預金という投資
今回は投資とは何か?というテーマについて書いていきたいと思います。
投資と言えば、パッとイメージするのは株や債権、不動産といった所でしょうか。
しかし、預金もまた日本円への投資であるのです。
基本的に銀行口座にお金をいれていても残額は減る訳じゃないし、何かを買ったりしている訳でもないので投資してるという感覚には通常なりません。
ですが日本円で持つことがなぜ投資に繋がるのかということですが、皆さん知っての通り預金には金利がつきます。0.0◯%などあってないような金利ですが…
そして最近ニュースでもよく取り上げられますが日米の金利差などの影響もあって円安ドル高となっていること、またウクライナ戦争などの影響による物価高などによって、日本円の価値は下がっています。
貯金する(日本円で持つ)ということは、金利によってお金を得ること、円高によって日本円の価値が高まることに期待して知らず知らずのうちにでも投資しているということでもあるのです。
株式で持つこと、現金で持つことのどちらの方が将来的に得かというと、圧倒的に前者であると思います。
株はもちろん暴落などによって価値が下がる時もあるので短期的な投機では貯金より得するとは言えませんが、10年や20年と言った長い目で投資すると高確率で株などで持つ方が得をすることができます。
逆に現金で持つことは、インフレが続いているこれまでの結果・歴史を見れば、長い目でみると価値が目減りしていく可能性が高いことは皆さんも分かる所だと思います。
株を持つことが長期で見れば得になる可能性が高いということはS&P500などアメリカの株価の推移などを見れば結果は明らかです。
ただ日本株はバブルがはじけて何年間も株価が右肩上がりになることはなかったので、投資は損するといったイメージが強く残っています。
預金で資産を持つことは安心安全で、投資をしてる人は少し危ない人や成金みたい(お金儲けに関してはなかなかクリーンなイメージがまだ少し持たれにくい)という印象を持たれがちです。
NISAや新NISAの登場により、だいぶ投資に対する壁は世間的にはなくなってきたように思いますが体感的にはまだまだ預金派が多いように感じます。
預金が十分にあるという方は周囲の声に負けず積極的に株式投資を行なっていきましょう。
すでに株も買ってるよという方は現金と株式の比率を少し株式寄りにしても良いかも知れないので見直してみて下さい。
ただ資産形成の基本・原則は質素倹約に努めることです。
お金が増えてもその分生活のレベルを上げたり、贅沢にお金を使えば資産が築ける日は永遠に来ません。
投資を最も効率化するにも質素倹約は重要です。
質素倹約というのは資産形成のいわば土台ですから、おろそかになることなく頑張りましょう!!
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