重要なピースとなっていきました。

⑦9月7日 W.フランコが連続試合出塁の新記録達成

先に述べた鮮烈デビュー以降レギュラーに定着のフランコがこの日ミッキー・マントルを持つ記録を更新する37試合連続出塁の新記録を達成しました(最終的に43試合まで伸ばす)。弱冠20歳ながら成熟した選球眼を披露したフランコはオフに11年総額1億8200万ドルという大型契約を手にしただけに、今後の更なる成長に注目です。

⑧9月13日 この人が打つと盛り上がる!B.フィリップスのサヨナラ弾

昨年のワールドシリーズでのサヨナラ打で一躍名を知らしめたブレット・フィリップスは今年も魅せました。7月2日のブルージェイズ戦ではメジャー初登板、この日のタイガース戦ではサヨナラの一発とムードメーカー的な彼のキャラクターや全力プレーがトレードマークであるだけに、現地の盛り上がりは最高潮だったのが伺えるシーンでした。

⑨10月2日 球団史上初のシーズン100勝達成

シーズン161試合目のこの日、打ちに打って12点を挙げてから宿敵ヤンキースを下して球団初となるシーズン100勝を達成。もしタイムスリップできたらその事実をスコアと共にデビルレイズ当時のファンに伝えたかったくらい(笑)。戦力的にスーパースターはいないながらも現場・フロント双方のやり繰りでここまでの成果を残せたチームというのはそうそうお目にかかれないと思うほど意義のある戦績だったと言えます。

⑩10月11日 最後の大一番、S.マクラナハン大炎上で降板後大暴れ

もう後がないレッドソックスとのALDS第4戦、2番手で登板のマクラナハンが思いもよらぬ5失点の大誤算で降板後グラブを叩きつけるなど大暴れで悔しさを露わにしていた姿が何度も流されました。気持ちは分かるが…と思いながらもこれによって利き手を怪我したらシャレにならないという面が強かったのでヒヤヒヤしましたが大事には至らず。何はともあれこの悔しさをボールに乗せて来季のリベンジに期待したいですね。

◆まとめ

以上、今年のレイズ名場面10選を挙げましたが、ランキング化するとこのようになります→

1位 6月22日 W.フランコの鮮烈メジャーデビュー
2位 10月2日 球団史上初のシーズン100勝達成
3位 9月7日 W.フランコが37試合連続出塁の新記録達成
4位 10月11日 最後の大一番、S.マクラナハン大炎上で降板後大暴れ
5位 7月29日 首を傾げたSEAとのトレードが嬉しい誤算に
6位 7月22日 N.クルーズ獲得
7位 A.キトレッジ遅咲きの覚醒で球宴選出
8位 5月11日 筒香嘉智がDFA
9位 9月13日 この人が打つと盛り上がる!B.フィリップスのサヨナラ弾
10位 5月21日 均衡を破る決勝満塁弾の”Mejia Night”


いかがだったでしょうか?

では最後に今年当企画に参加させていただいたことについて総括してみます。

開幕前からこういうスタイルで行きたい、こういうスケジューリングでやりたいと細部まで計画していたにも関わらず、身の回りでの予期せぬ事態に対応できなかったこともあり、ほとんど記事を上げることができなかったなどご期待に応えられなかった点について非常に悔いが残っております。ただし、だからと言って「途中で辞退したい」という気になった時は無かったのと、「好きなものについてはとことん極める」という私の信条と反することになるのは納得いかないので、来年はこの二の舞にならぬよう向き合える時間を確保して多くの方に興味を持っていただけるよう執筆に邁進していきます。

今回も一読、そして本年お付き合いいただきありがとうございました!

2022年もよろしくお願い致します。

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