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ビオチン 『アトピーなどの皮膚炎を予防するビタミンとして発見されました!』

ビタミンの中でも皮膚や髪の健康に重要な役割を果たすのが、「ビオチン」です。

ビオチンは、皮膚炎を予防する事から発見され、皮膚を意味するドイツ語「Haut」にちなみ、「ビタミンH」とも呼ばれます。
皮膚や髪の健康に関わり、皮膚炎の原因の一つであるヒスタミンの生成を抑制する事が知られています。
また、アミノ酸からタンパク質を合成する過程にも関与しており、不足すると抜け毛や白髪が増えるといわれています。

綺麗な肌や髪を手に入れたい人に朗報なビオチンは、肉や魚、卵、牛乳、野菜など多くの食品に含まれています。
ただし、生の卵白に含まれているタンパク質のアビジンと結びつくと、腸からの吸収が妨げられるため、卵白を大量に摂ると欠乏するといわれていますので注意が必要です。
さらにビオチンは、カルボキシラーゼという酵素の補酵素として重要な働きをし、糖代謝や脂肪酸の合成を助けます。
一方ビオチンが不足すると糖代謝が進まず、筋肉痛や疲労の原因となる乳酸が溜まりやすくなります。
ヒスタミンの産生を抑制するので、脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、抜け毛、白髪の予防に有効です。

幅広い食品に含まれるビオチンですが、特に多く含む食品は、レバー、大豆、卵、牛乳、鮭などです。
レバーはトップクラスに含有していますので、苦手でない方は定期的に取り入れると良いかと思います。
苦手な方は、大豆や加熱処理した卵、牛乳や鮭を積極的に食べるようにしましょう!

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