モノトーンミュージアム向け演目『海の国』note公開版

再公開に向けて。

ご一読ください。


◆今回予告!◆
「海の国」。
そこは女王に治められた、海守達の住まう国。海の中に佇む国。海の外を知らない国。
そんな閉ざされた国に、一筋の星が紛れ込み、海の姫と星の王子が出会うことから始まる物語。
姫と王子のロマンスを語る御標が下り、国の人々が祝福する影で、どろりと淀む虚無の汚泥が、逃れ得ぬさだめの糸を張り巡らせる。
やがて悲劇の結末が定められた時、姫は、王子は、さだめを受け入れるのか、それとも背くのか。
自らの運命を紡ぐ時が訪れた時、物語の紡ぎ手たちは如何にする?



モノトーンミュージアム
『海の国』
―かくして、物語は紡がれる。

ハンドアウト
ハンドアウト:PC①/PC間パートナー:PC②
クラス指定:海守
キミは「海の国」の次代の女王となる海守の姫だ。国中の人達に愛されつつも、果てある海の狭い国に飽き飽きしていたキミの元に、一つの御標が下った。

“そして、海守の姫は、外の世界から訪れた星の王子と出会い、命をささげる恋に落ちて、後々まで添い遂げるのでした。めでたし、めでたし”

外の世界とはなんだろう。命をささげるほどの恋とはどんなものだろう。キミは好奇心の赴くまま、出会いを求めてお城を抜け出し、散歩に出かけることにした。
パートナー/感情:女王/尊敬

ハンドアウト:PC②/PC間パートナー:PC①
推奨クラス:旅人
キミは子供のころから、星の世界に憧れていた。そんな君に、一つの御標が下った。

“そして、星の世界に焦がれる旅人は、一つの世界にとどまることはなく、星の世界へと渡る船を作り上げ、狭間の日に、星の世界へと旅立つのでした。めでたし、めでたし”

その日から、キミは苦労して星へと渡る船を作り上げ、季節が移り変わる狭間の日に旅に出た。
追加一般特技:一般特技《環境適応》(データセクション参照)を得る。
パートナー/感情:星の世界/好奇心

ハンドアウト:PC③/PC間パートナー:PC①
推奨クラス:其達
かつて、キミの元には一つの御標が下された。

“そして、「海の国」は、其達によって恐るべき危機から守られ、末永く人々が平和に暮らしました。めでたし、めでたし”

それ以来、キミはこの「海の国」を守っている。だが海しかないこの世界で、何から守ればいいのかはわからない。
そんなある日、「海の国」に奇妙な船に乗った闖入者が現れた。その船は外の世界から来たという。
外の世界とはなんだかわからないが、この「海の国」以外の者が来たのであれば、この国を守らねばならない。
追加一般特技:一般特技《環境適応》(データセクション参照)を得る。
パートナー/感情:「海の国」/庇護

ハンドアウト:PC④/PC間パートナー:PC②
推奨クラス:職工
キミは類い稀な技術者だ。そんな君の元に、かつて一つの御標が下された。

“そして職人は、持てる技術の粋を凝らせて、星へと渡る船を作り上げたのでした。めでたし、めでたし”

それからというもの、キミは同じような御標を受け取ったPC②と共に、星へと渡る船を作り上げることに腐心していた。そして遂に完成したが、どうにも危なっかしいPC②を放ってはおけず、その旅に同行することにした。
追加一般特技:一般特技《環境適応》(データセクション参照)を得る。
パートナー/感情:星へと渡る船/尽力

シナリオスペック
推奨PCレベル:3レベル
推奨サプリメント  :基本ルール+インカルツァンド
推奨PC人数 :3~4人
推奨プレイヤー:まったくの初心者
想定プレイ時間:3~4時間

▼《環境適応》に関して
海守以外のキャラクターが海中でも支障なく行動できるための特技として、海守以外のPC全員に配布する。
具体的にどんなものかは任意に演出してかまわない。宇宙服を着ている、鰓がある、素潜りが得意、などなど、自由に想像して楽しいものにするといいだろう。

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