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MU2000のACアダプタごとの消費電力比較
ヤマハのMIDI音源(XG音源)の最高峰機種MU2000のACアダプタが12V 2Aだったので、これは自作PCのpicoPSU−160−XT用に色々買い込んだ12VのACアダプタが使いまわしできると試してみました。
比較するACアダプタ
YAMAHA PA-6
![](https://assets.st-note.com/img/1701704396916-145Qg7Nzvk.jpg?width=800)
まずはMU2000付属のACアダプタ PA-6の紹介。132 x 72 x 64mmととんでもなくデカいです!! そして脅威の1.25kg。
多摩電子工業 PR-AP139U
![](https://assets.st-note.com/img/1701704611997-89gQXTuFkf.jpg?width=800)
対して多摩電子工業のPR-AP139Uは67g。GaN(窒化ガリウム)を使用したいわゆるUSB Type-CのPD充電器です。約20分の1程の重量ですが、こちらは12Vトリガーケーブルを使うことで12V 3Aまで出力可能。
ワットモニターTAP-TST8Nにて計測
PA-6計測
![](https://assets.st-note.com/img/1701704791038-LQw3BmywXu.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1701704799210-i0JOQdD92U.jpg?width=800)
まずは付属のPA-6から計測してみましょう。計測機器はワットモニターTAP-TST8N。
コンセントを繋いで電源オフの状態で3.1W消費。中々高い。続いてスイッチを入れ起動後処理が終わったアイドル状態を計測。こちらは15.4Wなにもしていないのに結構食うものです。
PR-AP139U計測
![](https://assets.st-note.com/img/1701704815180-oHtpGCKXbI.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1701704819226-brStLiJj6R.jpg?width=800)
続いてPR-AP139Uに12Vトリガーケーブルを繋げてMU2000のDCプラグへ接続。待機電力は……なんと0Wです。そしてアイドルも11.8Wと3.6Wも低い。
総評
あまりに差が大きすぎて隔世の感がありますね。これが四半世紀の差なのか…。GaN(窒化ガリウム)がいかに効率がよいのかまざまざと見せつけてくれます。
付属のACアダプタでは待機電力すら多大に消費するというのが視覚的に確認できて、ワットチェッカーやワットモニターを1台持っていると便利かつ面白いなと感じました。
…と思いましたが追記
![](https://assets.st-note.com/img/1706099889451-yOAZlaE71Q.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705280052373-X2uWVDQhuA.jpg?width=800)
単にPA-6(が付属したMU2000)の発売年代が古いから効率が悪いのかなぁ…? とこの追記を書くまでは思っていたのですが、追加で家に転がっていた6つの12VなACアダプタを用いて検証した所、やはり年代などで多少…最大1W近く効率が劣るもののPA-6程の数値になるものはありませんでした。
この挙動、そしてこの1kgを軽く超える物量は音質のためとかそういう側面でもあるんでしょうかね。
![](https://assets.st-note.com/img/1706099978866-qTEqZrbSXs.png?width=800)
セキュリティの絡みで使用を停止したELECOMのNAS付属の12V 4A 48WのACアダプタを見落としていたので追加しました。(対応機器以外に使用しないでと書いてあるけど)
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