見出し画像

たこを食べる日「半夏生」

半夏生とは

半夏生(はんげしょう)とは、季節の移り変わりの目安として設けられた、日本独自の暦日「雑節(ざっせつ)」の一つです。

半夏生はいつ?

半夏生は、1年のうちで昼間の時間帯が最も長くなる、夏至(げし)から、11日目の、毎年7月2日頃から、七夕(7月7日)までの5日間になります。

半夏生の名前の由来

画像1

半夏生の名前の由来になっている説は2つあって、半夏生の「半夏」は「烏柄杓(からすびしゃく)」というサトイモ科の薬草で、この薬草が生える時期を「半夏生」と呼ぶようになった説と、「半夏」とは別の、「ハンゲショウ」別名カタシログサ(片白草)というドクダミ科の草が、その名の通り半分白くなり、お化粧(半化粧)をしているように見える時期なので、この時期が半夏生と言われるようになった説があります。

半夏生と「たこ」の関係性

画像2

7月上旬といえば、梅雨も後半となる頃です。農作物を育てる上でひとつの目安となる時期であるため、各地では様々な行事や習慣があります。

そのひとつに、関西では豊作を祈ってタコを食べる習慣があります。これは、作物がタコの足のように、大地にしっかりと根を張ることを祈願するといった意味が込められているそうです。

タコには、アミノ酸の一種であるタウリンが豊富に含まれています。蒸し暑さが強まり疲労が増してくるこの季節にタコを食べるのは、栄養面からみても理にかなっているといえそうですね。

参考文書

https://www.popalpha.co.jp/blog/post/miya/hangesyou
https://shokuiku-daijiten.com/mame/mame-278/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?