見出し画像

脳卒中後上肢麻痺に対するアプローチのエビデンスの現状(講義動画付き)

こ11月11日21時から22時(質問の量により延長の可能性があります)まで、上記の内容をZOOMにてWebセミナーを行います。内容の抄録は以下の通りです。当日、顔出し、実名にてご参加いただける人には竹林のh方からコミュニケーションをとらせていただきます。ディスカッションしながら、双方向性の講義を楽しんで参りましょう。是非、顔出し、実名でご参加ください(顔出し、実名が難しい方は、強制ではありません。当日、質問に関しては、ZOOMのチャット機能でもいくつか対応しようと思っています)
※1 当日ご参加できなくても、アーカイブス(見逃し動画)をこちらにご用意します。ですので、オンデマンドで何度でもご覧になっていただけます。
※2 奥埜・生野のよもやまサークルで話を聞かれた方は重複する部分が多くありますので、ご了承の上、ご参加ください。

本講義の抄録

リハビリテーション領域は全般的にエビデンス自体が脆弱で、アプローチの全てにおいて、エビデンスを基盤に説明し、判断することは不可能である。しかしながら、こと脳卒中後の上肢麻痺に対するアプローチに関しては、他の領域に比べると多くのエビデンスが提示されており、Evidence based practiceを行うための地盤が整っていると演者は考えている。さて、それらのエビデンスだが、果たして、ガイドララインを一つ熟読し、内容を盲目的に信用することで、エビデンスに対する知識は十分なのだろうか。エビデンス自体もデザインの正確性、または一般汎化性という点で様々な問題を抱えており、それらを踏まえた上で推奨度を盲信せず、判断をしなければならない。一方、ガイドラインの情報ですら、判断が必要と示すと『エビデンスを出す意味がない』との主張も少なからず存在する。しかしながら、それは大きな間違いである。消費者目線に立って、多くの手法に関して、真摯に、広範囲にエビデンスを整える事で、どの病期、どの重症度、どのアウトカムを改善するために、どの方法を利用すべきかという真の『意思決定基準』が確認できる。エビデンスの蓄積は、あくまでも医療者、企業間のマウンティングのための道具ではない。消費者目線、消費者価値を高めるために重要なツールである。本講義では、2020年現在の脳卒中後の上肢麻痺に関するアプローチのエビデンスの現状を解釈し、どのようにそれらを理解し、利用するかについて、参加者とインタラクションを取りながら理解を促す。

ここから先は

4字 / 23画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?