#2 できないスタンプカード

最近、人に何かを教える時に、どう伝えればいいのかをこれまでよりも考えるようになりました。これまでは、なるべく穏やかにということは心がけていたけれど、同じことを指摘する時には、イライラがチラついていたこともあったでしょう…。大人気なくてごめんなさい。今、なぜ気をつけるようになったのか。
さとゆみゼミで赤字を入れられる、という経験をしたからです。

ゼミの中盤、さとゆみさんが、「はじめてのことはいいけれど、前回も指摘されたことは気をつけよう」とお話しされていて。そうですよね、意識しようと思って毎回課題に取り組んだのです。
でも、やるんですよ、これが。しかも何回も。
さとゆみさんへのインタビュー課題が1番ぼろぼろで、よくない例で出されたのか6つ。センター試験に失敗したときと同じくらいショックを受けました。もうポンコツすぎる。

さとゆみゼミでは、毎回講座の後に感想を提出します。そこに、号泣した時の思いの丈を書きました。
その返答として、さとゆみさんさんが書いてくださったコメントに出てきた、できないスタンプカード。できないのスタンプを貯めて、最後まで貯まったらできるようになると。それは3回のこともあれば10回のこともある、と書いてあって。とても救われました。同じ赤字を入れてくださることも本当にありがたいなと思いました。

そこから、自分も含めて、みんなスタンプカードを貯めているんだなーと思えるようになったのです。なるべく失敗しないように生きてきた私にとって、とても大きな収穫でした。